今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

MINOX DCCライカ:ライカ病にてきめん

2010年07月04日 | 生活
今日は亡父の祥月命日。
母や弟一家と菩提寺で待合せ、霊廟参りをすませる
(霊廟は家から山手線の反対側の屋内なので、月一回墓参をしている)。
そして年一度の今回は、寺の近くで昼食をとることにしている。
寺付属の飲食店のメニューが小さい子向きでなかったので、今回は近所の蕎麦屋ですませる。
父が亡くなった時刻に、寺にいることができた。

帰りは、車に乗りたがらない小学一年の甥っ子と二人で地下鉄経由で帰った。

さて、待合せの前に私が何をしていたかというと、
秋葉でとある買物。

夏のボーナスをもらったので、とりあえず自分にささやかな買物を許すことにしていた。
これといってほしいものはなかったが、
たまたま秋葉の店で見つけた、MINOXのDDCライカというデジカメラが欲しくなった(右はそのカタログ写真)。
この製品自体は前から知っていたが、5万円ほどの手が出ない定価が、19800円と許容範囲内に落ちて売られていたのがポイント。

このカメラ、性能的にはトイカメラのレベルなのだが(定価では高過ぎ)、外見がLeica(ライカ)のカメラのミニチュア。
私もかつて、ライカ病にかかってしまったことがある。
つまり、20万円以上のライカのカメラが無償に欲しくなってしまうという、
カメラ好きが一度はかかる一過性の病だ。

性能だったら、より安いNikonを買えばいいものを、あのデザインが無性に所有欲を喚起させるのだ。
当然新品は買えないから、繁華街の裏通りで中古品を眺めて垂涎したことも一度や二度でない。

その往年のライカを、いやそのミニチュアを見て、またもや所有欲が喚起されてしまったのだ。
そして今回は本物の十分の一の値段なので、迷わず買うことにしたというわけ。
もともと性能ではなく、外見に惹かれていたのだから、外見が似ていればそれでいい。
それに銀塩ではなく、デジカメなので使い勝手がいいし。

実はつい先日、愛用のデジカメが壊れたので、急きょ新たに買う必要に迫られてもいた。
ただ、現代的デザインのデジカメは、かえってどこも似たり寄ったりで、
平凡・通俗的にみえて触手が動かない。
どうせ持ち歩くなら、往年のメカニックな銀塩カメラを忠実に再現したMINOXを持ち歩きたい。
本体を買った後、首からぶらさげるためのストラップを、さっそくネットで注文した
(ストロボは内蔵でなく別売なので、屋外向き。ちなみに動画も縮小サイズながら撮れる)。

ただし性能的にはトイカメラレベルなので(いちおう500万画素だが)、
業務用には研究費でちゃんとしたものを買うつもり。