etceterakoの勝手にエトセトラ

「生意気娘Kの勝手にエトセトラ」は改題いたしました。カテゴリ「ブログ改題について」をご覧ください。

武生公演がどんだけ楽しいか、ムダに写真多めでお送りします。

2008年11月02日 | OSK日本歌劇団

※作品の話はこの記事の最後にくっついてます。

 いや、あのね。OSKの公演は、そりゃ松竹座が公演内容一番ゴーカで、レビューとしては松竹座がオススメなんだけども、しかし「OSKのファン」をやってみると、ワクワク感いっぱいのレジャー観劇が楽しめる武生(たけふ)公演は、なんか日本のドコにもない独特の楽しさがあって、ほんとハマりますよね。

images

 入口には菊で作られた象さんの像がいるんだゾウ!!(←ダジャレくだらない)


images

 「たけふ菊人形」の会場っていうのは、市役所とか図書館とか、越前市の公共施設が集中しているエリアの、大きな公園(遊園地?)が会場なんですよ。

images

 観覧車もあります。
 おととし、はじめて武生の会場に入ったわたしは、「こ、これは・・・昭和レトロだ!」と思った。
 ちょっとした遊具があって、小さい子連れの若い家族や年配夫婦が、シート敷いてお弁当を食べているワケですよ。

 こういうレジャーって、わたし(昭和53年生まれです)が小学生ぐらいの時、全盛だったよねえ。わたしが小学生の時分って、ディズニーランドはまだまだ今ほどブランド化していなかったし、バブルだ海外だ!って騒ぎは、まあ一部の家庭にはあったんでしょうけど、地方の公立学校でショボショボ家庭なわたしの周囲じゃあ、レジャーっていえば弁当持参で、こーゆー派手すぎず地味すぎずの公共っぽい施設に行くことでしたよね。イオンのようなショッピングモールもあまり無かったしねえ。

images

 何度も書いているんですけど、東山動物園(コアラがウリ)とゆーのが、名古屋じゃあ昭和レジャー施設の筆頭で、3年ぐらい前まで、ホンットに人が入ってなかったんですね。それが旭山動物園の話題の飛び火と、不景気による「近場レジャー志向」のおかげで、いま東山動物園はスゴイ混雑なんですよ。

 不景気と、あとはレジャーが世代的に一回りして、わたしらの世代が「小さい子の親」だから、自分たちが子供時代に行った「昭和レジャー」に回顧&回帰している、というのもあるんじゃないかと思うんだけど。

 写真を見て、「うわっ。古いよっ」とお思いの向きもあると思うんですけども、これからはこういう昭和レジャーに結局、(世の中の志向は)回帰していくとわたしは思いますよ(真顔)
 いろんなものが派手になっていったバブル~バブル後を、よく乗り切って残したなあ!と、感慨にふけっちゃうよね。

images

 ↑わたしが武生の会場で一番好きな場所。この噴水好きだ。

images

 で、会場になってる公園の脇にある「大劇場」(といっても、そんなにおっきくない。古いからね。昔の「大劇場」です。)で、アトラクションのひとつとしてOSKがずーーっと公演するんですよ。

images

 公園出口の近所なので、OSKを見に行こうとしてウッカリ外に出てしまうミスにご注意!(わたしはまーた今年も間違えて出てしまった・・・。)
 ほら、旗がいっぱい立ってるので目印に~。

 一回わずか600円で自由席。そうです。早く並べば最前列でも600円!!
 日舞&洋舞あわせて80分ぐらいのショーで、平日は一日二回、土日祝は三回公演だ!トーゼン全部見ます。

 公演の合間には、日替わりで上級生スターのサイン会(有料)と、級生の写真撮影会(無料)があります。だから一度会場に入ると、けっこう忙しいんですよ。

 その忙しい合間を縫って、今年は菊人形展もちゃんと見た!!(えばりっ)
 一昨年は菊人形まったく見ませんでした。すみません、越前市様・・・。

 今年の菊人形は「源氏物語」です。ほら、あれです。千年紀の・・・。

 菊人形のポスターには、

 紫式部を育んだ越前・たけふ

 などと書いてある!
 単純な生意気娘Kは、「へえー。紫式部は越前のほうの出身だったのかあ」などと思ったのですが・・・。菊人形の展示の記述によると、

 紫式部は娘時代、越前に一年ぐらい逗留したことがあって、それが彼女の創作に大きな影響を与えた(要約)

 のだそーです。ああ・・・。一年の逗留が創作に影響を与えたかもしれない、とゆー話でしたか・・・。

 ではご覧いただきましょう!!

images

 これが、武生の野にたたずむ紫式部の図。菊人形館の最初の展示だっっ。

images

 ちなみに、菊人形はOSKを経営する「ワンズカンパニー」も提供いたしております。

 菊人形を見たら、お昼をいただきませう。
 もちろん越前そばで御座います。

images

 「おろしそば」っていうのがどーやら名物で、そばの上にネギとカツオと大根おろしが乗っている、とってもシンプルな食べ物だ。生意気娘Kは、会場内の物産展で生そばを買って帰って、家で再現もしました。(写真は会場の食堂で出てきたもの。)

 うどんやそばって、ツユの味付けや濃さが、地方によって特色あると思うんだけど。越前そばは、「薄すぎず、濃すぎず」だった。関西と関東の真ん中ぐらいの濃さじゃないかなあ。醤油のカツオ出汁です。砂糖とか、よけいなものは入ってないかんじ。

 会場内の物産展(「おみやげ SUGEーざ」というインパクトある名前だ)、けっこうおもしろかった。福井県はメガネの産地らしくって、メガネの屋台(?)も出てたりするんだよーーー!

 ****************************

images

 ここからようやく公演内容の話。

●源氏物語

 源氏物語、30分ちょっとなのに、なんかえらいセンスいい作品でした。 
 月夜に狸が二匹出てきて、紫式部に話しかけるんですね。で、狸と紫式部さんの会話を端緒に、舞台は源氏物語絵巻がスタート~、みたいな。
 ストーリーとか設定はほとんどスルーで、まあほんと絵巻物・・・。「源氏物語のムードをお楽しみください」ってカンジでした。

 一番びっくりしたのは、源氏物語って、こおんなに書かれたんですよおおーというのを示すために「一帖なんとか、二帖かんとか・・・」って、五十四帖(で合ってますでしょうか・・・。)の最後まで、巻のタイトルだけ読み上げる!!出演者をずらーーーっと並べて、音楽にのせてタイトルを叫ぶんですよ。

 な、なんという大胆な・・・!!

 源氏物語って、ウンチクとかディテールや設定を「細やかに語り合う」っていうのが、日本人らしい愉しみで、だから「源氏物語のなんとかかんとか」ってウンチク読み物がわんさか出版されてるはずなんですが・・・。そういう細やかさを潔く捨てて、「タイトルだけとりあえず読み上げまーーーす!こおおおんなに長いんですヨ」っていう、あっけらかんとした作風に口あんぐり(笑)←いい意味で

 や。マジな話、源氏物語にあんまり思い入れのないわたしのよーな人間には、このぐらいで充分だわっ(笑)

 「あー。源氏物語きれいですね~。雅ですね~」って、ムードだけ味わう30分。わたしにはちょうど良うございましたです。

 月夜っていうのは、百人一首に入ってる紫式部の短歌、
「めぐりあひてみしやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月かな」
 っていうアレからの連想なんでしょうねえ。
 で、月夜といえば狸・・・と。

 日舞ラストは、狸と紫式部の月夜の道ばたの会話場面に戻って、狸が「ぽんぽこぽんぽこ・・・」と楽しげに幕に消えて終わりなんですよ。
 これが、わたしは見る前、てっきりネタだと思った(※笑える場面だと思った)んですけどね。ぜんぜん笑えないんです。ふつうにイイ場面だった。演出のセンスがいいんでしょうね。なぜあそこに狸がポンポコしてて違和感がないのか、まったく説明できないです。でも良かった。すごく良かったですポンポコ。

●ここから洋舞

 で、ポンポコが終わると「やんしき節」?の総踊りがあって、つづいてトークコーナー。洋舞へのつなぎの時間に、「ポーニョポニョポニョさかなのこ~♪」を歌いながら、蒼音淳くんと紅いずみさんが登場。トークです。

 わたしが見た日は、えーっと「福井の方言を教えてください」と「スターさんを見ていかがですか」と、あと一回が何だっけな・・・あ、そうだ。客席も一緒にポニョの振付をやってみましょう、ってやつだった。とにかく毎回ちがうんだよね。しかもお客さんへもうまく振るし、ちゃんとお客さんのコメントに返答も入れるし、いつ見ても思うけど入団して年浅いのにしっかりしてるなあ・・・。

 トーク終わると、舞台の上に少女(鈴峯ゆいちゃん)が可愛い声で泣いてて、トークしてたいずみちゃんが「どうしたのー?」って聞いてあげるところから洋舞スタート。トーク係のふたりから万華鏡を借りたゆいちゃんが、万華鏡をのぞいていろんな世界をめぐりますよーっと、基本の世界めぐりレビューにしてありました。

 まあ、世界めぐりにしてはちょっと短いからアレですが(フィナーレ前に、万華鏡と少女の設定は終わるのでけっこう短い)、ふくらませれば松竹座公演でも使えそうなしっかりした土台になってるから、レビュー公演として満足感がありますよね。

・いかにも少女歌劇ふうプロローグ
・どこかの商家で丁稚の少年少女がケンカする(日本でコミカル)
・スペインの悲恋
・見せ場の人数多いダンス
・ラインダンス
・フィナーレ

 ・・・だったかな。
 一番おもしろいのは、もちろんコミカルなどっかの商家!
 ことりちゃんと、桐生さんがケンカするんだけど、ほんと笑えます。小学校の教室みたいだ(笑)悪ガキの桐生さんと、気が強いことりちゃんが、「あんたなんか、あんたなんか」って子供のケンカをずーーっとするんですよね(笑)
 で、番頭さんに怒られてもなお、ふくれっつらで結局ケンカをやめない!っていう設定が最高だと思った(笑)あそこでシュンとして反省したりショゲたらつまんないよね(笑)あそこで反省させなかったのは、おもしろいよね。あの懲りない感じが最高です(笑) 

 で、次のスペインは・・・高世さんがとーーーーってもカッコイイんですが、全体のバランス考えると、ここだけ悲恋で重くするのは不自然かなあとは思った。もっと深い意味がない「女の取り合い」とかにして、スペインも楽しい場面にしたほうが、全体のバランスは良かったかもねえ。悲恋が入ったほうがバリエーションは豊かだけど、あの短い時間では、バラエティより統一感優先でいいんじゃないかな、とわたしは思いました。

●その他、特筆したいこと

・やんしき節のところの高世さんが、超ーーーーかっこよかった!粋だあー!水もしたたるいい男だあーー!

・真麻くんのラインダンス姿がキレイでびっくりだった。目を疑ってしまった。ふだん男らしい舞台姿でも、ほんと皆さん素は女性らしい美しさを持ってるんだよねえ。

・有佐さんが、すっごーーーーくステキだった!サイン会で、有佐さんを間近に拝見して、プロらしい身のこなしと美しさにすっかり「落ち」てしまいました。ほんとキレイだった~。サインいただきました~。高世さんとのデュエットダンス、表情から手の動きから、娘役かくあるべし!!っていう完璧な振る舞いで、プロの舞台のすばらしさを堪能しました。すばらしい・・・本当にすばらしい・・・。上級生は何やらせてもすばらしいですね。タカラヅカだと、あーゆう役(スター男役とデュエット)なんて、いわゆる「路線」娘役にしか回ってこないですよね。有佐さんが高世さんと踊るプロのデュエット、OSKでしか見られないものだし、本当に惚れ惚れしましたよ。若い娘役が踊るのとは、ぜんぜん違う雰囲気だよね。甘すぎないデュエットだねえ。

 缶バッチのガチャガチャ、面白いですね。
「桜花さんんんんーーーーーーー!」
 と念力入れて引いたんですけど、桐生さんでございました。(もちろん嬉しいです。)
 娘役さんのも当てたかったな。なんか残量少なかった(入荷待ち中だった)ので、妙な遠慮心が働いて一回にしたんですが。

 あ、それからついについにやっと「桜の会」の申込書を出してきました。
 前々から「そのうち入るぞ」と思ってたんだけど、振り込みが面倒くさくてズルズル今に至り・・・。しかし、なんか来年から劇団員さんのサインやらメッセージやらが入った、誕生日カードとか年賀状が届くらしいぢゃないですかっっ!!その特典に見事に釣られて、あわてて武生で申し込んできました。
 武生で申し込むと、好きな劇団員さんのサイン色紙がもらえるそうな。フフフ・・・桜花さんの色紙、はやく来ないかなーーーーっ!!