為替がおとなしいので、今日はゴールド(金)の話。円建て価格が40年ぶりの高値で、グラム6500円を超えたとかで、都心の金のお店では、プラチナを買う人と、ゴールドを売る人でひじょうに賑わっている(金地金は通貨に準じるのでちゃんと開店している)。しかし、先を見ると、ゴールドはもっと上がると考えられる。
ニクソンショックによる金本位制崩壊後のドル建てゴールドのピークは過去2回あった。最初は1980年のイラン・イラク戦争の時でオンス875ドルをつけた。円がまだ安かったので、円建てでグラム6495円。これが今までの円建ての記録だ。今回はそれを更新した。次のピークがリーマンショックのあとのQEに伴う上昇で、2011年に1900ドル超えとなった。(円高だったので円建てでは4800円)。
このように近年の金価格は、戦争によるリスクと、QEによるドルの価値低下にともなって上昇した。現在は、ウイルスによる第三次世界大戦とも言える未曾有のリスクが発生している。また、世界中の中央銀行がこれまた未曾有の金融緩和を行っている。為替は、相対的なものなので、その動きが弱いが、通貨全体の価値が希釈されていることは間違いない。経済活動も縮小しているので、インフレにもならないが、どの国の通貨であっても、本質的な価値がさがっていると思われ、ここに金価格の上昇の余地があると思う。また最初に書いたように戦時中にも勝るリスクがある時代だ。
自分はそう考えて、少しずつ金地金(現物)を買い足しているが、そういう動きはさらに出てくるのではないか。これでFXのような大儲けはできないと思うが、今後、銀行破綻などが発生することを懸念するなら、ポートフォリオの一部をゴールドにしておくことはムダではないと思う(ただし、強い円高で一時的な円建て価格の低下がある時期があるかもしれない。ただ、通貨全体が弱いので、円建てでの低下も弱いと考える)。
為替トレードはドル円ショートのみ。
半年少し前から、金には注目していますが、今回は2000ドル行く感じでしょうか、、
ドル円は一瞬106円台を付けて、跳ね返っているところ、ホントにゆっくり、なんですね。
コロナにもどれば、
本日の専門医会談(確か北海道のどこぞの、、)を聞くと、交通網を止めるくらい、の、と言うと過激でしょうか、、本格的ロックダウン(これは始めから期待していたのですが)が必要、と思い、、
アメリカの要人が、再来年位まで、との発表も、
金で稼ぐというのではなく、保全するというスタンスがいいと思います。こうなってくると、数年単位では何が起こるか予測できません。
北大の西浦氏は、GW明けに宣言が解除できないことのまえもっての厚労省からのリークメッセージととらえるべきでしょう。本格的なロックダウンも近いですね。その後もワクチンができない限り、ロックダウンとゆるめの繰り返ししかできません。経済はぼろぼろになりますが、医療完全崩壊を避けるためにはそれしかないというのも世界的に見て明らかです。数百年に一度のレベルの人類史的な出来事を見つつあるのかもしれません。
ビットコイン、私もすこし持っていますが、難しそうですね。状況がさらに悪くなってアメリカのネット系のインフラに影響が出た場合、インターネットの機能が損なわれるリスクがあります。もちろんビットコインはコールドウォレットに入れておけますが、ネットなしではトレードも不可能でまさに絵に描いた餅になってしまいます。現物ゴールドの自由度にはとうていかないません。ということで、デジタルの弱みがあるので、そんなには上がらないと思います。
コメントをありがとうございました。
2点とも、本文を読み直させていただき、合点がいきました。鈍い鈍い、、
金は、田中貴金属など? どうも単純で、、
西浦氏、ハーバード大学研究グループ、、
新型コロナウイルスの人類に対するシャッフルを可能な限り避ける方法が、それであるしかない、、
何百年に一度の事態、、遭遇したくはないですが、命はまだ惜しく(苦笑)、
家の周辺を散策出来るうちは、遠くに見える富士やハナミズキ、ツツジを愛で、
ネットフリックス、YouTube、懐かしの文学、、 仕事。 外交タイプでないことが唯一救いかも、です。
今都内でお店でプラチナ、金ともちゃんと売買できるのは、田中ですね。今日は全国での宣言となりましたが、GW前後に、さらに強力なものが発表されると思います。
Soulheadsさん
昔は懐かしいですね。今回の相場もゆっくりですが、サブプライムからリーマンもはやり2年がかりでしたから、今回は3年程度はかかるかもしれません。
不動産もやはり長期では強いですね。今回は株も債券もどうもあまり信頼できません。