FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



LIBOR(銀行間金利)が異常に上昇している。特にドルとユーロだ。
 
このサイトにあるチャートと数値をご覧いただきたい。急激な上昇であり、また実勢金利はこれよりも高いようで、ドルの調達は大変なようだ。ただ、ここにあるように円だけは落ち着いた動きになっている。与謝野さんが、リーマンの倒産は日本にとって、ハチが刺した程度だと言ったとかだが、このLIBORを見ているとその言葉もまんざらウソとは言えない。
  
今後の欧米通貨の没落と、日本円の安定を予測できる数値だと思う。



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NY株が昨晩は逆に上昇した。株価ボラティリティ指数は、そのおおきな動きを反映して、上ヒゲを40以上に伸ばした。既に述べてきたように通常はここまでの値になると株価は一旦落ち着く。松藤氏も今日のブログでそのように述べているようだ。

たぶん今回もそういう動きにはなると思うが、週足で見るように、昨年の夏から秋のように相場のステージが変わることによってVIXの変動域がひとつ上になるということも考えられる。そうなるとするなら、さらに大きく株価が変動する可能性も残されている。ここはさらに観察が必要であろう。

ドル円はとりあえず株価の上昇によって上昇したが、市場参加者が激減しているようなので、この動きは信用できない。上にゆくことも、下にゆくことも考えられるので、慎重に対処したい。

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昨日から、コメントなどでいろいろご意見いただいたとおり、金の上昇に対して、ユーロドルの上昇をドル高が押さえつけていたようである。

幸い、協調介入でドルを供給してくれたため、ユーロドルは心おきなく上昇した。まだ金価格にはまったく相応しないレートだと思われるので、供給があれば、さらにユーロドルが上がると考えられる。つまり今日明日くらいはドル安傾向が続くと予測してもいいかと思う。その後はまだよくわからない。



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NYの株価は引けで大幅に下げた。VIXも跳ね上がり、36まで来た。しかし、通常のセリングクライマクスに見られる日足の上ヒゲがなく、下ヒゲである。まだ上昇の余力はあると見られるのであり、NYの株価が当面の底打ちをするのにはもうしばらくかかりそうだ。いよいよダウの1万ドル割れを見ることになるのかもしれない。


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金が暴騰した。一日で80ドル以上上げて860ドルに迫った。ここまでが下げすぎだっとも言えるが、それにしてもものすごい暴騰である。最初は動きが弱かったユーロドルも後を追って上昇を始めた。つまりドル安であるが、猛烈なドル不足によるドル高の下地がある中でのドル安には大きな意味があると思う。
 
つまり、遂にドルの信認が崩れ始めたその第一歩が見えたのではないか。
早くもLEAP2020の予測が実現したのかもしれない。もちろん、一日の動きだけで決められるものではないが、今後のユーロドルと金の価格の動きには極めて注目してゆきたい。



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フランスの私立シンクタンクのLEAP/2020の発行しているグローバルヨーロッパ予測月報(GEAB)の27号が発行された。このwebマガジンは有料であるが、幸い要旨を上のようにサイトで読むことができる。この月報は、2006年から既にサブプライム危機を予測していたことで有名であり、特に日本での知名度は高い(2ちゃんねるの経済板に専用スレッドがある)。英語と仏語のバックナンバー(要旨)はGoogleで"Geab 35"のようなキーワードで検索すると見ることができる。また過去のものの一部は日本語訳されて、このサイトにまとめられている。
 
従来の月報では、アメリカの金融機関倒産や国有化をみごとにあてているが、唯一はずしていたのがドル高である。2008年末にユーロドル1.7、ドル円95円を予測していたのだが、現時点ではユーロドルについては当たっていない。今号はそれを中心に述べており、このユーロの崩落は、実はアメリカの財務当局が中国政府と共同して行った為替操作のせいであると断じており、年末にかけてそれが失敗して、2008年末にはユーロドル1.75に達すると予測している。米国当局がユーロを売った金額や時期まで推定しており、かなりの信憑性がある。ユーロドル(ドルインデクスは逆相関)の行方については、どんどんと下がる(ドル高)という説と、ドル安に転じるという説が対立しているが、LEAP/2020は、ドル安説に立つ。極めて確度の高い予測を行ってきたところの説だけに注目すべきものだ。今後のドルストレート通貨の動きについては細心の注意が必要だろう。まあ、円を買っておけばいいのではあるが。笑



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ニュースなどで急に為替への言及が増えた。そこでよく言われるのが「103円台の円高ドル安」という言葉である。FXをしている人間は、現在は「ドル高」だと思っているので、「ドル安」にはおおいに抵抗を感じる。
 
しかし、安いか高いかは相対的なもの、確かに円に対してはドル安であるので、間違ってはいない。が、通常為替の世界で「ドル高」というのは、ドルインデクスなどの、ユーロが重い指標によるドル高であって、円との対比はあまり重要でないので、そこで、表現に乖離が生じているのも確かである。金があまり買われていないことを指標とするならば、今はドル高というのがいいのかもしれない。ただドルと金との関係も一筋縄ではいかないようであるが。

今後研究が必要なところであろう。


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ファンダメンタルではいいニュースは皆無であるが、クロス円、特にオージー円では、日足のRSIにダイバージェンスが見られるなど、全体に価格の下げに比べてRSIが横ばいあるいは上げている。そろそろ一度軽いリバウンドがあるような気がする。
 
ただ、以前のドルストレートでもダイバージェンスがあったが、結局騙しに終わったので、あまり正確性はない。そんなこともあるかも知れない程度の話として聞いておいていただきたい。
 
今回の円高では、底の部分のテクニカルをしっかり観察してみようと思っている。特にRSIでは、ダイバージェンスに加えて、前にも書いたFailure Swingという現象があるかどうかぜひ調査してみたい。これはダイバージェンスに続いて、RSIが前回よりも高くなってゆく現象であり、底打ちを意味することが多い。今回はまだFailure Swingは観察されていないので、底ではないと思う。



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昨晩のNYはすごかった。株価の下げと同時にボラティリティ指数も一気にはねあがって32まで来た。セリングクライマクスには35を越える時もあるので、まだこの先の一段の下げがありそうである。為替もそれを見ないかぎり当面の落ち着きはないものと思う。ちなみに銀行株指数(BKX)も一気に8パーセント以上下落している。現在は基本は米国の金融であるから、その動向だけが焦点と言えよう。


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金融不安ということでまっさきに連想したドル安が朝方にやってきた。ところが、夕方になってアメリカが始動するやいなや、たちまちドル高(ユーロドル安、さらにはドル円安)となってきた。
 
このドル高は言うまでもなく、アメリカの景気回復によるものではなく、笑、また、アメリカ経済への信頼がもどったせいでもない。笑
 
ひたすらファンド等の投資ポジション縮小、現金(=ドル)不足解消のための行動のせいである。これは、ここまではずっと考察してきたとおりなので、問題ないであろう。あとは、このドル高の永続性である。これは金価格とも連動することなのできわめて予測が難しいが、現在のアメリカ経済の問題が、レバレッジの上げすぎ、それを巻き戻す過程においての現金不足である以上、このドル高はかなり続くのではないかという気がますますしている。

また、ドルに対する信認の弱化はこのままアメリカ経済が金融を中心にほころびを見せつつあるかぎり、当然あるはずだが、結局、それは、ドル円の大幅下降という形での「ドル安」として実現するのではないかと考えたいのである。なぜならユーロなどがドルより信頼できる通貨であるとは言えない以上、ドルに対する信認の低下は、ユーロドルの上昇ではなく、ドル円の下降という形で表現される他ないのではないだろうかという理由によるのである。

今回はちょっと踏み込んで考察してみた。さらに今後も検討してみたい。



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