来週からレバレッジ50倍までの規制が始まるが、本(100枚)単位での大きな投資を継続して行っている人以外には、それほど大きな影響はないように思える。私のメイン口座は外為オンラインであるが、レバは従来の200倍から50倍に減るものの、業者側の対策として(移行後のL50コース)、
1 証拠金を為替レートによって正確に計算(例えばドル円で、今なら86円を基準にするので、1枚が約17000円。ちなみに、従来は5000円固定。)
2 両建ては片側だけの証拠金でOK
3 発注中(執行されていない)の証拠金は不要
4 証拠金の25パーセントでのロスカット(証拠金が4分の1になったところでロスカットで、1枚につき25パーセントのみ残る。つまり、50倍の4倍計算となり、実質的には200倍での運用と同等。しかし当然のことながら、ロスカット時には証拠金の75パーセントは丸損。)。ただし、ニューヨーククローズ時においてだけ証拠金100パーセントでのロスカット(50倍がそのままダイレクトに効く)。
5 新設のL50Rコースでは、常時100パーセントでのロスカット(L50コースのNYクローズ時と同じルール。)。
となる(と思っているが、何か誤りがあったらご教示いただきたい。)つまりL50コースでは、NYクローズ時の50倍を守れば、その他の時間では実質200倍まではレバをあげてもかまわないわけだ。多くのハイレバ業者もそれなりの便法を使って使いやすさを残そうとしているようだ。毎日、全てのポジション全体を50倍で持ち越す人も少ないだろうから、基本、あまり変わらないのではないか。来年の25倍となるとさすがにドル円1枚が3万円以上となるのでやや影響が出てくるだろう。しかし、為替相場の国際性や、24時間的性格などに魅せられた者にとって、なかなか止めがたいのがFXである。商品相場も今ひとつの現状では、これでFXが廃れることもないと思っている。ただ、何かというと規制をかけてくる当局の意図はよくわからないものがある。ますます自己責任の概念が育たない国になりそうだ。
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