雇用統計は、いかなる予想よりも強く、ドル円上昇、ユーロドル下降、その他ドル全面高となった。おかげでクロス円は下落というのがなんとも面白い。
自分のトレードとしては、小さなポジションだったので、ありがたく123円手前でドル円ロングはもらって、ドテンでショート。ポジションが小さければ、こういうこともちゃんとできるのだが、とため息のトレードだった。
さて、この雇用統計が、為替にどう影響するかだが、さらなるドル高はまちがいなし。なぜなら、米国の12月利上げの可能性が高まり、ユーロは金融緩和の可能性ということで、ユーロドルが上がる目はますますない。チャート上もユーロドルは下方ブレーク(ドルインデクスは上方ブレーク)だ。問題は、ドル円だが、これは不安定化すると考えている。利上げが近くなれば、米国株価はかならずしも上は目指さない。そこでドル円も不安定になるだろう。今の121円から123円あたりのレンジでの動きになり、12月の利上げと同時に、当初想定した110円あたりへの動きになるとシナリオを書き換えておきたい。
トレードとしては、ドル円はデイトレのみ。下への見通しももちろん確たるものではないので、上に行ってしまうことも可能性に入れた上で、(ニュートラルな見通しのもとに)利上げまでの時期をやり過ごしていこうと思う。
| Trackback ( )
|