山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌72-vol.3(倉田記)

2019-06-12 23:59:59 | 練習日誌
 をしめども とまらぬ春も あるものを 
         言はぬにきたる 夏衣かな

 今年は、季節の移り変わりが早くて、雪が無くなったと思ったら暑くなってしまって、春をじっくり楽しむ感じがあまりなかったような・・・。梅雨を飛び越えて、夏が来た〜と思ったら最近は朝晩が寒い・・・。どの季節なんでしょう?

 さて、第72回定期演奏会に向けて3回目のリハーサル日になりました。

 これから夏に向かってある2回の公民館コンサートの演奏のために、新しいレパートリーにしなければならない弦楽三重奏曲を少々練習して、指ならし。

 その後、W.A.モーツァルトやL.v.ベートーヴェンの曲も行いましたが、今日からF.クーラウの譜読みも始めました。

 F.クーラウ(1786~1832)は、ソナチネアルバムに曲が載っている作曲家という認識でしたが、正直言って彼についてほとんど何も知らないでいました。

 少しだけニューグローヴ世界音楽大辞典などで調べてみました。

 ドイツ出身の作曲家兼ピアニストで、後期古典派〜初期ロマン派の時期に活躍しました。ナポレオンの侵攻で、デンマークに亡命し、コペンハーゲンの地で亡くなりました。(なので、デンマークの作曲家という記述もあります)。

 少年時、転倒により片目を失明。生涯最後の年に火災にあい、未刊行の手稿譜を家もろとも焼かれてしまうなど波瀾万丈の人生を送ったようです。

 ピアニストらしく、ピアノ曲が多いのですが、人前では披露した記録が無いフルートにも造詣も深く(王立楽団のフルート奏者の助けもあって)、フルート音楽に才能を発揮しており、一部では、「フルートのベートーヴェン」とも呼ばれていたそうです。本人もフルートを巧みに吹けたのではないか?という想像が出来ますが、詳細は分かっていません。

 実際、1825年には、ウィーンにて、ベートーヴェンに会っており、かなりベートーヴェンの作品を好んでいたそうです。

 で!今回演奏するフルート五重奏曲 イ長調Op.51-3は、フルートとヴァイオリン、ヴィオラ2、チェロという少し変わった編成の曲で、彼の作品の作風(サロン風)の中では、異質に感じられる本格的な作品で、彼の作品の中で最も優れた器楽作品に数えられています。

 まだVn・2ndVa・Vcの3人で合わせただけですが、練習しがいのある名曲だと思います。お楽しみに。

 次回へ、つづく・・・・・・・。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま35箇所及び山形市内公民館
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