山脇内科小児科医院

医療・医学情報

BMIと死亡率

2009-05-30 13:38:24 | Weblog
英国心臓財団などの研究グループは、肥満の程度を表す体格指数「BMI」が、22・5~25の人だと死亡率が最も低いとする研究成果を発表した。BMIは、体重(キロ・グラム)を身長(メートル)の2乗で割った数。英国の研究グループは、BMIと死亡率との関係を調べている欧米を中心とした世界57の研究について、約90万人分のデータを分析した。その結果、BMIが22・5~25の範囲より高くても低くても、死亡率が増加した。この範囲を超えた場合、心臓病や糖尿病、腎臓病などが原因で死亡する人が多く、BMIが30~35だと2~4年、40~45だと8~10年、寿命が短かった。一方、BMIが22・5未満の場合には、呼吸器系の病気や肺がんなどで死亡する割合が高くなった。日本肥満学会は、日本人のBMIの標準値を22とし、18・5未満は「やせ」、25以上を肥満としている。


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