山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

あれから3ヶ月

2016-07-14 16:40:50 | 熊本地震2016.4.震度7
4.14 熊本震災から3ヶ月目の今日。気象庁によれば今後、震度5以上の地震の可能性は低まったと発表された。安心して良いのかどうか?
震源地の益城町では先日、震度1で全壊家屋が更に倒壊して道路が通行止めになったニュースもあった。この豪雨で土砂災害の危険。この夏の猛暑も追い打ちになりそうだ。
油断させて欲しいが、そうもいかない。

公共の劇場は徐々に再開されている。熊本県立劇場や市民会館、国際交流会館などは7月末〜8月の再開予定と聞いているが、熊本市健軍文化ホールなど再開未定もある。又、熊本市はあもにい のように会場が避難所として運営されているため閉館中もある。
それでも5月より数は少ないが民間の小さなスペースではコンサートなどは行われていた。6月に入って持ち小屋での演劇公演もぼちぼち見受けられた。
困難はあるがブンカ活動をする人間たちにとってはカネとモノ、場所を確保するには知恵や行動力で乗り切るしかない。
新たな取り組みとして熊本の演劇人有志による「アートによるまち、ひとの再生・復興」(通称 SARCK)団体を立ち上げられた。これは東日本大震災後の仙台(ARCT)を参考にした活動。
又、熊本演劇人協議会では9月19日(月 祝日)、県立劇場大会議室にて「百人稽古」を計画中。みんなで集まって元気になろう!これは稽古終了後に飲み食いパーティーを予想。心配されている県外の演劇人たちが参加してくれれば更に元気倍増になる。

家を失い4600人の避難生活者や、この震災で亡くなられたり精神的に立ち直れない人々もいる。
頑張れ!を聞くのも嫌だという声も聞こえるのも現実。
日常の生活に戻りたいとも言う。
その日常とは何だったのか?これから向かう日常とは?これも疑心暗鬼である。お国のオエライさんたちのアホー!発声練習のセリフである。
ともあれ、内側から元気になろうとアレコレ探している。
今は目の前にぶら下がっている目標、劇作りに精を出す。

熊本震災3ヶ月後の今日、そうだ!私の日常とは癌の再発や転移と戦っていたのを忘れていたよ。自分のことになると、ハハ呑気だね。
東京都民ではないが、鳥越俊太郎さんには頑張ってもらいたいものだ。

注:写真は熊本の文化情報誌ドコサ?坂口さんより提供して頂く。
益城町文化会館と熊本市民会館より。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿