馬鹿馬鹿しすぎて無視しようと思っていたが、当の本人達がなにやら本気らしいので、一言言わせて貰うことにする。
まず、古賀との会談後の、最初の会見でのそのまんま東の言葉。
(東国原英夫と呼ぶのはやめよう。政治もこの男にとっては芸のうちである。これからは芸人・そのまんま東として扱おう)
「わたくしが次期総裁候補として次の選挙を、自民党さんはオタタカイになるオカクゴがあるか」
意味がよく分からないが、文字通りに解釈すれば、
自民党さんは党の総意としてそのまんま東を次期総裁候補として国民に宣言・お披露目をして総選挙に臨む覚悟があるか、ということか?
「自民党さんは」、ということは、党全体の意志としてということだろう。
それで選挙を戦うのであれば、それはすなわち公約ということになる。
宮崎・東国原知事、次期衆院選の出馬条件として「自民党総裁のいす」を要求 (FNNニュース 6/25)
23日午後、フジテレビのスーパーニュースに生出演した東国原知事は「古賀選対委員長もおっしゃってましたけど、自民党内ではもう変えられないと。選挙を今の首相でお戦いになって、次期の総裁選候補というような位置づけはできると思うんですね」と述べた。
麻生は選挙まで。
その後は「わたしに任せろ」?
最初の会見の時に比べると、ニュアンスは少し後退している。
しかし、党四役の一人、古賀選対委員長の「自民党内ではもう変えられない」という認識も重大である。
もし、そのまんま東が自民党に入ってこなければ、自民党は変われないらしい。
もうそんな政党は不要であろう。
先日わたしは、自民党の二人の選挙対策責任者の無能と邪道 という標題で投稿していたので、その続編という意味もあって、これを書いている。
わたしはそのなかで古賀誠選挙対策委員長の言葉を取り上げた。
内閣改造に否定的 自民・古賀氏「王道を」 (msn産経ニュース 6/20)
自民党の古賀誠選対委員長は20日、党内の一部で浮上している内閣改造について「やるべきではない。政治は王道を歩くのが大事。目先を変えるのは駄目だ」と否定的な考えを示した。福岡県大牟田市で記者団の質問に答えた。
しかし、古賀の言う”王道”が宮崎へ通じているとは思わなかった。
またわたしはその投稿で自民党の二つの選挙対策機関にも触れた。
繰り返しになるが、選挙対策本部と選挙対策委員会とである。
選挙対策本部長は総裁麻生太郎であり、選挙管理委員会はその下部組織である。
選挙対策本部長 麻生 太郎
本部長代理 細田 博之
選挙対策委員長 古賀 誠
副本部長 笹川 堯 保利 耕輔 尾辻 秀久 谷川 秀善 石原 伸晃
林 幹雄
本部員 (18名いるが面倒なので指名は省略する)
選挙対策副委員長 菅 義偉 泉 信也
古賀のそのまんま東擁立は、当然選対本部長たる麻生の了承が必要になる。
古賀はそのまんま東総裁候補案をどんな顔して選対本部にはかるのか。
選対本部長麻生は自分の後釜の話をどんな顔で聞くことになるのか。
それとも麻生も承知の上でのことなのか。
しかしそれにしても次期総裁候補者なんてでたらめな擁立の仕方までは考えていなかったろう。
その自民党総裁・選挙対策本部長麻生太郎は、
首相VS記者団 “骨抜きの方針”批判は「難癖の付け方に無理ある」 6月23日午後6時7分ごろ~ (毎日JP)
◇東国原知事への出馬要請
Q:TBSです。まず東国原(英夫)宮崎県知事……。
A:はい?
Q:東国原宮崎県知事……。
A:はいはいはいはい。
Q:についておうかがいします。今日、古賀(誠)選対委員長が東国原知事に出馬要請を行いました。これは事前に総理の了解を得て行ったものなんでしょうか。
A:東国原さんに会いに行くという話は知ってました。
Q:今回の要請について総理はどのようにお考えになりますでしょうか。
A:要請についてどう考えるか? あの、これは選対委員長のところで、いろいろな候補者に当たっておられる話の一つだと思ってますけど。
Q:今回、この要請に対して、東国原知事は「私を次期総裁候補として選挙を戦う覚悟があるのか」というふうに答えまして、回答を保留しています。これは麻生総理への挑戦とも受け取れると思うんですけれども、どのようにお感じに……。
A:あの、知事を辞めてそれなりにいろんなことをやる。これは人の去就の問題ですから、そんなおちょくったような気持ちで言っておられるとは思いませんけれども、ちょっと詳細を把握しておらないので、コメントのしようがありません。
「これは人の去就の問題ですから」
人の去就と言うけれど、お前の去就の問題でもあるのだ。
お前をやめさせる話なのだ。
そんな話をお前の部下が持ち帰ったのだ。
ところで、「次期総裁候補」とは具体的にどのようなことを意味し、どのような手続きを経ることになるのか、さっぱり分からない。
総裁選に際して立候補させるだけでいい、というような解釈もある。
そこで選ばれるかどうかは別問題ということだ。
ところでその場合、誰がそれを約束し、保証するのか?
選挙対策委員長古賀誠一人の口約束でいいのか。
書面で約束するのか。
機関としての決定がいるのか。
自民党の規約では、総裁選立候補には20人の国会議員の推薦が必要であったはずだ。
前もって20人の推薦人を集めて、彼等の署名入りの誓約書でも取っておくのか。
しかし、20人の署名を集めても、そいつらが落選すればまたやりなおしだ。
第一、古賀自身の当選さえ危ぶまれている。
ここに来て総裁選前倒し論も冗談ではなくなってきている。
そのまんま東はそのときどうするのか。
自民党の規約を変えさせて自分も立候補するつもりなのか。
もしそこで落選したらどうするのだ?
それでも衆院選に立候補するのか?
しかしそのときはもうそのまんま東の価値は暴落している。
いてもいなくてもいい存在に成り下がっている。
総裁選を前倒しすれば、規約を変えない限りそのまんま東は総裁選にはでられない。
そして新総裁で総選挙をやった以上、すぐに又総裁選と言うわけにはいかない。
たとえそのまんま東が衆院選で当選したとしても、総裁選立候補の約束はパー、そのまんま東はそのまんま晒しものになる。
ほんとはそんなところでもいいと思っているのかも知れない。
「次期総裁候補」という訳の分からぬ要求は、結局猿芝居を盛り上げるためだけの空虚な仕掛けに過ぎない。
そのまんま東は、「次期総裁候補者」がどんな意味を持つか、どんな位置づけになるか、どんな手順が必要か、その手順も総裁選がいつ行われるかによってどう変わるか、そんなことは一切考えずにただ衝撃度だけを考えて言ってみただけのことだろう。
宮崎の田舎暮らしに飽きていたが、宮崎を上手く離れる口実がいる。
それがダボハゼ古賀の前にちらつかせた毒エサであろう。
地方分権の提言と自分を総裁候補として認めさせること。
「宮崎のために国政に出る」という口実のカムフラージュである。
大体まともな人間が、次期総裁候補なんて訳の分からない要求を出すか。
どう考えてもそんなこと約束できるわけもないし、たとえ約束したとしても何の保証もない話だろう。
古賀としてもせいぜい、現在佐藤国家公安委員長が兼任している総務大臣の椅子をくれてやる、という程度の腹づもりであったろう。
内閣改造までは前提にしていない話であろう。
内閣改造の中での話とすれば、麻生ともかなり突っ込んだ話をしていたということになる。
結局は、大臣の椅子と、総選挙後の総裁選でそのまんま東が立候補出来るように努力するという古賀の念書かなんかでけりをつける話だろう。
どうせ古賀にしても、約束を是が非でも守ろうなどという気はない。
そのまんま東にしてもそんな約束が守られるなどとは思っていない。
総選挙までの話に過ぎない。
それさえ乗り切ればあとはどうとでもなる。
この話の落としどころがその辺だとすると、麻生の取る段取りは、内閣改造をするにしろしないにせよとりあえずそのまんま東を総務大臣に任命する。その後に解散総選挙ということになるのだが、七月三日に天皇の外遊出発ということを考えると、天皇の認証を受けるためには、その前日までに内閣改造あるいはそのまんま東の大臣任命が必要になる。その評判やら東京都議選の結果やらを見て、天皇帰国後に解散を考える。
と、ここまで考えてきたが、グズの麻生には何の決断もできない、ということに思い当たった。
結局成り行き任せで、自然に落ち着くのを待つということになるのだろう。
このバカ騒ぎを麻生は喜んでいるのか、苦々しく見ているのかは分からない。
そのまんま東に好き勝手なことを言われて不愉快だと思ったらさっさと解散すればいいだけのことなんだが……。
連日メデイアで取り上げられ自民党への注目は集まるが、まともな頭の持ち主はますます自民党を見放す。
もっとも、まともな頭の持ち主ならとっくに自民党を見放しているが。
そのまんま東の取り込みあるいは内閣改造を行ったとしても、その評判やら都議選の結果やらが思わしくなければ、いよいよ麻生内閣は野垂れ死にということになる。
しかし、このバカ騒ぎは自民党に思いがけない恩恵ももたらした。
与謝野財務大臣の迂回献金問題をすっかり吹っ飛ばしてくれた。
悪質さでは西松献金事件よりはるかに上のこの事件を取り上げるマスコミはほとんどない。
ある意味古賀選対委員長は党内では軽蔑と感謝の両方の視線を受けることになる。
国民は軽蔑の視線を浴びせるだけだが。
橋下徹大阪知事もなにやら動き出しているようだ。
こんなやつらに政治がいいように振り回されている。
こいつは、知事会がまとまって支持政党を決めよう、というようなことを前に言っていたな。
無所属で当選した知事、自民党や民主党それぞれのの支援を受けた知事。それらをまとめて自民党陣営へ引きずり込む作戦か。
なんたる非常識!
引きずり込まれる知事によっては有権者への裏切り行為になる場合もある。
もうこいつらにはテレピの世界に帰って貰おう。
馬鹿馬鹿しいやら情けないやら、書いている間にも身体から力が抜けていく。
小泉純一郎の罪は劇場型政治を作り出したこと。
麻生太郎の罪は演芸館政治を作り出したこと。
そのまんま東は、「東国原劇場」と言われて、「シアター」と言って欲しいとほざいていた。
「そのまんま東演芸場」というところがお似合いである。
今、日本の政治は二人のお笑い芸人に振り回されている。
これはたまたま起きている現象というよりは、この国の社会の変質が必然的に生み出した現象なのではないか。
「自民党の劣化」というようなものではなく、この国の「社会の劣化」そのものの表れなのではないか、というようなことを考えさせられている。
裁判員制度廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
まず、古賀との会談後の、最初の会見でのそのまんま東の言葉。
(東国原英夫と呼ぶのはやめよう。政治もこの男にとっては芸のうちである。これからは芸人・そのまんま東として扱おう)
「わたくしが次期総裁候補として次の選挙を、自民党さんはオタタカイになるオカクゴがあるか」
意味がよく分からないが、文字通りに解釈すれば、
自民党さんは党の総意としてそのまんま東を次期総裁候補として国民に宣言・お披露目をして総選挙に臨む覚悟があるか、ということか?
「自民党さんは」、ということは、党全体の意志としてということだろう。
それで選挙を戦うのであれば、それはすなわち公約ということになる。
宮崎・東国原知事、次期衆院選の出馬条件として「自民党総裁のいす」を要求 (FNNニュース 6/25)
23日午後、フジテレビのスーパーニュースに生出演した東国原知事は「古賀選対委員長もおっしゃってましたけど、自民党内ではもう変えられないと。選挙を今の首相でお戦いになって、次期の総裁選候補というような位置づけはできると思うんですね」と述べた。
麻生は選挙まで。
その後は「わたしに任せろ」?
最初の会見の時に比べると、ニュアンスは少し後退している。
しかし、党四役の一人、古賀選対委員長の「自民党内ではもう変えられない」という認識も重大である。
もし、そのまんま東が自民党に入ってこなければ、自民党は変われないらしい。
もうそんな政党は不要であろう。
先日わたしは、自民党の二人の選挙対策責任者の無能と邪道 という標題で投稿していたので、その続編という意味もあって、これを書いている。
わたしはそのなかで古賀誠選挙対策委員長の言葉を取り上げた。
内閣改造に否定的 自民・古賀氏「王道を」 (msn産経ニュース 6/20)
自民党の古賀誠選対委員長は20日、党内の一部で浮上している内閣改造について「やるべきではない。政治は王道を歩くのが大事。目先を変えるのは駄目だ」と否定的な考えを示した。福岡県大牟田市で記者団の質問に答えた。
しかし、古賀の言う”王道”が宮崎へ通じているとは思わなかった。
またわたしはその投稿で自民党の二つの選挙対策機関にも触れた。
繰り返しになるが、選挙対策本部と選挙対策委員会とである。
選挙対策本部長は総裁麻生太郎であり、選挙管理委員会はその下部組織である。
選挙対策本部長 麻生 太郎
本部長代理 細田 博之
選挙対策委員長 古賀 誠
副本部長 笹川 堯 保利 耕輔 尾辻 秀久 谷川 秀善 石原 伸晃
林 幹雄
本部員 (18名いるが面倒なので指名は省略する)
選挙対策副委員長 菅 義偉 泉 信也
古賀のそのまんま東擁立は、当然選対本部長たる麻生の了承が必要になる。
古賀はそのまんま東総裁候補案をどんな顔して選対本部にはかるのか。
選対本部長麻生は自分の後釜の話をどんな顔で聞くことになるのか。
それとも麻生も承知の上でのことなのか。
しかしそれにしても次期総裁候補者なんてでたらめな擁立の仕方までは考えていなかったろう。
その自民党総裁・選挙対策本部長麻生太郎は、
首相VS記者団 “骨抜きの方針”批判は「難癖の付け方に無理ある」 6月23日午後6時7分ごろ~ (毎日JP)
◇東国原知事への出馬要請
Q:TBSです。まず東国原(英夫)宮崎県知事……。
A:はい?
Q:東国原宮崎県知事……。
A:はいはいはいはい。
Q:についておうかがいします。今日、古賀(誠)選対委員長が東国原知事に出馬要請を行いました。これは事前に総理の了解を得て行ったものなんでしょうか。
A:東国原さんに会いに行くという話は知ってました。
Q:今回の要請について総理はどのようにお考えになりますでしょうか。
A:要請についてどう考えるか? あの、これは選対委員長のところで、いろいろな候補者に当たっておられる話の一つだと思ってますけど。
Q:今回、この要請に対して、東国原知事は「私を次期総裁候補として選挙を戦う覚悟があるのか」というふうに答えまして、回答を保留しています。これは麻生総理への挑戦とも受け取れると思うんですけれども、どのようにお感じに……。
A:あの、知事を辞めてそれなりにいろんなことをやる。これは人の去就の問題ですから、そんなおちょくったような気持ちで言っておられるとは思いませんけれども、ちょっと詳細を把握しておらないので、コメントのしようがありません。
「これは人の去就の問題ですから」
人の去就と言うけれど、お前の去就の問題でもあるのだ。
お前をやめさせる話なのだ。
そんな話をお前の部下が持ち帰ったのだ。
ところで、「次期総裁候補」とは具体的にどのようなことを意味し、どのような手続きを経ることになるのか、さっぱり分からない。
総裁選に際して立候補させるだけでいい、というような解釈もある。
そこで選ばれるかどうかは別問題ということだ。
ところでその場合、誰がそれを約束し、保証するのか?
選挙対策委員長古賀誠一人の口約束でいいのか。
書面で約束するのか。
機関としての決定がいるのか。
自民党の規約では、総裁選立候補には20人の国会議員の推薦が必要であったはずだ。
前もって20人の推薦人を集めて、彼等の署名入りの誓約書でも取っておくのか。
しかし、20人の署名を集めても、そいつらが落選すればまたやりなおしだ。
第一、古賀自身の当選さえ危ぶまれている。
ここに来て総裁選前倒し論も冗談ではなくなってきている。
そのまんま東はそのときどうするのか。
自民党の規約を変えさせて自分も立候補するつもりなのか。
もしそこで落選したらどうするのだ?
それでも衆院選に立候補するのか?
しかしそのときはもうそのまんま東の価値は暴落している。
いてもいなくてもいい存在に成り下がっている。
総裁選を前倒しすれば、規約を変えない限りそのまんま東は総裁選にはでられない。
そして新総裁で総選挙をやった以上、すぐに又総裁選と言うわけにはいかない。
たとえそのまんま東が衆院選で当選したとしても、総裁選立候補の約束はパー、そのまんま東はそのまんま晒しものになる。
ほんとはそんなところでもいいと思っているのかも知れない。
「次期総裁候補」という訳の分からぬ要求は、結局猿芝居を盛り上げるためだけの空虚な仕掛けに過ぎない。
そのまんま東は、「次期総裁候補者」がどんな意味を持つか、どんな位置づけになるか、どんな手順が必要か、その手順も総裁選がいつ行われるかによってどう変わるか、そんなことは一切考えずにただ衝撃度だけを考えて言ってみただけのことだろう。
宮崎の田舎暮らしに飽きていたが、宮崎を上手く離れる口実がいる。
それがダボハゼ古賀の前にちらつかせた毒エサであろう。
地方分権の提言と自分を総裁候補として認めさせること。
「宮崎のために国政に出る」という口実のカムフラージュである。
大体まともな人間が、次期総裁候補なんて訳の分からない要求を出すか。
どう考えてもそんなこと約束できるわけもないし、たとえ約束したとしても何の保証もない話だろう。
古賀としてもせいぜい、現在佐藤国家公安委員長が兼任している総務大臣の椅子をくれてやる、という程度の腹づもりであったろう。
内閣改造までは前提にしていない話であろう。
内閣改造の中での話とすれば、麻生ともかなり突っ込んだ話をしていたということになる。
結局は、大臣の椅子と、総選挙後の総裁選でそのまんま東が立候補出来るように努力するという古賀の念書かなんかでけりをつける話だろう。
どうせ古賀にしても、約束を是が非でも守ろうなどという気はない。
そのまんま東にしてもそんな約束が守られるなどとは思っていない。
総選挙までの話に過ぎない。
それさえ乗り切ればあとはどうとでもなる。
この話の落としどころがその辺だとすると、麻生の取る段取りは、内閣改造をするにしろしないにせよとりあえずそのまんま東を総務大臣に任命する。その後に解散総選挙ということになるのだが、七月三日に天皇の外遊出発ということを考えると、天皇の認証を受けるためには、その前日までに内閣改造あるいはそのまんま東の大臣任命が必要になる。その評判やら東京都議選の結果やらを見て、天皇帰国後に解散を考える。
と、ここまで考えてきたが、グズの麻生には何の決断もできない、ということに思い当たった。
結局成り行き任せで、自然に落ち着くのを待つということになるのだろう。
このバカ騒ぎを麻生は喜んでいるのか、苦々しく見ているのかは分からない。
そのまんま東に好き勝手なことを言われて不愉快だと思ったらさっさと解散すればいいだけのことなんだが……。
連日メデイアで取り上げられ自民党への注目は集まるが、まともな頭の持ち主はますます自民党を見放す。
もっとも、まともな頭の持ち主ならとっくに自民党を見放しているが。
そのまんま東の取り込みあるいは内閣改造を行ったとしても、その評判やら都議選の結果やらが思わしくなければ、いよいよ麻生内閣は野垂れ死にということになる。
しかし、このバカ騒ぎは自民党に思いがけない恩恵ももたらした。
与謝野財務大臣の迂回献金問題をすっかり吹っ飛ばしてくれた。
悪質さでは西松献金事件よりはるかに上のこの事件を取り上げるマスコミはほとんどない。
ある意味古賀選対委員長は党内では軽蔑と感謝の両方の視線を受けることになる。
国民は軽蔑の視線を浴びせるだけだが。
橋下徹大阪知事もなにやら動き出しているようだ。
こんなやつらに政治がいいように振り回されている。
こいつは、知事会がまとまって支持政党を決めよう、というようなことを前に言っていたな。
無所属で当選した知事、自民党や民主党それぞれのの支援を受けた知事。それらをまとめて自民党陣営へ引きずり込む作戦か。
なんたる非常識!
引きずり込まれる知事によっては有権者への裏切り行為になる場合もある。
もうこいつらにはテレピの世界に帰って貰おう。
馬鹿馬鹿しいやら情けないやら、書いている間にも身体から力が抜けていく。
小泉純一郎の罪は劇場型政治を作り出したこと。
麻生太郎の罪は演芸館政治を作り出したこと。
そのまんま東は、「東国原劇場」と言われて、「シアター」と言って欲しいとほざいていた。
「そのまんま東演芸場」というところがお似合いである。
今、日本の政治は二人のお笑い芸人に振り回されている。
これはたまたま起きている現象というよりは、この国の社会の変質が必然的に生み出した現象なのではないか。
「自民党の劣化」というようなものではなく、この国の「社会の劣化」そのものの表れなのではないか、というようなことを考えさせられている。
裁判員制度廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!
古書 那珂書房
特に歴史書が充実しています
橋下も民主党がどんなに地方分権に関して優れた政策を出そうと、「自民党のほうが現実的」とか、「優れている」「真剣に地方分権を考えている」「与党だから実行力がある」「民主は耳障りのいい言葉だけで非現実的」みたいな難癖付けて自民支持になることが請合いですけれどね。結局発表を出し渋って盛り上げる演芸型のデキレースにしか見えないですけれどね。
このオトコ。キャバクラのね~ちゃん相手に、「俺は、そのまんま東じゃない!知事さまと呼べ」と叫んでいますが、ね~ちゃんたちは、(私の指導もあり(笑))痴人さまと早口で呼んでいるそうです。
古賀さんもずいぶんオトコを下げました。
日本遺族会の皆さんは、このオトコの不誠実さをもっと問題にすべきですよね。
たしかにいい取り合わせなんだが、どうもテレビの盛り上がりには辟易させられます。
自然に盛り上がっているのか、わざと盛り上げているのか分からないところがあります。
しかし、ひどい状況になってきました。
こいつらは本職の政治家よりも小細工が上手いのです。
素人政治家だなんてなめてかかるとあとでバカナ目を見ることになるのは国民です。
ひどい奴らがのさばるようになってしまいました。
なりふり構わぬ攻撃がくるかもしれません。それを見分けられる人はたくさんいますが、同時にそれらに振り回される人もまたたくさんいます。
自民党・公明党にとっても正念場です。
民主党にとっても正念場です。
しかしなにより、国民にとっての正念場なのです。