あっという間に、こんな時間。

49歳で始めたブログから早や10年、もうじき還暦とは…。
思えば遠く来たもんだ。

最近読んだ本

2013年04月21日 | 読書
この冬はメガネの具合が悪くてあまり本を読みませんでした。
最近やっとメガネを新調したので、図書館へ行ってこの2冊を借りてきました。

佐藤正午『身の上話』
NHKでドラマ化されていましたが、最終回を観終わった後で原作を読みました。
ドラマは原作にほぼ忠実でしたが、タイトルに『書店員ミチルの…』と付け加えたのが余計だったかと。
最近流行りの感じにして、視聴者の興味を惹こうとしたのでしょうが、これは主人公ミチルの身の上話と思いきや、の展開があり、最後まで読んでこのタイトルが納得できるわけですから。

ドラマは配役が的確で最後まで面白く観ました。
結末がちょっと急ぎ過ぎたかな。


阿部和重『クエーサーと13番目の柱』
朝日新聞の日曜版に作者のインタビューが掲載されていて、そう言えば最近阿部和重の本を読んでなかったと思い、内容も全く分からぬままこの本を借りてきました。

まずもって、装丁が素晴らしいです。
これから始まる物語へと誘う高揚感があり、ワクワクした気持ちになります。

若い実業家青年が金にあかせて組織する、アイドルのパパラッチ集団。
その一員である主人公は、途中から組織に加入したある若者の、ダイアナ妃の死にまつわる妄執のような「法則」に取り込まれて…
という、こんな説明では何が何だかでしょうが、これはあまり事前情報がないまま読み進めた方が面白さ倍増の小説だと思います。

現代的であり、普遍的な、今でしか読めない物語。
こんなストーリー構築もあるんだ…と新しい扉を開けてもらったような、不思議な物語。
この面白さをうまくは言い表せないのですが、読書の愉しさを堪能できた一冊でした。


最近はこの2冊のほかに、村上春樹の新作も読みました。
発売日の夕方、仕事帰りに寄った書店でまだ10冊ほど売れ残っていたので、てっきり売り切れかと思ってた反動(?)でつい購入。

長編とは言え、わりと軽めな作品で二日で読了。
内容は、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』というタイトル通りの話でした。
珍しく展開も想像通り、前作のように美少女が出てきてあれこれしてくれるし、割とストレートな形で作者のメッセージが伝わってくるし、分かりやすいと言えば分かりやすいけど、その分ちょっと拍子抜けです。

友達はいないけど、女には(特定の男にも?)モテる主人公。
ふっ…。

この物語に何故イマイチ熱くなれないのか、と考えたのですが、主人公が好きになった女性(沙羅)が何かイヤ~な感じの女性なんですよね。
小狡い(ただの”狡い”じゃなくて)感じ。
偉そうなことを言ってるくせに、二股だしね。

ラストも悶々とさせられました(笑)
『本(レビュー感想)』 ジャンルのランキング
コメント (3)   この記事についてブログを書く
« 「ああ、この味が…」の、金ち... | トップ | 今日の弁当 »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (てば)
2013-04-24 23:48:54
読んではっとしました。
確か送ると言っていた本。
ああ、まだだったと思い、
いまだに仕事の荷物が散乱している車の後部座席を探すも、発見できず。
あれ? 
車じゃなかったかと部屋を探すも発見できず……。
行方不明です。
しかも、題名も作者も思い出せず、
メガネのあの顔だけが残像として残っているだけで……。

すんません。
捜索中です。
Unknown (てば)
2013-04-25 23:50:18
発見!
ありがとう (ヤマブキ)
2013-04-29 12:31:25
それはもしかして『共喰い』?

忙しいのに、あれこれ手間取らせてすみませんでした。
そのうち貸して下さいまし。

私は先日また図書館へ行き、『睡蓮が眠るとき』という本を借りてきたのですが、非常に読後感の悪い一冊で最後まで救いもなく、ここ数年の「読まなければ良かった本」ベスト1くらいの内容でした。

『共喰い』が第2位とかにならないことを祈っています(笑)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書」カテゴリの最新記事