風野真知雄の「女だてら麻布わけあり酒場」の第8巻『嘘つき』を読み和えた。8巻では開明派を憎む鳥居耀蔵がとうとう南町奉行に就任する。弾圧の機運が強まる麻布の町で、居酒屋の女将・小鈴は恋仲の男と蕎麦屋にいた。店の女将が店主に(そば切りが十八、うんどんが二十六)という不思議な注文を告げるのを見た小鈴は、謎を解くうち自分たち二人の行く末まで悟る。『嘘つき」という表題は、第五章で、林という偽名で居酒屋に来ていた鳥居を星川らが殺害しようとしたとき、小鈴が「嘘つき」となじる場面から来ているらしい。
最新の画像[もっと見る]
- 『浅間』=立松和平著 5年前
- 今日の朝食(1月23日)紅ザケのメニュー 5年前
- 『創価学会の変貌』=柿田睦夫著 5年前
- 今日の朝食(1月22日)ワカサギのカラアゲ 5年前
- 今日の朝食(1月21日)寒ジメホウレンソウ 5年前
- 『隠れ共産党』=小松泰信著 5年前
- 今日の朝食(1月20日)揚げ出し豆腐? 5年前
- 『夏天の虹』みをつくし料理帖7=高田郁著 5年前
- 今日の朝食(1月19日)野菜と豚薄切り肉のロールフライ 5年前
- 『心星ひとつ』みをつくし料理帖6=高田郁著 5年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます