山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

直前日記

2013-11-25 23:27:11 | 遊戯療法~レミングより
次回公演「遊戯療法」ご案内

■11月24日(日)
今日(日)、稽古場での稽古が最後になった。
明日(月)より小屋入り!公演までの3日間、
現地=ギャラリーADO(熊本市河原町2)での仕込、通し稽古が始まる。
寺山修司は1973年に「ぼくはここにはいない。」と語っていたが、
没後30年の今、「ここにもいる、あそこにもいる。」と語り始めたのだ。
旅人として生き続けている!死んではいない。
寺山修司への想いは出演者の中でも膨張している。
個人差はあるが、出演者は不安で胸が高鳴っている。
それは良いことだ。高揚している。
国家秘密法?この不安は最悪だ。この国は恐ろしいところへ向かっている。






■11月25日(月)

いよいよ本日11.25(月)から小屋入りです。
現場に入ってから公演まで3日間は
ゆったりと仕込作業、照明や音響の点検もできます。
昨日は熊大演劇部さんより大量の箱馬を借入させて頂き感謝しています。
稽古が終って、有名レストラン(学生街ジョイフル)にて
クロキリロック3杯597円でヨイヨイになった。
舞台の仕掛けを打ち合わせることが目的だった。
ヨイヨイの中、話はまとまっていた。
ヨイヨイから覚めると公演が終わっていたということに
ならないように心がけておかなければなりません。
そろそろ演出から舞台監督にバトンタッチする。
俳優としてワンポイントの出演もあり、身体が資本主義になります。
頭が空っぽになる楽しみが残っている。

小屋入り、1日目。
家を出る時、車のキーが見つからず慌てた。
昨夜、車に道具を積み込んでいた。運ばなければならない。昼の作業が滞る。
犯人は座長=夢現に違いない。
イライラしながら電話を入れると、
「稽古用バッグに入っているわ!玄関に置いてあるわ。」だった。
ムカっとしたと同時にホッとする。ホットコーヒーを飲んで
会場であるギャラリーADOへ飛び出した。
ADOで積み下ろし終了、ホットコーヒーを飲んでホッとする。
ホッとしている場合ではない。セットを組まねばならない。
舞台監督クドシンとサキがテキパキ仕事をしている。
夕方になると劇団員たちが自分の仕事を終えて会場に集まってきた。
ホットコーヒーを飲んでホットする。ホットしている場合ではない!
小屋入り初日の夜はリハーサル第1回目である。
寺山修司が覗きに来てくれた。「頑張れよ!」と聞こえた。
明日も仕込はつづく。部分的な場面の手直し後、2回目のリハーサルである。


1980年の頃、寺山修司は父性国家は消滅すると言っていた。
今、この時代だ。
「母」たちが決起する舞台になる。一瞬の内に!・・・お楽しみに!


旅するネズミたちである。
前回「レミング」で登場した影山影子は3人に増殖した。
ねずみ算式に膨れ上がる幸福の手紙である。


治療室にタテコモル。
舞台は五つの部屋で客席を包囲するばかりでなく最後は・・・お楽しみに!

■参考
寺山修司1982寺山修司1983
演劇実験室◎天井桟敷邪宗門 (Heresy) - J.A. Seazer (1972) - Full Album.より

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