山田勝の元気な日常

明るく元気が取り柄というけれど、日々思う事あり…、
そんな日常を何かに残したいと思って開設した初ブロク。

わくわくプロジェクト土浦

2013-08-01 | Weblog
わくわくプロジェクト土浦で街の活性化に
頑張っている人に出会いました。

宮城県仙台市で生まれ育ち、大学卒業後1年ほど働いて結婚。
友人たちがキャリアを積んでいく姿を横目に二人の子育てに
追われたが、24時間子どもと過ごした日々は楽しかった。

親を必要とする幼少期から中学に上がるまでの時期は
親子のきずなづくりに大切な時間―。
そんな実感がエコキャンドル作りの根底にある。

2008年、土浦駅の改装でテナントのあかりが消え、
駅前通りが寂しくなった。まちに明るさと活気を取り戻す
ために何かできないかと考え、市に提案したのが手作り
キャンドルで駅前広場を照らすこと。
一緒に取り組んでくれる人をネットや市の掲示板で募集すると、
集まってくれたのは若い主婦たち。
聞けば周りに友達がいない、話せる人がいないなど地域に
溶け込む機会が少ない人が多かった。

そんな地域の人をつなぎながら親子で楽しくできる
お金のかからないエコキャンドルは、家庭にある天ぷら油などの
廃油を原料に不用のクレヨンや口紅などを溶かしながら
色をつけ市販の凝固材を混ぜて空き瓶などに流し込む。
作業は簡単だが、ここに至るまでには多くの試行錯誤があり、
メンバーたちの研究が続いた。

そのかいあってやさしい明かりが好評を呼び、
土浦では春の桜まつり、夏のキララまつり、冬のウインター
フェスティバルなどでも声が掛かり、パッケージも牛乳パックや竹、
卵の殻を使うなど次々にアイデアが広がった。

「廃物を利用すると失敗しても許せるし罪悪感もない。
子どもたちが壊しても汚しても大丈夫」

子どもから年配者まで自分なりに工夫ができ達成感がある。
しかも寄り道気分で参加できる。
エコキャンドル作りの評判は土浦から周辺市町村にも広がり、
ワークショップに加え講演の依頼も増えてきた。
そんな反響に自信を付けて県の商店街活性化コンペ事業に
2度目のエントリー。
見事、今年度の優秀賞に選ばれ活動に弾みが付いた。

◇      ◇      ◇

大好きだった祖父母が教師だったことから、
子どものころから教師になろうと決めていた。
しかし、その夢をあきらめて子育てに追われた20代。

「もっと社会勉強したかった。もっと仕事でキャリアを
積みたかった」との思いが胸の奥でくすぶることもあるが、
夫や子どもたちの支えが人生の積み上げはいつからでも
遅くないと思わせてくれる。

「恥をかいてもいい。失敗してもいい。ごめんなさいと断るより、
ありがとうとチャレンジしてみる」。
そんな前向きな気持ちで自分を奮い立たせ、今春からつくばの
コミュニティーFM局「ラヂオつくば」のパーソナリティーとして
2時間の生番組を担当。最初は土浦のPRをするためにゲスト
出演したのがきっかけだったが、高校の放送部で培った度胸と
聞き上手に白羽の矢が立った。


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