山川草一郎ブログ

保守系無党派・山川草一郎の時事評論です。主に日本外交論、二大政党制論、メディア論などを扱ってます。

ナショナリズムを考える

2004年07月23日 | 社会時評
人間はこの世に産まれてから物心がつく頃まで、およそ「親」という絶対権力の支配のもとにあり、そのことに疑問を抱くことなく成長する。「物心がつく」とは自分自身を社会の中の客観的存在として認識することで、「自我を得る」と言い換えることも可能だろう。 自我を得る過程(「思春期」とも呼ばれる)では、自己と他人との比較から生じる「劣等感」を克服しながら、誇りの持てる自分像を探し続ける。それは同時に、長く絶対 . . . 本文を読む

小説 細川連立学校

2004年07月23日 | 政局ウォッチ
オカダ・カツヤ君は、8つの学校を統合した細川連立「非自民小学校」の1期生である。思えば10年前にこの学校を卒業した同窓生たちは、多くが離ればなれになってしまった。 ある者はオカダ君と一緒に私立「新進中学校」に進学したが、この学校は一部バンカラ生徒の校内暴力で廃校に追い込まれた。また、ある者は1955年創立の名門「自社中学校」に進んだが、学習環境が劣悪で、良識派の生徒たちは自主退学し、出来たばかり . . . 本文を読む

拝啓小泉首相殿

2004年07月23日 | 政局ウォッチ
9月に予定される内閣改造・党役員人事が、今後2年の「後期小泉政権」の行く末を占う意味で注目されているようです。内閣に党の実力者を入れて「挙党態勢」をつくるか、それとも若手を登用して「サプライズ効果」を狙うか―。 参院選で傷を負った小泉さんは、中曽根元首相や森喜朗前首相らの進言を受け入れて挙党態勢に傾くであろう、というのが大方の予測。「小泉首相は勝負に出る」と見る評論家もいますが、少数派のようです . . . 本文を読む