FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



なかなかドル円が上に行かない。中国のオプションとかがあるそうだが、この動きから見ると108円のノータッチオプションの類だろうか。これを、テクニカルから見ると200日の指数平滑移動平均線107.62を大きく越えないということになる。
 
前に、同じ200日でも、単純なものSMAと、指数平滑のものEMAとがあることを書いたが(正確には、他にも加重移動平均WMAなどがあるが、代表的なのはSMAとEMAだ。)、計算する日数の期間もいろいろなバリエーションがある。よく使われるのはフィボナッチ数列を使うものだ。
 
0, 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, …
 
フィボナッチ数列は、前の2項の和が次の数になるような数列であり、自然界に多く見られることから神秘的なものと考える向きもありFXへの応用も盛んだ。
 
ちなみに、現在の場合、フィボナッチ数の233日の単純移動平均線が108.27円にあり、それを越えるのもひとつのメドとなる。現在の様子だとそれを越える日も来週前半にはあると思われる。




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米ドルの動きは、為替の基本である。ということで、迷った時はドルインデクスである。
 
この2日間大幅な上昇を見せており、昨日の終値で72.79になった。50日平均線も72.79であり、それをまさに越えようとしている。MACDもゴールデンクロスしており、上昇の可能性が高い。3月以来のドルのリバウンドの過程では、50日線を越えると、その後、74レベルまで急激に上昇するのが常である。今回もこの点に注目してみたい。数値的には、まずは終値で73をオーバーするかどうかを確認したい。
 
従来の傾向では50日線を越えてから当面のピークまで1ヶ月程度はあるのであり、今回もその例とすると、8月中下旬にドルの当面のピークが来ることになる。よって、お盆の円高は来ないかも。それまでは、ドル高(そしておそらくポンド高)、円安、フラン安の傾向が続くと考えられる。豪ドルは、ドルについて下げ、円について上げで、豪ドル円は、膠着する。ユーロも同じ傾向だろう。
 
なお、200日線は遠く上にあり、かつ、右下がりで、ドル下落トレンドは、現在の基本である。大きなドル下落トレンドの中のリバウンドということは、ファンダメンタルからも明らかであるが、たえずそれを忘れないようにしたい。



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予定通り、ドル円が200日単純移動平均線SMA(現在107.09)を上に抜けた。ちなみに、指数平滑平均線EMAの200日線は現在107.62にある。おそらくこの107.6あたりが当面のドル円の終値での上限というところではないだろうか。
ということで、一応週末までに、そのあたりをドル円ロングの利食いポイントとして様子を見ることにしたい。

なお、日足では、シャフトレンドサイクルが上昇中、MACDもゴールデンクロスで、今後の上昇を示唆している。


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池田信夫氏のブログに紹介されていたブログに書かれていた言葉だ。
 
(引用始め)
 
"Ben Bernanke is like the death star. Destroyer of worlds."
(「ベン・バーナンキは,まるでデススター、世界の破壊者だ。」)
映画のトリビアに詳しくない方のために説明すると、これは映画スターウォーズのもじりだ。映画の中では、悪役達が、すべての惑星を一撃で破壊するような人工衛星(デススター)を作る。もちろん、バーナンキの公式の仕事目標は惑星を破壊することではないが、彼が少なくとも米国経済を破壊中であると考えるような人は多い。^^
 
(引用終わり)
 
要は、膨大な資金注入で、世界の金融秩序をおかしくしてしまって、このままではドルが暴落するという記事であるが、同感できるものである。ヘリコプターから帝国軍の象徴に昇格だ。笑
 
しかし、アメリカのごまかしは当面はうまくいっていて、どうやらこの夏は相当なドル高、円安が見られそうな気配である。mixiのあちこちの為替コミュでも夏にはドル円115円というような意見も見られるようになってきている。ますますおもしろくなってきた。笑


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米金融機関決算を無事?に先送り、GSE問題もあいまいに決着して、ひとまず危機を切り抜けた。まだいくつかの決算を残すもののなんとか無事に過ぎると予想される(というか、強引に無事に済ませるだろう。)
 
テクニカル的には、ドルインデックスは、まだちょっとあいまいであるが、ドル円は明らかに上昇だ。このチャートは日足であるが、75日、25日平均線を上抜けて、200日の107.6あたりをうかがう勢いである。シャフトレンドサイクルも上向き、MACDもゴールデンクロスしかけている。RSIもまだ上への余裕を残している。ちなみに、週足・4時間足、1時間足も上昇の形だ。ファンダメンタル的にも、米国債が売られており(利回りは上昇)、市場心理は改善してきている。企業のCDSスプレッドも若干上向いた。あらゆる点で、来週は再度108円を目指すと見てよいと思う。
 
なお、ドルインデクスのあやふやさを見ると、ユーロドルはしばらく膠着しそうである。ということで、どちらかと言えば、円安気味ということになり、クロス円も、豪ドルを中心に上げると見られる。




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ちょっと長いが、次の記事をまずはご覧下さい。
 
(引用始め)
×月初めまで、米経済を悲観したドル売り、米債買い(=金利低下期待)が増えた。しかしその後、ほどほど良い米経済指標を受けて、この弱気ポジションは巻き戻され、ドル高・金利高になり、米楽観論も復活した。すでに米利下げ見通しは消失し、米国債先物の投機的ロングもほぼ巻き戻された。ただこのまま利上げまで織り込むのはさすがに行き過ぎだろう。

ただし、米景気見通しが一旦中立化したということが、相場の第2ラウンドの基礎である。FRBはしばらく現在の金利水準を維持したまま、様子見姿勢をとるだろう。このため世界市場を出回るマネーは潤沢なまま。それが欧州やアジア等の経済のサポートになり、株式やコモディティなどリスク資産市場のサポートにもなる。

世界にはしばらく、景気良好、インフレ一歩前、緩めの金融環境、底堅いリスク資産価格というユーフォリア(心地よい状態)が続く猶予がありそうだ。当レポートでは、米経済に関する3つのシナリオから、中期的にはマクロ環境に軋みが生じると指摘した。しかしそれが3ヵ月後か、6ヵ月後か、12ヵ月後か、現時点では判定できない。とりあえず、目先のユーフォリア局面で円安がオーバーシュートする可能性を注視すべき展開に切り替わっている。ドル/円で 125~127、ユーロ/円で168~170は最早そう遠くはない。
(引用終わり)

最後で、おや?と思われたと思うが、これは実は2007年6月19日の楽天証券のFX部門の解説である。
もちろん、この直後、7・8月とサブプライムのNY株暴落、円高が始まるわけであって、ドル円127円は夢のまた夢であった。

今年もたぶん似たような経過をたどるというのが私の予想である。であるから、たぶん、この夏に上のような記事がまた見られるはずで、そのような記事が出たら、円買いすることにしたい。笑



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ドル安が一段落したと思ったら急激に円安が来た。予想以上であった。夜のうちに、ドル円のロングが106.50でリミットにかかっていたが、107まで行っていたとは。。
 
ドル円も、平均線にもほぼ戻ってきて、なんとなくリバウンド復活の感じもある。シャフトレンドサイクルも上昇を示している。これはストキャスと似ているが、騙しが少ないのでよいものだと思ってMT4で使っている。
 
シティの決算は毎度のごまかし先送りだろうから、ここはロングポジションしておきたい。
 
しかし、こうなると、「やっぱり円はダメだ」という声があちこちで聞こえるのが面白い。そうやって、円キャリー復活という気持がだんだんと盛り上がるわけだ。で、みんなが一斉に「やっぱり、円キャリーがいいよね。」と言い出す時が待ち望まれる。笑 その時こそ、円買いだ。



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ドル円の下降は、終値で105円までと予想したが、104.50までオーバーシュートした。しかし、結果論としては、教科書通りで、日足の一目の雲の上限でサポートされたかっこうだ。
この後、諸金融機関の決算もあるが、今まで、決算はだいたい先送りのごまかしで、上昇ということが多かったので、今回のドル安は一段落と見ていいだろう。ただ、MACDは低空飛行しており、するすると上昇するというわけではない。今回のドル下落以前よりややレンジを切り下げた形での往復運動になるのではないか?
 
今回はユーロドルが上抜けなかったのがやや意外である。前回の高値とほぼ同じところでストップだった。この先、本格的円高になれば、ユーロ円に引かれてユーロドルは下がるのが通例であり、ユーロの行方はまだまだ不透明である。





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銀行株指数がついに50を切ってしまった。NY株は金融株にひっぱられてまだまだ下げると思われる。この雰囲気の中、ドル安も進行中である。
 
ドルインデクスチャートを見ると、現在71.79で、3月の最低値が70.70。ここで70をかなり下回るとP&Fでまた下降シグナルが出て、3月からのリバウンド終了、とんでもないドル安が来るということになる。
 
ということで、ドルインデクスが70を下回るかどうかがまさに当面の最大の焦点となる。
 
その他の指数では、CDXやLIBORは比較的安定しており、流動性危機という状況ではない。単純にアメリカに対する不信がきわまっている状態である。ということで、前回のベアスターンズ破綻に類したイベントがひとつあってあく抜けがあれば、もう一回くらいのリバウンドはあってもいいと思う。今のところ、前回のドルインデクスの記事の見解を保持します。
 
なお、今日明日中に、leap2020の新しいバージョンが出ると思うので、またそちらの翻訳紹介もいたします。乞うご期待。前回、26号では、この7月から12月はアメリカの危機の「核」coreが来るとのことでしたが、、。

(追記)マスコミにドル円100円割れ説が出たということだそうだが、まだスイス市場でのドル円買いセンチメントは強い。逆説的だが、ここで、売りが強くなるくらいでないと、今回のドル安に歯止めがかからないとも言える。


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予想よりドル円も下に突っ込んだ。4時間足の雲はとっくに下に突き抜けて、日足の雲の上部で一応止まった形である。一目の雲は重要なレジスタンス・サポートではあるものの、どの足での雲をレジスタンス・サポートと見るかは結局見る人によって違ってくるわけで、その点はファンダメンタルからの予測と変わるものではない。テクニカルの人がよく、ファンダメンタルは後講釈というが、お互い様である。^^;
 
とにかく、今回は(テクニカル的には)予想以上に下げたのでメモとして残しておきたい。
 
なお、AUDUSDがほとんど下げていないことは注目しておきたい。過去の円高時には、必ず豪ドルは下げる。それもAUDUSDまで下げてくる。ということで、今回は、まだ「円高」とは言えない。単にドル安である。


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