宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
Dr.バスは研究室のドアに、次のような言葉を記している。
”患者に教育しなくてはならない。毎日、就寝前に適正な形態のブラシとフロスを用いて、きちんと清掃しなくてはならないということを。”
プラック組織を破壊するために毎晩、歯を清掃するということが強調されている。これはベッドに入ってから朝までの時間、歯は細菌が成長する培養器から解放されるためである。
完全に歯を清掃すると、口腔に食物を入れるまでの間、細菌の成長はわずかなものとなる。Dr.バスは、この組織破壊を芝刈りに例えている。長い繊維を切り取ってしまうと、再び組織ができるまでは酸を産生する能力が減少するのである。