コメント
 
 
 
Unknown (カラバ)
2015-07-11 09:31:43
おはようございます。
ここ最近は予想がうまくいかず四苦八苦しています。
やはりギリシャ動向を読み違えたのが、大きな原因ですね。先日のブログ「100年前のユーロとギリシャ」は非常に参考になりました。こういう知識が事前にあれば、予想ももっと正確に出来たのかもしれないと悔やんでいおります。そのギリシャですが、ここに来て好転の兆しが見え始めたようです。私の従来のドルストレート予想では「7月初旬はドル高だが、それ以降はドル安」としておりました。実際7月に入り、ギリシャ情勢の混迷を受けて、たしかにドル高こそなりましたが、想定以上のものとなってしまいました。これにはさすがに狼狽してしまいましたが、それ以降は予想通りにドル安へ進行しつつあり、急激に戻してきています。思えば、先週も同じような状況でした。先週末には「外部情勢に振り回されてしまった。冷静に自分の予想だけ見ていればよかった」とこちらでもコメントさせて頂きましたが、その反省が全く生かされてなかったですね・・・。このように大きな値動きに振り回される自分を見ていると、ドラギ総裁の「ボラティリティの高まりに慣れるべき」という発言を思い出します。ドラギ総裁が言いたいのは、こういうことだったんでしょうかね。そして同時に2012年の「ユーロを守るためならなんでもする」という発言も思い出しました。いま、EU崩壊論がにわかに取りだたされています。「ギリシャに譲歩すれば他の国もつけあがる」「ギリシャが離脱すれば他の国からも離脱論が出てくる」など様々意見がありますが、そもそも人間をまとめるためにはアメとムチが必要です。時には「逆らうと容赦しないぞ」という強固な姿勢を見せることも必要です。今回の1件でギリシャも相当困っているでしょうし、EUやECBの協力なければどれだけ大変かを他国へとアピールできたかと思います。それまでは人権や民主主義の建前で何かと寛容だったEUですが、これを機にロシアや中国のような強権国家へと変貌していくのかもしれません。それもまた「EUを守るため」なのでしょうね。そして同時に、以前に世界を揺るがしたアメリカの債務上限問題も思い出しました。あのときも民主主義の暴走ゆえの大混乱だったわけですが、それ以降は共和党も大人しくなり、この件で騒ぐことはなくなりました。今回もこれに懲りてギリシャが大人しくなることを望みます。とはいえ、もちろんまだ完全に終息したわけではありませんので、今後も注視していく必要はあります。ただ、相場の視点は次第に中国株やアメリカ利上げに移っていくのではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (カラバ)
2015-07-11 10:55:18
たびたび失礼します。来週の予想をさせて頂きたかったのですが、前置きが長文過ぎたので、コメント欄を改めさせて頂きました。
火曜日に「ユーロドルは1.06-1.07台まで、ポンドドルは1.52台まで落ちる」とコメントいたしました。火曜日の激しい下げを見て、「この激しい下げは水曜日まで続くだろう。ドル安反転は木曜からだ」と考えたからなのですが、実際は火曜日の段階でユーロは反転し、水曜日にはポンドも反転しました。その結果、それぞれ下値予想に届かず、急速に戻してきております。上記コメントで述べたように、大枠の予想は正しいのですが、ボラティリティが高まっているため、どうにも焦点が定めにくい相場になってきているように思えます。
さて、ユーロドルは1.09台を割り込むことが出来ずに反転してきています。もちろん強いわけではありませんが、下値の堅さが異常に際立ちます。そうなるとドル高トレンドが始まったと考えるのもまだ早急で、単に先月まで「下値は1.1程度」と考えていたものが、今月から「1.09程度」となっただけなのかもしれません。春先は「ユーロドルは秋までに大きく戻したうえで、再度ドル高」と単純に考えていましたが、そうは行かず、予想がますます難しくなってきました。チャートからも予想は難しいですが、あるいは日足90日線がサポートになってるようにも見えます。反対に1.14後半ラインがレジスタンスとして強力ですので、結局は保ちあいのまま夏は終わるのかもしれません。もしギリシャ情勢がこのまま落ち着けば、おそらく再来週までドル安傾向となるでしょうが、ここで1.14台を突破できるかがカギでしょう。ところで、先日のイエレン講演では「利上げ前向き」と捉えられたようですが、内容自体に目新しさはなく結局は「情勢次第」となっており、毎度のように相場が都合よく解釈してるだけのようです。それを踏まえれば、今月末のFOMC前には利上げ期待で再びドル高になる局面があるかと思います。ただ、ギリシャや中国株を見ていれば利上げに前向きになれるはずもなく、FOMCを過ぎれば利上げ期待は遠のき、再度ドル安になると思われます。とはいえ、8月になると夏枯れ相場が始まりますので、このドル安も短期的なものとなるのではないでしょうか。1つ注意したいのは、来週の月曜・火曜です。ギリシャ情勢でまたもや下振れする可能性もあります。特にここ最近は火曜日に突発的なドル高が来ることが多いので、気をつけたいところです。もっとも今更それがドル高トレンド転換を促すとも考えにくく、一時的なものにとどまるような気がしています。
次にポンドドルですが、1.55台を下抜けしてきたので次の下値ターゲットは日足90日線が位置する1.52台だと思っていました。しかし1.53台が相当に固く、そのあと反転してきています。おそらくは5月初旬の下値と6月初旬の下値を結ぶラインが「下辺サポート」として有効に機能し始めてるのかもしれません。もし7月もこのままドル安へ反転すると考えると、完全にこの「下辺サポート」が成立することになります。そうなれば5月14日上値と6月18日上値を結ぶラインを「上辺レジスタンス」と見ること出来、そして全体としてみればこれらは、いわゆる「下降フラッグ」を形成することになります。この見方が正しいなら、ポンドドルの次のターゲットはやはり1.6超えということになります。オシレーター系指標を見ても過熱感はなくなり、むしろ売られ過ぎ感も出てきていますので、一気にそこまで到達してもおかしくはありません。ポンドドルの値動きの大きさからすれば、月末のFOMCまでの2週間でそこまで到達することも考えられることになります。ただし、先ほど述べたとおり、来週の前半の急落には備えたいものです。

ドルストレートはリスクオフでのドル買いもある一方で、「リスクオフなら利上げは遠のく」との見方からドル売りも出るようで、円相場のような一方的な動きになりづらく、各通貨ペアにより動きがマチマチでした。今後もこの傾向が続くと思われますので、ポンドドルが急騰してもユーロはそれほど大きく動かないと考えられます。このように考えていくと、やはり次に大きなドル高相場がやってくるとしたら、前にもここで述べたとおりに「FOMCがリスクオフの空気を読まずに無理やり利上げする」しかないものと思われます。もしそれが無いとするなら、今回のギリシャ相場ような動きを繰り返しながら何年もかけて少しずつ上値・下値を切り下げていくパターンでドル高を示現するか、もしくはユーロドルのパリティをもたらすような大きなドル高は到来せずにこのまま新たなドル安相場が到来するまで保ちあいを続けるか・・・。どうなるかは難しいところですね。

今回も大変な長文失礼しました。
 
 
 
Unknown (長谷川)
2015-07-11 13:40:03
中国政府が、リスクオフ相場を、無理矢理に無かったことにしようとしていますが、来週もオセアニア通貨が戻し続けるのか、非常に難しいところだと思います。
 
 
 
Unknown (さとし)
2015-07-11 16:07:00
今年はギリシャ・・・

去年の今ごろスコットランドで

もめてたような・・・
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-11 18:02:30
カラバさん

毎週ありがとうございます。テクニカルとファンダメンタルズを合わせて考えるのは私も同感なのでいつも楽しく読んでいます。いろいろ想定外の出来事が起きたここしばらくの動きでしたが、ギリシャ・中国とも一段落というのは実感です。ただ、どちらもさらに長引く問題となったという面もあります。アメリカはひとり関係ない雰囲気ですので、私は、利上げは9月から12月と、変更なしではないかと想定しています。

長谷川さん

テクニカル的にもオセアニアの長期下落は動かないと思います。ただ、ここまで下げているので、戻しもあるかもしれません。慎重にトレードする以外はないですね。

さとしさん

たしかに。この時期はなにかありますね。
 
 
 
Unknown (カラバ)
2015-07-12 11:03:07
やまはさま

こちらこそお世話になっております。
ギリシャはまだ気が抜けない状況ですが、何とか本日に合意に至ってもらいたいものです。利上げに関しては正直、年内には難しいのではないかと考えていますが、FRBが「中央銀行への信認」にこだわるのであれば強行することになるでしょう。もしそうであるとするなら、9月のFOMCでその前兆が見られ、実際の開始は12月になると考えています。
ドル円相場は中長期サポートラインを一時的に割り込みましたが、日足は勢いでラインをあっさり破ることもありますので、ダマシに注意したいところですね。とはいえ、このままだと7月はやはり124円のレジスタンスで弾かれるか、それを上回りつつも上髭を引いて終わるか、どちらかになる可能性が高くなってきました。秋にダブルトップを迎えてからの下落かと思ってましたが、あるいは早々にダブルトップを迎えるのかもしれませんね。
 
 
 
9月に追加緩和? (Unknown)
2015-07-12 11:51:41
ギリシャ情勢、中国株安ともにまだ目を離せない状況ですが、日本も安保法制、国立競技場問題で安部政権もまさに崖っぷちに追い込まれています。安保法制については日本というよりもこれは米国の要請ですから必ず通すと思いますが、国立競技場もしったもんだしてこれまた通すと思います。
そうなると9月には支持率が相当悪化するのは避けられず、総裁選ともからんで進退問題になる可能性もあり、これを回避するためには日銀の追加緩和が必要となるはずです。
また追加緩和に9月のFRBの利上げが共振すれば為替は一気に円安、株は上昇で日本経済には大いにプラスではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-12 13:23:09
カラバさん

利上げはまだ不透明ですが、今日のニュースでまたイエレンが年内利上げを示唆したというのが入っています。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150711-OYT1T50054.html?from=ytop_ylist

Unknownさん

日銀の追加緩和はむずかしいと思います。いざというの時のためがなくなるので。緩和があるとすれば、株価がさらに暴落的に下がる時を待つと考えています。
 
 
 
Unknown (長谷川)
2015-07-12 17:46:34
まさかのギリシャ問題結論ほぼ先送りですね。月曜スタートは、ユーロ、オセアニア等、また下窓でしょうか。
これに中国株下落問題が絡むと、どうなることか。
 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-12 20:43:38
長谷川さん

なかなかむずかしいですね。ドイツの財務大臣が、ギリシャの一時的ユーロ脱退を提案という話もありますね。先日書いたように、ギリシャは過去にもその手を使っています。たぶん、ドイツはその歴史を覚えて居るのでしょうね。

http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-4363.html
 
 
 
Unknown (カラバ)
2015-07-12 22:28:22
やまはさま

こんばんは。
そのニュースについては先日のコメントの中で触れておりますが、これまでの内容とあまり相違はないようです。「昨今のギリシャ情勢の混迷を受けてもこの内容なら、やはり利上げに前向きか」と解釈もできますが、「前向きなのに、なぜいまだ内容に変更がないのか?」とも解釈できます。結局のところ、受け取る側の解釈次第ということで、いつもどおりということですね。今月のFOMCですが、イエレン会見は無くて声明のみとのことのようですので、もし利上げ示唆するとなると、やはり9月の会見なのではないでしょうか。
ギリシャですが、まだ合意ないようですね。毎回のように「~日までが期限」と言ってるくせに、結局は先延ばしの連続です。タイムリミットのバーゲンセールですね。この調子だと20日の返済期限も、本当にタイムリミットになるのか怪しいところです。こうなると、やはり先日のコメントどおりに13日・14日はユーロの下落に注意したいところです。あと、先日の予想には触れませんでしたが、週末の17日にも下落を注意したほうがいいかもしれません。ユーロはギリシャ合意に至るまでは、ドル高トレンドこそ発生しないものの、上値を伸ばすことも難しいでしょうね。


 
 
 
Unknown (やまは)
2015-07-12 23:17:51
カラバさん

失礼しました。イエレンは、一日前のニュースでしたね。新しいツイートに紛れていたので、新規ものかと思いました。^^ 
 
欧州は、まさに「会議は踊る、されど進まず」(Le congrès danse beaucoup, mais il ne marche pas.)ですね。
 
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