山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

制作の仕事(3)

2018-01-11 04:50:28 | ブラジル企画2018(準備2)
Yumesajiki project in Brazil
memo 制作の仕事(3) 帳尻の仕掛

制作の仕事は帳尻を合わせるだけでなく、仕掛の内容も大変な苦労が伴う。苦労を楽しみに代えられるか。
苦労と楽しみを共有できるか。集団の力はここから生まれる。

ブラジル移民の父と言われる上塚周平氏のことは、あまり知られていない。移民船笠戸丸のことも。
逆手にとって、これが力になる。
かく言う私も、実はこれに取り組むまでブラジル移民について殆ど無知だった。

故 榊定信先生(ユネスコや高校生国際ボランティア活動の指導者)から「ブラジル移民の劇を作らないか。」と呼びかけられた15年前までは全くの無関心だった。むしろ、逃げ回っていた。
先生が亡くなられて、心に引っかかっていた頃に先生と仲の良かった日本フェアトレード委員会の清田さんより「ブラジル移民百周年で劇を作らないか。」と再び呼びかけられた。

弔いのタイミングだと思った。
弾みがつく。
背中を押された。

出発点は私的だったが、ブラジル移民百周年の2008年熊本公演「ボクノフルサト。」(脚本 田中瞳)でアレヨアレヨと翌年2009年ブラジル公演の運びとなる。…この経緯はドラマチックだが略。
最早、私的動機が私的では済まなくなってしまった。

2009年2月に17名で海を渡り、サンパウロ州4会場での公演ツアーが実現し、ここで生きる日系移民2世〜4世の方々との感動的な体験と交流が始まった。
2018年に上塚周平植民に成功したプロミッソン市制百周年に「又、おいで!」と約束された。
このエピソードも略。

(注)
略は確信的なことであり、いずれパンフレットで発表予定です。

今年の10月に向かっている。この時期、制作の仕事も大詰めである。
上塚周平先生の出身地である熊本市南区城南町はブラジル移民の憧憬深く、飛び立つべく拠点化を図る。
つづく。