建築・環境計画研究室

東京電機大学未来科学部建築学科
(山田あすか)

こどもの「環境と空間」研究会 シンポジウム

2009-03-15 00:20:37 | 研究日誌
[山田あすか]


第2回 こどもの「環境と空間」研究会シンポジウムにて話題提供をしてきました.
今回のテーマは,就学前保育施設の規模(空間の規模,人数の規模)をどう考えるか,です.
この研究とシンポジウムは,厚生労働省の科学研究費補助金による研究プロジェクトの一環として行われました.

建築学会の福祉施設小委員会との共催としたことで興味をもった方々にお越しいただくことができ,有意義な会となりました.

わたしの話の内容としては,今年度の卒論生と一緒に研究してきた成果なども交えてお話しさせていただいたのですが,
1.保育室の広さについての保育者の評価によると,
  保育室の広さは園児1人あたり2㎡以上,かつ,
  実際に遊びに使われる面積が年齢ごとの「基準」以上である
   →保育室の広さを考えるには,単なる面積ではなく,
    使われ方までを考えたアプローチが必要
2.広さ感評価については,園児一人あたりの”実際に遊びに
  使われた面積”とクラスの園児数が関係している
   →処遇規模についても検討が必要
3.広さ感評価があがるためには,保育室の有効利用面積を
  上げることが有効と考えられる.そのための1手法として,
  コーナーを作ることが挙げられる.全国の保育施設への
  アンケート調査結果をみても,コーナー数が年齢ごとの
  中央値以上の場合,広さを「ちょうどいい」と回答する
  ケースの割合が高い(中央値以下:「ちょうどいい」と
  「狭い」が半々vs.中央値以下:「ちょうどいい」が3/4)

なかなか,興味深い結果だと思っています.
この研究は,2009年度まで続きます.
これから,分析事例を増やして,内容を精査していこうと思っています.
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