FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



このところ金が安くなってきていたが、ようやく底打ちした気配だ。1160ドルあたりはチャート上もポイントであるし、また株金レシオの点でも折り返しを果たしたように見える。掲示したのはS&P500ゴールドレシオのP&Fであるが、0.96あたりのレジスタンスラインで跳ね返されて下に折り返している。おそらくこのまま値が下降する(金が上昇あるいは株が下落)ものと思う。

今後の全体的様子はまだわからないが、米国10年債の利率低下傾向は止まらないし、いましばらく、現在の株価のぐずついた傾向が続くのではないか。金はゆるやかな上昇となり、ドル安が継続するという見方をしている。ドル安を基調とするので、クロス円は現在のあたりで上下し、ドル円は徐々に下降するということになる。ドル円の底がどこになるかが皆の興味の中心であるが、とにかく個人のロングポジションは崩れていないのでまだまだ下がるのではないか。AIAの堀内氏の見解「怒涛、阿鼻叫喚。号泣。にならなければ大底は打てず。」というあたりが正解だと思う。阿鼻叫喚市場はおそらく80円代前半ではないか。前回安値の
84.80は割ることになるだろう。ファンダメンタル的には、ドル安からドル高への移行期がどこになるかが問題だ。これは米国の長期金利動向と密接に関連するので予測しがたいものがある。さらに慎重に考えていきたい。


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来週からレバレッジ50倍までの規制が始まるが、本(100枚)単位での大きな投資を継続して行っている人以外には、それほど大きな影響はないように思える。私のメイン口座は外為オンラインであるが、レバは従来の200倍から50倍に減るものの、業者側の対策として(移行後のL50コース)、

1 証拠金を為替レートによって正確に計算(例えばドル円で、今なら86円を基準にするので、1枚が約17000円。ちなみに、従来は5000円固定。)
2 両建ては片側だけの証拠金でOK
3 発注中(執行されていない)の証拠金は不要
4 証拠金の25パーセントでのロスカット(証拠金が4分の1になったところでロスカットで、1枚につき25パーセントのみ残る。つまり、50倍の4倍計算となり、実質的には200倍での運用と同等。しかし当然のことながら、ロスカット時には証拠金の75パーセントは丸損。)。ただし、ニューヨーククローズ時においてだけ証拠金100パーセントでのロスカット(50倍がそのままダイレクトに効く)。
5 新設のL50Rコースでは、常時100パーセントでのロスカット(L50コースのNYクローズ時と同じルール。)。

となる(と思っているが、何か誤りがあったらご教示いただきたい。)つまりL50コースでは、NYクローズ時の50倍を守れば、その他の時間では実質200倍まではレバをあげてもかまわないわけだ。多くのハイレバ業者もそれなりの便法を使って使いやすさを残そうとしているようだ。毎日、全てのポジション全体を50倍で持ち越す人も少ないだろうから、基本、あまり変わらないのではないか。来年の25倍となるとさすがにドル円1枚が3万円以上となるのでやや影響が出てくるだろう。しかし、為替相場の国際性や、24時間的性格などに魅せられた者にとって、なかなか止めがたいのがFXである。商品相場も今ひとつの現状では、これでFXが廃れることもないと思っている。ただ、何かというと規制をかけてくる当局の意図はよくわからないものがある。ますます自己責任の概念が育たない国になりそうだ。






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