山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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バークリー予防歯科の概要:44

2014-07-22 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


抜歯することが治療として容認されるようになった経緯をさぐるのは、きわめてむずかしい問題である。しかし、現在でも辺境で原始的な地域においては、鈍器で一撃のもとに歯の除去が行われているという事実から、この傾向は石器時代に始まったと思われる。アラスカのある歯科医師が私に語ったところによれば、歯を「取り去って」もらうために、奥地からはるばる来院してくるエスキモーがいるということである。聖アポロニアの絵画を見れば、鉄器時代初期にはヤットコを使って歯を抜去していたことがわかる。
それ以降は、抜去を歯科的処置として行うことに、ほとんど疑問をもたれたことがない。この抜去に関して、私たちが進歩したといえば歯によってそれぞれ異なった形の鉗子を使い、それを患者ごとにきれいに洗って消毒するという点だけである。
麻酔の導入は歯を抜去する際に伴う苦痛を和らげ、結果として患者のこの処置に対する抵抗感を和らげたのである。

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