DVD鑑賞・『ムー一族』

2008年10月19日 10時25分00秒 | エンタメのかけら

ちょっと前に出た『ムー一族』のDVDを、
少しずつ見ている。

30年ほど前にオンエアされたこの番組は、
今まで「影響を受けた番組は?」と尋ねられたとき、
必ず挙げている番組である。

『ムー一族』をひと言で表すと「混沌」
ドラマ、コント、歌、ゲスト乱入など内容面の混沌もさることながら、
人気アイドルからベテラン喜劇人、さらには近田春夫まで、
あらゆる階層の出演者が登場する様子も「混沌」。

実は、数年前、今田耕司・井川遥主演の『アフリカのツメ』という番組に
参加したとき、頭にあったのは『ムー一族』だった。

もともとの企画は高須光聖さんのものだったが、
かなり早い段階から企画に参加できたので、
僕の趣味も色濃く反映されている。

たとえば、
広田レオナさんがママ、速水もこみちさんがバーテンダーの
「スナック・行き止まり」は、小料理屋「ひろみ」が元ネタ。

謎の宿泊客として佐野元春さんが出ていたが、
人選は僕ではないが、ミュージシャンを出したらと提案したのは確か僕。
これはもちろん、近田春夫演じるヘホの代わり。

今回、DVDを見て、「あ!」と思ったのは、
大倉孝ニさんが、押し入れを改造した小部屋で視聴者からもらったハガキを読む
コーナーがあったのだが、あれは「ムー情報」ではないか。

番組はそんな僕の密かな心意気とは関係なく、
視聴率の荒波の中で変容していっていったが、
『アフリカのツメ』は、
僕が参加した中でもっとも愛着のある番組だ。

残念なことに『アフリカのツメ』のDVDは1枚しか出ていない。
計画ではもっと出るはずだったのだが・・。
ぜひとも続きを出してほしいものである。