中古レコード

ホラー大好きと言うわけじゃないけど、何故か読みたくなる伊藤潤二作品

伊藤潤二さんが、楳図かずお、古賀新一らの怪奇マンガを子供の頃から大好きだったというところに共感できるのかもｗ
昔読んだ、うずまきとかギョの独特な世界観は印象に残るなあ…

で、今回は伊藤潤二自選傑作集を買ってみた
読んでみたかったのは「中古レコード」という作品で、さわりの部分はwebで読むことができる
これが予想通りとても良かった…

思えば、中高生の頃に「レコードにありえない人の声が入っていた」「叫び声が聞こえる…」などのネタがよくあったと思う
あの頃を思い出させてくれるような、古いアパート、レコードショップ、喫茶店…
当時は中古レコードショップにもよく行ってたなあ…
懐かしく読ませてもらった

あと、首吊り気球もあやつり屋敷も恐ろしい
どの作品も子供が読んだらトラウマになるだろうな、寒気なんかは絶対アカンだろと思うｗ


そのままの表紙でも充分気色悪いけど、帯を外すとさらに恐ろしい事になっているｗ
読みきり作品9編と描き下ろしショートストーリーが収録されているお得な傑作集で、怖いものが見たい人にはオススメ


P.S 作者自らが「読者のみなさまにおおいに迷惑を掛けた…」とのあとがきのある「グリセリド」
これだけはホンマにアカンと思うw
怖いというよりグロさMax…。閲覧注意の作品