山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

壁の消失

2013-01-31 15:57:18 | 「レミング」2013
次回公演「レミング」では凹凸の激しい舞台図面になった。密室感を表わすためだ。

オープニングは無言劇で始まる。その直後、「壁の消失」の場へ移る。
ある日突然、アパートの壁がなくなるとどうなるか。・・・プライバシーも同時になくなる。
私たちの日常は壁で仕切られている。あるいは、「私」の世界は領土に囲まれている。
檻だ・・・。
囲まれていることによって平和があると錯覚する。外部からの侵入を恐れる。
思うに「壁」は「国家」あるいは「村」の閉じこもりのようなもの。

壁の消失は自由への旅立ち?戦争を予感?

どうやら心の病に犯されてしまったことが事のハジマリの劇になる。
それに気付くと、現実の中に狂気が漂っているのである。
壁は私たちに脅迫していたのである。

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