先日、3軒目に流れ着いた居酒屋のカウンターで、一緒に飲んでいた知人相手に、またしても偉そうに日本酒の講釈をしておりました。
「内陸の酒の酸度が高めなのは、冬場の保存食との関係で・・・」とか
「あの酒は金賞とか言ってるけど実は大したことないな」
酔いつぶれて、もうこれ以上飲めないというのに、まだ酒の話・・・もう病気ですね。
すると、カウンターで飲んでいた他の男性客がこちらを見て、
「ずいぶん酒に詳しいんだねえ」
見ると、人のことは言えないが、サラリーマンのような堅い職業ではなさそうな屈強な男性。ここは謙虚に、
「いや、山形の酒が好きなだけです」
「じゃあ、あんたが一番旨いと思う酒はどれよ」
「庄内の酒ですね」
「庄内のどれよ」
「やっぱり酒田かな」
「ほおう、酒田のどれよ」
男性の目つきにやや挑戦的な光が宿ってきたので、「まずい、関係者だったかな・・・」と思いつつも、こちらも酔っぱらい。挑戦なら受けて立とうじゃないか。こっちだってダテに毎日飲んだくれてるわけじゃない。日本酒における感性には自信があるのです。まっすぐに相手の目を見て、斬りつけるように、迷わず一言。
「楯野川っ。」
次の瞬間、男は鋭く目を見開き、ズバッと突き出した右手は拳・・・ではなく握手。
「ありがとう、俺、楯の川で蔵人やってんだよ!あんたが楯の川のことボロクソに言ったらブン殴ってやろうと思ったんだ」
「ボロクソなんて言うわけないじゃないか。楯の川は最高だぞっ!」
両雄、がっちりと熱い握手。・・・真夜中に何やってるんだか。
というわけで、みんな大好き「楯野川」から、早くも新酒登場。その名も「初槽(はつぶね)」。その年はじめて搾った酒をこう呼ぶらしいです。
さて味は・・・選りすぐった、文学的表現を用いた重厚な一言で表すとすれば・・・・・・「胸キュン!」
とにかくフレッシュでさわやか。ポカリスエットのCMみたい。屈託のない青春。そして淡い余韻とともに消えていく。
一足早い、いや、ずいぶん早すぎる「春」を堪能しました。蔵人君にも絶賛の拍手を贈りたい。
「内陸の酒の酸度が高めなのは、冬場の保存食との関係で・・・」とか
「あの酒は金賞とか言ってるけど実は大したことないな」
酔いつぶれて、もうこれ以上飲めないというのに、まだ酒の話・・・もう病気ですね。
すると、カウンターで飲んでいた他の男性客がこちらを見て、
「ずいぶん酒に詳しいんだねえ」
見ると、人のことは言えないが、サラリーマンのような堅い職業ではなさそうな屈強な男性。ここは謙虚に、
「いや、山形の酒が好きなだけです」
「じゃあ、あんたが一番旨いと思う酒はどれよ」
「庄内の酒ですね」
「庄内のどれよ」
「やっぱり酒田かな」
「ほおう、酒田のどれよ」
男性の目つきにやや挑戦的な光が宿ってきたので、「まずい、関係者だったかな・・・」と思いつつも、こちらも酔っぱらい。挑戦なら受けて立とうじゃないか。こっちだってダテに毎日飲んだくれてるわけじゃない。日本酒における感性には自信があるのです。まっすぐに相手の目を見て、斬りつけるように、迷わず一言。
「楯野川っ。」
次の瞬間、男は鋭く目を見開き、ズバッと突き出した右手は拳・・・ではなく握手。
「ありがとう、俺、楯の川で蔵人やってんだよ!あんたが楯の川のことボロクソに言ったらブン殴ってやろうと思ったんだ」
「ボロクソなんて言うわけないじゃないか。楯の川は最高だぞっ!」
両雄、がっちりと熱い握手。・・・真夜中に何やってるんだか。
というわけで、みんな大好き「楯野川」から、早くも新酒登場。その名も「初槽(はつぶね)」。その年はじめて搾った酒をこう呼ぶらしいです。
さて味は・・・選りすぐった、文学的表現を用いた重厚な一言で表すとすれば・・・・・・「胸キュン!」
とにかくフレッシュでさわやか。ポカリスエットのCMみたい。屈託のない青春。そして淡い余韻とともに消えていく。
一足早い、いや、ずいぶん早すぎる「春」を堪能しました。蔵人君にも絶賛の拍手を贈りたい。
山Qの25BYは「13番」になりますか?年明けの定期が楽しみです。
昨年は発泡酒で失敗しましたが、今度は瓶の下に大き目のボウルを置いてその上で開栓します。
ですから、選りすぐった、文学的表現を用いた重厚な一言以前の課題が未だ未だあります。
それよりも、西日本の銘酒を開拓しないと。……
ときに、ライバルの吉田類は酒よりも一品料理やご常連との乾杯に明け暮れているようで今一つ面白くありません。
もっとも、今どきは焼酎の抹茶割りなんぞがはばをきかせていますから仕方ないのでしょうか?
話が変わって、たまにはヴァイオリンについてですが、最近諏訪根自子13~15歳の演奏CDを聴きました。
そこで気が付いたのですが、14歳辺りでグンと上手くなっています。何かブレイクしたような感じです。
ある人に言わせれば、5歳ぐらいでその生涯技量がわかるというのですが、人間何歳でブレイクするかは神のみぞ知る範囲であって、軽々にそういうことが言えるのかなぁと思います。
社会職業人でもそういう一面はありますね~
発泡の生酒に注意しつつ、良いお年をお迎え下さい。ちょっと開けたらすぐ閉めて、ひと呼吸…これを繰り返すのがコツです。
ところで、そう多くはないのですが、今までヴァイオリンを教えた経験を元に言うと、やはり中学生ぐらいでグンとうまくなる子がほとんどですね。自分もヴァイオリンが好きになったのは中学生の時でしたし。
しかし、いわゆる「神童」は逆にその時期に壁にぶち当たっりする事もあるようですよ。天使の歌声のボーイソプラノが変声期に悩むのに似ているかも知れません。