今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

私の賀状書き

2014年12月25日 | 歳時

25日の今日を境に、街の気分はクリスマスから正月モードへ切り替わる。

職場の年内業務はすでに終了したが(冬休み中にやる業務はあり)、
正月を迎えるための私的な用事が残っている。
急を要するのが賀状書きだ。
わが家では、暇なのは私だけらしく、年内に出すのは私だけらしい。

実はこの作業のために、プリンタも新調した。
写真印刷の品質を目ざさなければ、無線機能つきで8千円程度で買えるのに驚いた。
これじゃメーカーさんも儲けにならなそう。
もっとも私にとって実家でプリンタを使うのは年賀状くらいしかないので、大枚出す気にはなれない。
めったに使わないとインクが詰り、さらに重症になるとヘッドが使用不可になり、
そうなるとたいていの機種(キヤノン、エプソン、ブラザー)は本体を買い替えることになる(修理するより安上がり)。
そこでインクを替えればヘッドも新品になる(再び)HPにした。
これがHPの長所だが、以前はHPのインクはそのせいで割高だった
(旧HP機では数千円の高いインクを買って試す勇気がなかった)。
が、今では他社並みに安くなり、そのハンディがなくなった。 

まずは印刷する賀状裏のレイアウトを決める。
私なりの年賀の定型文と、年内に撮った写真(たいてい旅先)とその解説、
それに年内の私事を総括した短文、それと新年の十干十二支(来年は乙未)を載せることにしている。
なのでレイアウトは毎年同じで、中の文と写真を替えるだけ。
この作業はMacのソフトPagesで行なう(ハガキ印刷ソフトは使わない)。 

賀状表は、自分の住所氏名は印刷だが、宛先の住所と宛名は手書きにしている。
特に宛名は筆ペンを使って毛筆タッチにする。

ただし、元来悪筆で、左利きというハンディがあるうえに(右跳ねが苦手)、
日ごろはまったく毛筆を執らないので、力加減がうまくいかない。
しかも時たまゲシタルト崩壊まで起こし、漢字の形態がわからなくなる。
出す相手に齋藤さんや渡邊・渡邉さんがいなくて助かった。

そして、必然的にいちいち宛名の相手の顔を思いだしながら書くことになる。
これはこれで楽しいのだが、日ごろまったく会っていない、
もはや賀状のやりとりだけが唯一のつながりになっている相手ばかりになっていることに気づく。
まぁそれだけ過去の出会いを大切にしている事でもあるが、
中にはたった一度名刺交換しただけの相手もいて、思いだすべき記憶もない例もある。

逆にここ数年、新しい出会いがまったくないことも痛感。
賀状はもとより、住所録が更新されていない

裏面も印刷だけではそっけないので、できるだけ一筆書くようにしている。
記憶の彼方の相手が多いため、これにも苦労する。
懊悩した割りには、たわいのない文に落ち着くのだが、さらに相手に応じて文を変えたい。
ただ、「今年こそお会いしましょう」的な文句も毎年続けると無意味になるので最近は入れなくなった。

これらの作業を、書斎でクリスマスソングやバッハの「マタイ受難曲」を聴きながら続ける(これだけクリスマスモード)。
途中、3ヶ月の姪のお守りをしたり、修正液を買いに寒空の中出かけたりしたので、時間がかかり、
昼過ぎに始めて、終わったのは午後4時半。

近くの郵便局まで行って投函し(ポストより回収処理が早いことを期待)、
帰宅して珈琲を淹れて、こうしてブログの記事にまとめる。
今日の作業はこれで終わり!