ここまでの一週間は調整の週となり、ドル円は予想通り105円台から106円台の動きとなった。週の終値も106円と、きれいな終わり方だった。ロングでもショートでもいけた週ではなかったか。
来週はいよいよ焦点のFOMCで、二日目の21日(日本時間22日早朝)に結果がわかる。利上げはほぼ確実視されており、その後の金利見通しで、ハト派(利上げ回数少なめ)か、タカ派(利上げ回数多め)かが問われるというのがおおかたの見方である。利上げが万一なければ、大ハト派と言えばいいのか。笑
予想はつきにくいが、相場の動きはある程度わかる。ここまでの為替のパターンは、ドル安か、ドル高・円高か、の二相に分類され、それぞれが、FEDのハト派、タカ派的な政策に対応する。ハト派なら、経済安定重視で、ドル安政策、タカ派なら利上げ重視で、株価下落、リスクオフドル高・円高となる。為替の二相は、それぞれの米国の進路に対応するもので、それが未来予測の気迷いのようにドルストレートのレンジ相場を作っている。こう考えると、今後も、FOMCの結果だけに左右されず、その二相を見極めてトレードするのが重要だと言えるのではないだろうか。気迷いによるブレは、テクニカル分析で、ある程度判別可能であるので、テクニカル分析を中心にトレードするとよいと考えている。
ところで、現時点のファンダメンタルズで重要なのは、利上げ云々よりも、トランプ政権の行く先だと思う。ティラーソンを辞めさせ、今後も、マクマスター、ケリーも続く可能性もある(万一としてマティスも)。トランプが政権を確実に把握するプロセスと言えるが、為替相場的には、これはドル安と感じる。実利を重んじるトランプの姿勢は、ドル高にはなじまない。もちろん、北朝鮮情勢が緊迫する可能性も十分に残っているので、紛争勃発のドル高の目もあるが、長期的にはトランプ政権が安定化すればするほどドル安に進むと見ている。
なお、仮想通貨は次の技術革新など大きな動きがあるまではまだしばらく低迷と感じる。雌伏の時期で、もう一回新規振り落としの動きがあってから、徐々に上昇していくと考えている。相場全体の動きとも連動したものなので、株価の大きな下落がある時の動きに注目したい。
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嫌がらせのように下げる流れなので
内容がどうであれFOMCは下げるとみております。
グリーンスパン就任直後みたいな、ブラマン級の下げに
なるかは未定ですが、その可能性に賭けたポジでのぞんでます。
ブラマンの時はドル円はあまり下げず、その後緩和の発言で
猛烈に下げましたので、機会があればドル円に乗り換えようと
エアーFX中ですw。
まあ、いずれにせよ円高はどこかで来るでしょう。なにしろ
「財務省が(3月)8日発表した1月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同月に比べ6.4倍の6074億円だった。」
ということで膨大な経常収支黒字なので、これで黒田氏が出口に向かえば、・・あとは言うまい。笑
当面の話に戻りますが、FOMCで利上げになれば、やはり株はそれなりに下がるのではないでしょうか。幅はわかりませんが、チャート上では前よりも下の可能性が高いでしょうね。
ちょっと不明瞭でしたね。2月上旬のことで、ダウで23000ドル、日経で2万円を指しています。
いまの流れは無理筋とは言え、マスコミが攻勢をかけていますので。
今年こそが2007年型で、8-9月あたりに株などは下げそうですが・・・
アメリカ中間選挙、自民党総裁選、中国関係、北朝鮮問題の進捗など幾つもの不安定要因が出てきそうで・・・
円インデックスも同様で三尊天井ぽく、ちょっと緩みそうな感じです。
FOMC通過してから、少し間を空けての下攻めになるかなーとも思ってるので焦らされそうです。
あまり大きな動きがないままFOMCとなりましたね。
y5さん
確かに買い戻しっぽいうごきですね。