宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
また、ご自身でも私は「管理医」であり、それ以外の何物でもないと考えられていた歯科医師も、1981年11月5日に届いたポスターを受け取ったときから、否応もなく「臨床公務医」にならなければいけないような事態になってきているのです。
まさしく、プロフェショナルの必須の条件である自律性をなくしてしまった歯科医師にとって、臨床公務医という名称は、ふさわしいものではないでしょうか。
そして、そこでは前述しました中野先生の指摘通り、倫理的責任など、どこ吹く風といった現状が何よりもそのことを物語っているように思われませんか。
私たちは管理医なのでしょうか、臨床公務医なのでしょうか。あるときは管理医となり、またあるときは臨床公務医となる、というのが私たちの偽らざる毎日なのではないでしょうか。