あっという間に、こんな時間。

49歳で始めたブログから早や10年、もうじき還暦とは…。
思えば遠く来たもんだ。

今年の一冊

2018年12月17日 | 読書
芥川賞・直木賞の候補作が発表されました。

が、読んだことのある本は1冊(深緑野分「ベルリンは晴れているか」)、名前を知ってる作家は4人だけ(深緑の他に森見登美彦、今村翔吾、古市憲寿)という体たらく。

今年もそれなりに読んだつもりだったのですが、知らない作家が多すぎてもう追いつけません。
しかも深緑野分の「ベルリン~」も、どうも文体が苦手で読み進むのが大変でした。
以前に「戦場のコックたち」を読んだときもそう感じたのですが、とある批評家が新聞紙上でその文体を大絶賛していて、(ということは、私がダメなのか…)とガックリしました。

ということで、今年も残り半月を切りましたので、私の「今年の一冊」を。

津村記久子の「ディス・イズ・ザ・デイ」です。


2017年の1月から今年の3月にかけて朝日新聞に週イチで連載されていた小説です。
前にもちょっとだけ感想、を書いています。
とにかくぜひ一度読んでみて下さい。(笑)

ずっと新聞を切り抜いて保管していたのですが、大幅加筆もあるということで図書館から借りて一度読んだ後、やはりこれは自分で持っておきたいと思って購入しました。
(ちなみに、好きな本を買うときは、できるだけリアル本屋さんで買うようにしています。ささやかな、こだわり(笑))


11話+エピローグの構成なので夜に1話ずつ読んでいますが、やはりどの話も心に染みて、弱ってるときに一歩前に踏み出す力を貰えるような気がします。

二男が以前遠野に住んでいたこともあって「権現様の弟」の話も好きなんですが、個人的には第4話「眼鏡の街の漂着」に心が惹かれます。人はいろんなことを支えにして生きていけるんですよ、うん。

ハードカバーの本はほぼ図書館から借りているので、自分で買った小説本はこれだけ(笑)

今年、新聞の文芸欄に寄稿されていた、宮内悠介の一文(自分のなかの「わからない」を増やしていくことが大切。わからないことが増えるほどに、内面が広がるように感じられる。というくだり)が気に入って、彼の「超動く家にて」という本を図書館で借りて読みました。
そしてそこからの繋がりで恒川光太郎の小説に出会えたのも、楽しい読書体験でした。
お気に入りの短編は「神家没落」。
来年は恒川光太郎の本を追いかけていこうと思っています。

というわけで、今年自分で買ったのは、文庫本&漫画ばっかり。
こんな感じです。


北大路公子は昨年の春からマイブームで、今年前半も「文庫を買って読んで友達に無理矢理プレゼント、そしてまた同じのを自分用に購入」を繰り返していました。
(最近はブームも落ち着きました・笑)

チッチとサリーの2冊は、新聞広告で新刊(第44集)が出たのを知り、一瞬女子高生に戻って気の迷いみたいな勢いで買ってしまいました。
新刊を読んだら、二人が何故離れ離れになったか知りたくて第43集も買い求め、そこで我に返りました(笑)

「レッド」はようやく完結。
長かった…。
完結前に自分が死んでしまうのでは、と思っていました。
途中、図書館で永田洋子の本も借りて読んだりもしたけれど、いまだに消化できないことだらけでモヤモヤが続いています。
これを読み返す日が来るかどうか…。

「大奥」はこの続きの巻(和宮は女だった編・笑)も買いましたが、知人に貸出中。

「岡崎に捧ぐ」は続きを買うかどうか検討中。

「ポーの一族 春の夢」これも心が女子高生にタイムスリップして購入。萩尾先生、凄すぎる…。

凄すぎる、と言えば、手塚治虫先生の「火の鳥」。
図書館から全11巻を借りて(何故か児童書コーナーにあった…)読みふけったのですが、こんなに凄い話だったのかと驚かされっぱなしでした。しかもあの画力!スクリーントーンなんか殆ど使われてないですよ。

高校生の頃に「月刊マンガ少年」に掲載されていたのですが、話の流れがよく分からずに読み飛ばしてた自分を叱り飛ばしたいくらいです。
でもきっと、今の自分だから読めたのかも…。
大人になった、ということですね(笑)


そうそう、蛇足ながら、今年読んで損した一冊。
C・J・チューダー「白墨人形」
S・キングのリスペクトにもなりゃしない!と思いました(笑)
キングの帯文は、推薦してると見せかけて貶してるんだ、これ。


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絶対間違う人

2018年05月08日 | 読書
ゆうべ気になってちょっと調べたい絵本があったので、まずは作者名で検索。
「よしだ よしすけ」

 …出ない…。


タイトル名で検索。
「あるかしら図書館」

 …やっぱりヒットしない…。


おかしいと思いつつ夜もふけてしまったのでお風呂に入ることにして、湯船に入ってハタと気づいた。

私が探していたのは
ヨシタケ シンスケ」の「あるかしら書店」だったのだ。


この作者の絵本、何度か立ち読みしたこともあるのに、いまだに名前がきちんと覚えられない。
たぶんこれからも何度も間違えてしまう自信もある。

私にはもうひとつ、昔からどうしても間違えてしまう名前があって、知人の「とびしま」さんのことを毎回「とびさわ」さん、と言いそうになるのだ。
そんなわけで、とびしまさんに会う時は呼び間違いの無いようにいつも少し身構えてしまうので、不審に思われているのかも知れない。


それにしても、よしだよしすけ、って何だよ~
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おもいがけず、近藤ようこ

2017年12月18日 | 読書
昨日何気なく見ていたテレビに作詞家の松本隆さんが出ていて、彼がプロデュースしたというCDを紹介していました。
そのジャケットの絵を見て、思わず「えーっ!近藤ようこ!?」と声を上げてしまいました。

二十代の後半頃に近藤ようこの漫画に出会い、女性同志のモヤモヤした感情を掬い取った作風が何となく気に入って、コミックスを集め続けていた時期がありました。
「ホメオスタシス」という言葉を知ったのも、近藤ようこの漫画から。
自分の人生の一時期、いつも彼女の漫画がそばにありました。

今も時々本棚から出しては見るものの、もう新刊を買うことはなくなったのですが、まさかこんな分野でも活躍されてるとは。
しかも依然と変わらぬタッチで嬉しい。



歌手のクミコさんの『デラシネ』というアルバムだそうです。

ネットで検索して、クミコさんファンと思われる人のブログを読んでみたのですが、近藤ようこの知名度が全然低く、しかも彼女の絵柄を「スカスカしてる絵」と書いていて、ちょっと笑いました。
あまり歌に詳しくない私にしてみれば「近藤ようこ>>>>クミコ」なわけで、人それぞれ得意分野が違うものですね(笑)

どういう経過でジャケットの絵を描くことになったかは知りませんが、歌も聴いてみたくなりました。


ちなみに、一番上の画像は私の本棚の「近藤ようこコーナー」。
なぜか隣は「楳図かずおコーナー」になってます(笑)



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最近読んだ本、あれこれ

2017年04月11日 | 読書
しばらく本のことを書いていなかったので、最近の読書あれこれをザクッと書いてみます。

・津村記久子の本、2冊
 前の仕事を辞めてハロワに通っていた頃、図書館でタイトルに惹かれて『この世にたやすい仕事はない』を借りたのがきっかけでハマってしまいました。
 芥川賞を獲ったころに『ポトスライムの木』を借りて読んだことがあったのですが、あの時は全然自分の心に響かなかったのに、年月を経て彼女の小説の良さが分かるようになりました。

 最近読んだのは『ワーカーズダイジェスト』
 中ほどまで読んでから(あっ、これ前も借りて読んだヤツだ!)と気づいた58歳。
 でも最近新聞の投書で読書家の70代の女性が「最後まで読んで号泣したあとで、読んだことのある本だったと気づいて、そのことに号泣した」と書いていたのがあって、それに比べたらまだマシ?と思ってしまいましたが。

 もう一冊は『とにかくうちに帰ります』。
 折れそうな心を抱えながら働く人の気持ち、ささやかな事に励まされてまた歩き出す日々、そんなことが哀切とユーモアの微妙な匙加減で描かれています。

 最近、朝日新聞に週イチで『ディス・イズ・ザ・ディ 最終節に向かう22人』という小説を連載していますが、これもすごく良い登場人物ばかりで、心にジワジワ染み込んできて元気が出る話です。
 サッカーを観に行きたくなる、というか、何かを理屈抜きで好きになって自分の糧にしたくなる、そんな気持ちになります。

・『騎士団長殺し』
 図書館でようやく順番が回ってきました。
 田舎暮らしは不便でつまらない事が多いのですが、図書館で人気本の順番がわりと早く回ってきたときだけは田舎で良かったと思ったりします。

 それはさておき。
 上巻だけ読んだところですが、正直あまり面白くありませんでした。
 全然ワクワクドキドキしないのです。
 心がざわついてページをめくるのが楽しみだった前作と比べると、妙に冷静な気分で読めてしまうというか。
 登場人物は相変わらず秘密を抱えてはいるのですが、どうも淡々とし過ぎていて、誰にも興味が持てません。
 とりあえず義務的に読み進めながらもつい、『IQ84』に出てきた牛河の過去の話を書いてくれたらいいのになあ、と関係のないことを考えてしまいました。
 そのうち下巻も借りる順番が回ってくるでしょうから、面白くなっていくことに期待…できないかもなぁ…。


・秋吉理香子の本、2冊。
 あの出家騒動で話題になった清水富美加の映画原作というので、興味半分で『暗黒女子』を読み、ついでに『放課後に死者は甦る』も借りてみました。
 思ったよりイヤな話じゃなかった。
 というか、『放課後~』の方なんか、ちゃんとした青春小説でした。
 ありえないシチュエーション&展開のストーリーなんですが、筆力のある、きちんとした読みやすい小説で意外でした。
 でも一回読めば十分かな、という感じ。

・『かなわない』植本一子
 新聞で紹介されてちょっと興味のわいた『家族最後の日』を借りようとしましたが、そちらが予約待ち状態で、とりあえずその前に自費出版されたというこの本を借りてみました。

 著者・植本一子…写真家だということすら知らなかったし、まったくこれまで知らない人
 その夫・石田さん…伝説のラッパーだということすら知らず、まったくこれまで知らない人。
 本の内容…まったく予備知識なし。

 こういう状態で本を読むのは久々でした。
 ページをめくったらブログ日記が大半で、しかもECDと書かれてあるのが何のことかさっぱり分からず。
 途中で(これは夫の石田さん(い・し・だ=ECD)のことなんだ!)と気づいたときは、さすが自分!と嬉しくなりました(笑)

 ウチの息子の引っ越し手伝いに出かける際に持参して、列車の中や泊まったホテルで読んでいたのですが、途中から夢中になって旅の間中この本のことが頭から離れなくなってしまって困りました(笑)
 非常に毒気のある、悪魔のような本です(笑)

 子育てがイヤなこと、夫や実母との関係、ある日突然書かれいた「好きな人」のこと。
 露悪的とも言えるほど赤裸々に自分の感情を書き連ねていて、将来子供たちがこれを読んだらどう思うんだろう、と心配になってしまいます。
 夫や実母に関する記述も容赦ない部分があり、本人たちに読まれていることを知りながらここまで書くのは何だかなぁ、とも思いました。
 
 こんな表現方法を「正直すぎるから」とか「ここまで書かないと魂が救われないのかも」と肯定的に捉える気持ちも私の中にはありますが、それを上回るのが「やっぱり自分勝手」「実母との関係にすべての原因があると決めつけすぎている」「芸術家だから何をしても許されると思っているのでは」という否定的な気持ちです。

 二回りも上の石田さんと結婚したくて妊娠して、産んでみたら子育てが苦手で、夜な夜な出歩いて、好きな人が出来て、家族に晩御飯を食べさせたら彼の部屋へ行き泊まる…って、アンタそりゃ自己中ってもんですよ、って感じです。
 それをまあ、ヒロイン気取りで言葉をこねくり回して、たかだか不倫の痴話喧嘩の話なのに恋愛だのなんだのって。

 …と否定的に思う気持ちは強いのですが、それでもこの人の行動日記から目が離せないのは怖い物見たさなんでしょうか。
 自分の代わりに地獄巡りをしている人を安全な場所からじっと見つめて、自分のいる場所の安全さを確かめている気分なのか。
 
 彼女は自分の周りの人に誰彼かまわず気持ちを訴えて泣きまくり、励ましてもらったり助けてもらったりしています。
 世の中って親切な人が多いのか…。
 私だったらこんな「かまってちゃん」の女性がいたら、距離を取って付き合わないようにしますが、こういう不安定な人に磁石のように引かれてしまう人も多いのかも知れません。
 
 とにかく良くも悪くも「疲れるけれども面白い」本でした。

 で、ゲスな私は彼女の「好きな人」が、私の推理したあのミュージシャン(本の途中からぱったりと名前が出なくなった男性)なのか確かめるため、ネットで検索してしまったのですが、やっぱりその人のようでした。
 彼女の写真スタジオのポートレート作品にも、彼の笑顔がアップで載っていて、(ひぇ~!!)と仰天してしまいました。
 すったもんだのあった人のこんな写真を載せられるなんて、なんか、ものすごい神経だわ…。

 そして、一切写真の無かったこの本を読みながら想像していた作者の顔が、私の思ってたのと違って全然美人じゃなかった事実に(失礼ながら)何故だか自分のアホさ加減に笑えてしまいました。
 漫画や小説の中の登場人物じゃないんだから…。

 色々と思い込みに縛られてる普通のオバサンの私には、やっぱりこの作者のことは理解できなくて当然なのかも知れません。
 
 最新作の『家族最後の日』では更に怒涛の展開があるようで、図書館の順番が回ってくるのが楽しみなような怖いような…。
 他人の日記を読むのは、自分の精神状態が良い時じゃないと危ないですね。




  

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今年読んだ本あれこれ

2016年12月31日 | 読書
今年は自分の守備範囲を広げてみようと、普段は読まないような本もあえて手に取ってみました。

今年の読書で心に残った本をザクザクと書いてみます。

まずは中島京子。
友人に教えられて読んだ「かたづの」が面白くて、他にも「彼女に関する十二章」「妻が椎茸だったころ」を読みました。

「生命の逆襲」福岡伸一
朝日新聞連載のエッセイが面白くて、この本を図書館で借りました。
大正解。
科学と芸術の結びつきが興味深くて、とても読みやすかった。

「線上のコックたち」深緑野訳
前にも感想を書きましたが、てっきりルポだと思ったら、ミステリーの香りもする人間ドラマ。

「アズミ・ハルコは行方不明」山内マリコ
地方に住むものしか分からない雰囲気、閉そく感、それでも生き抜く女子たち。
じんわりと深い味わいの一冊。

「私はネコが嫌いだ」よこただいすけ
大人の絵本?泣ける一冊。
ネコを飼いたくなるような、飼うと終わり(笑)のような、そんな感情。

「浮遊霊ブラジル」津村記久子
去年はずっとこの人の本ばかり読んでました。
少し可笑しくて不思議な話の短編集。
あっさりした中にもコクのある味わい。


「最後の七月」長薗安浩
児童文学。
予定調和の終わり方をしない、子供の生きる力。
力強くて明るい読後感。


「RURIKO」林真理子
ドラマ「ありがとう」を観ていて、石坂浩二のことが気になったので、前妻の浅丘ルリ子さんのことを書いたこの本を読みました。
石坂浩二がちょっと嫌いになった(笑)

ピエール・ルメートルの文庫あれこれ
特に警部カミーユのシリーズにハマった!
「その女アレックス」
「悲しみのイレーヌ」
「傷だらけのカミーユ」
の順で読みましたが、どれもがあっと驚く展開!
特に三作目冒頭でカミーユがあの人の葬儀に出ていてビックリ。
惜しげも無くキャラクターを殺す作者…。
カミーユが可哀想すぎる。

カミーユの身長が145㎝という設定なので、主人公選びで映画化は大変かなとも思いますが、まあホビットシリーズの技術を生かして撮れないこともないかと思います。
その時はぜひ、「裏切りのサーカス」で卑怯なエスタヘイス  を演じ、「特捜部Q キジ殺し」でサドの共犯者を演じたデヴィッド・デンシックに主役カミーユを演じて欲しいなあ、と思っています。

「熊と踊る」アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリ
実際に起きた連続強盗事件を、その犯人たちの実弟の協力を得て小説化した一作。
読み始めはブツブツ切れる文体に慣れませんが、そこを我慢していくと後は一気に物語の世界へ引きずり込まれる。
自分が強盗犯になったような気分を味わえるハラハラドキドキの一冊。
「特捜部Q」といい、北欧ミステリは虐待がテーマになっていて、根深い闇を感じますね…。


「紙の動物園」ケン・リュウ
現代アメリカSFの新鋭、らしいです。
初めて読んだのですが、静かで、ほのかに暖かくて、物哀しいSF短編集。
悲しい歴史を背負うもの、文明から取り残されていくものに対する優しい視線がいい。


今年読めなかった本
「ブラックアウト」コリン・ウィリス
状況や人物の把握が難しくて、途中でギブアップ!
来年はもう一度リベンジしたい本。

ピエール・ルメートルの本は「天国でまた会おう」も読んだのですが、あれも戦争物で、第二次世界大戦の歴史を知らないやっぱりダメだな。
小説を読む前に歴史の勉強が必要だわ。


なんか「読んだ」というよりも「読み散かした」感のある私の読書。
今年の一冊は、同年代ならではの共感の涙・「彼女に関する十二章」ですかね。





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「クラウドガール」のこと。

2016年12月27日 | 読書
朝日新聞に連載中の金原ひとみ作「クラウドガール」が、今月末で終わるそうです。

えっ?もう終了?
って感じ。
今日で114回目なので、半年くらいの連載期間だったんでしょうか。

連載早々に、読者の声欄(だったかな?)で、「今どきの若い奴らの出てくる訳の分からない小説なんて」みたいな感じの高齢男性からの嫌悪感たっぷりの投書があって、いや確かに私から見ても自分とは1ミリも接点のないような登場人物たちの生活・風俗に戸惑いはありましたが、この一つ前の連載というのが、某有名作家が昔の自分のヒット作のテーマの焼き直しみたいな話をダラダラと書き続けた小説で、途中で読む気がしなくっていたので、私としては金原ひとみの描く「訳の分からない若い奴ら」の世界も、それはそれで何となく期待感がありました。

少し前から登場人物たちのことが何となく憎めなくなってきて、最近では毎朝楽しみに読んでいた「クラウドガール」。
ここ数日はギョッとするような展開でした。
これまでとは世界が反転したかのような、不穏でいびつな流れになっています。
まさかの「パパも死人だった」ってか…。
いつ何時でもスカイプの相手をしてくれるようなので、パパは暇なのか?と思っていたのですが。

この小説をこうしてずっと読み進んでみると、年代や環境や生活や色んなことが全く違う人生でも、人の心の底にあるものは形は違えど同じ「成分」で出来てるんじゃないか…などと思ったりもします。
主人公の姉妹が何やら身近な存在に感じてきていたこの頃だけに、早い終了は残念です。
山崎えりかさんのイラストも綺麗でフワフワしてて良かったのになあ…。

次回連載は、あの「悪人」以来の吉田修一。
イラストも束芋。
歌舞伎の話でタイトルは「国宝」ときたもんだ。
これはこれで楽しみなんですが、金原ひとみも良かったよ。
私は好きだった。
これからも頑張って欲しいです。

って、なんか上から目線ですが(笑)





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追悼・ナンシー関

2014年06月12日 | 読書
2002年の6月13日。
ナンシー関の訃報が掲載された新聞です。

12年って、長いですね。
でも、左側で紹介されている消しゴム版画の松田聖子に「まだまだ」って言わせてるのは、さすがナンシー。




こちらは、ナンシーが亡くなった直後に発行された週刊朝日です。
この号のコラム「小耳にはさもう」では、結婚したばかりの中山美穂と辻仁成のなれそめが取り上げられていました。

ナンシーは、この二人の結婚を「(辻による中山美穂への)奇襲」と書いています
こちらの二人は「まだまだ」ではなく、残念ながら「もうダメ」のようですが…。


ナンシー関のいた時代を忘れずに。

「いつも心にナンシーを」
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祝!三島賞受賞 本谷有希子の『自分を好きになる方法『』

2014年05月26日 | 読書
寝床の枕元に毎朝この本が置かれているのを見て、夫が
「よほどこの本が好きらしいけど、お前にしては珍しいタイプの本じゃないか?」と尋ねてきました。

「タイトルで誤解されるけど、自己啓発本じゃないよ、小説だよ。すごく面白いから毎晩寝る前に読んでるんだよ。」と答える私。

そうです。
以前にも少し感想を書きましたが、あれから私はかなりこの本にハマってしまい、ほぼ毎晩というもの、6話からなるこの小説のどこか一話分を読んでから眠りについているのです。

リンデという少し変わった名前を持つ女性の、3歳から63歳までの、とある年齢の、とある一日を描いた連作。
いずれも、「心から一緒にいたいと思う誰かを求めながらも、孤独を抱えて生きる、普通の人生の普通の一日」が描かれています。

以前に読んだことのある同じ作者の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』や『生きてるだけで、愛』のようなエキセントリックな主人公では無いようにみせて、実のところ抱えているものは他のヒロインたちのように、強烈なまでに自分を丸ごと理解してほしいと願っているリンデ。

こんな人が近くにいたら面倒臭そう…
でもこういうイヤな部分は自分の中にもあるよなぁ…
なんて思いつつ、時にはリンデに寄り添い、時にはリンデを嫌ったり、叱り飛ばしたい気持ちになったりしながら、物話の中に入り込んでしまいます。

本を買って最初に惹かれたのは、2話目のリンデ28歳、彼氏と海外旅行に行った最後の一日の話です
この話のリンデがそりゃもう自分勝手で、リンデ本人にしてみればどんな言動もきちんと理由があるのですが、やることなすことイライラする女で、彼氏も相当にイヤな男なんですが、こりゃリンデに呆れて先に部屋を出るのも無理なし、って感じのストーリー。
要するに「ウマが合わない」二人なのに、次の第3話では結婚してるんですよね、この二人が…。

その間のいきさつを想像してみるのも面白いし、第5話では離婚して中年になったリンデが、ジョウさんに一瞬夢を見てすぐに覚める辺りがまた趣が深い。

そして、最終話のリンデ。
相も変わらずどこまでも自分の良いように物事を解釈してるようで、強烈な孤独にどっぷり浸かってる…。
シンクに溜まった汚れた食器も、もう半分しか洗いません。

3歳のリンデの話だけはちょっと物足りないのですが、どこを読んでも私自身に当てはまる部分があるようで、読み返すたびに面白さが分かってくる、干しホタテ貝柱のような小説です。

34歳の若さで女性のここまでを描けるなんて、本谷有希子は凄い。

自分を好きになる方法なんて無いのは分かっているけれど、何かと折り合いをつけて納得して、あるいはしたふりをして、みんなこの世界を一人で生きている…。
そんなひっそりした気分を味わいたくて、今日も布団の中でこの本のどこかのページを読んでから寝るとします。

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思い出の芋けんぴ

2014年01月18日 | 読書
子供の頃からの私の好物の一つ、芋けんぴを久しぶりに買ってみました。

夕食後に袋を開けて食べようとしたら、夫が「コレ何だ?」と興味を示し、手を伸ばして食べ始めました。
一本食べたら目を輝かせ、「うまいうまい!」と立て続けに食べる夫を見て、昔の悔しい(笑)思い出がよみがえりました。

28年前の4月。
私たちの新婚旅行は、広島と四国をレンタカーで回るという当時としても非常に地味なプランだったのですが、何日目かの高知県で、有名な鍾乳洞の龍河洞を訪れたときのことです。

龍河洞に至る道の両脇にはたくさんのお店が出ていたのですが、そのほとんどが「芋けんぴ」を売るお店でした。
当時、このお菓子が高知県の銘菓だとは知らなくて、(なんでこんなに芋けんぴを売ってるんだろう?)と不思議に思いつつ、でも大好物だったのでさっそく買おうと思ったところ、夫に「なんだそんなもの」的な反応をされて先を促され、諦めて買えなかったあの時の「芋けんぴ」。
あれから地元スーパーなどで「芋けんぴ」を見かけるたびに、あそこで買わずに食べそびれた「幻の芋けんぴ」のことがいつも脳裏に浮かんでいました。

夫が好まないと思っていたので、滅多に買うことがなかった芋けんぴ。
それが、昨日本当に久々に買ったら、私を差し置いて袋まるごと空にするくらいバクバク食べるってどういうことよ!夫!

あの龍河洞での出来事を話したところ、夫はまるで全然覚えていませんでした。
すごく、悔しい(笑)
いまの私なら、夫が何と言おうが好物を買って一人で食べるのに。
あの頃はまだ可愛げがあった、ということですかね。

食べ物の恨みは28年経っても忘れることができません(笑)
しかし、我が夫ながら「芋けんぴ」を知らないってあり得るかなぁ…
この人って、どういうおやつ環境で育ってきたんだろ、と改めて不思議に思います。
結婚して28年経っても、夫婦って謎が多いものですね(そういう話か・笑)
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「読めないんですか?全仏オープン、男子決勝、於ローラン・ギャロス、パリ」

2013年06月09日 | 読書
人生には時々ビックリするような偶然が起こります。

少し前に映画『裏切りのサーカス』を観たのですが、それがかなり面白くて、でも複雑で分からないところもあって、原作を読んでみようと思ったわけです。

作者はスパイ小説で有名なジョン・ル・カレ。
名前と『寒い国から来たスパイ』という代表作のタイトルくらいは私も知っていたのですが、若い頃に(こちらも映画絡みで)『オデッサ・ファイル』(作者はル・カレじゃないですが)を読もうとして挫折した経験から、以後スパイ小説に関しては手を出さずにこの歳まで過ごしてきました。

そんな私が、今更のジョン・ル・カレ。
とりあえず図書館へ行ってはみたものの、お目当ての原作本『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』は無くて、まあどれでもいいかと思って書架で最初に目についた、この『われらが背きし者』を借りてきて読み始めたわけです。

そしたらのっけからカリブのリゾート地でのテニスのシーン。
それだけでも(おおお!)と思ったのに、イギリスのカップルがロシアのマフィアの亡命を手助けすることになるこのストーリーが、現在と過去を交錯させて語られる複雑な構成にもかかわらず物凄く面白くて、この週末は時間を見つけてはページを繰って読みふけっていました。

そして物語も中盤に差し掛かろうとする頃、このマフィアとの密会場所(偶然の出会いを偽装する場所)がなんとまあ、2009年の全仏OPの男子決勝戦行われるローラン・ギャロス(のアディダス売店)と設定されていて、本当にビックリしました。
まさに今日、これから2013年の男子決勝が行われる日に、この小説を読んだ不思議!
(ちなみに、上のブログタイトルは、主人公ペリーがこの試合チケットをイギリスの諜報部員に見せたときのセリフです)

2009年の全仏OPは、フェデラーがソダーリングを下して悲願の生涯グランドスラムを達成した記念すべき大会。
この試合をこんな風にストーリーの重要な部分に組み込んだ小説があったなんて、今日の今日まで全然知りませんでした。
スタジアムの特別室の描写なんかも興味深かったし、後半の情報受け渡しの緊迫するシーンもテニスクラブが舞台だし、テニスファンにはたまらないシチュエーション。
いや~、映画『裏切りのサーカス』を観て本当に良かった~

池澤夏樹氏の帯文にもある通り、この小説の結末はまさに「ボーゼン!」で、結局誰が味方でどこからが裏切りなのか混乱してしまい、私の頭の出来では(???)な部分も多いエンディングでしたが、これを読んだことで今夜の2013年男子決勝テレビ観戦はワクワク感倍増です。

ちなみに今日の対戦はナダルとフェレール。
私のジョコVSツォンガという予想は、まったく大ハズレでした(笑)。
ナダル、凄すぎ。





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最近読んだ本

2013年04月21日 | 読書
この冬はメガネの具合が悪くてあまり本を読みませんでした。
最近やっとメガネを新調したので、図書館へ行ってこの2冊を借りてきました。

佐藤正午『身の上話』
NHKでドラマ化されていましたが、最終回を観終わった後で原作を読みました。
ドラマは原作にほぼ忠実でしたが、タイトルに『書店員ミチルの…』と付け加えたのが余計だったかと。
最近流行りの感じにして、視聴者の興味を惹こうとしたのでしょうが、これは主人公ミチルの身の上話と思いきや、の展開があり、最後まで読んでこのタイトルが納得できるわけですから。

ドラマは配役が的確で最後まで面白く観ました。
結末がちょっと急ぎ過ぎたかな。


阿部和重『クエーサーと13番目の柱』
朝日新聞の日曜版に作者のインタビューが掲載されていて、そう言えば最近阿部和重の本を読んでなかったと思い、内容も全く分からぬままこの本を借りてきました。

まずもって、装丁が素晴らしいです。
これから始まる物語へと誘う高揚感があり、ワクワクした気持ちになります。

若い実業家青年が金にあかせて組織する、アイドルのパパラッチ集団。
その一員である主人公は、途中から組織に加入したある若者の、ダイアナ妃の死にまつわる妄執のような「法則」に取り込まれて…
という、こんな説明では何が何だかでしょうが、これはあまり事前情報がないまま読み進めた方が面白さ倍増の小説だと思います。

現代的であり、普遍的な、今でしか読めない物語。
こんなストーリー構築もあるんだ…と新しい扉を開けてもらったような、不思議な物語。
この面白さをうまくは言い表せないのですが、読書の愉しさを堪能できた一冊でした。


最近はこの2冊のほかに、村上春樹の新作も読みました。
発売日の夕方、仕事帰りに寄った書店でまだ10冊ほど売れ残っていたので、てっきり売り切れかと思ってた反動(?)でつい購入。

長編とは言え、わりと軽めな作品で二日で読了。
内容は、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』というタイトル通りの話でした。
珍しく展開も想像通り、前作のように美少女が出てきてあれこれしてくれるし、割とストレートな形で作者のメッセージが伝わってくるし、分かりやすいと言えば分かりやすいけど、その分ちょっと拍子抜けです。

友達はいないけど、女には(特定の男にも?)モテる主人公。
ふっ…。

この物語に何故イマイチ熱くなれないのか、と考えたのですが、主人公が好きになった女性(沙羅)が何かイヤ~な感じの女性なんですよね。
小狡い(ただの”狡い”じゃなくて)感じ。
偉そうなことを言ってるくせに、二股だしね。

ラストも悶々とさせられました(笑)
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『傍聞き』と『スメル男』、そして『劇場の神様』

2012年04月21日 | 読書
…を読みました。

長岡弘樹の『傍聞き』。
ミステリの短編集ですが、これほど読み辛い小説を読んだのは初めてです。
下手な小説は多々ありますが、この小説は妙に小細工を凝らした文章構成で、一読しただけでは何が言いたいのかどんな状況説明なのか、さっぱり分かりません。
小説のリズムがブチブチと断ち切られ、まるで難解な論文を読まされてるようです。

どの短編も題材は決して悪くないので、別の小説家だったらもっと面白く仕上げられるでしょう。
イライラした読書を経験できる、ある意味貴重な一冊です。

原田宗典の『スメル男』。
あまりに久々に読んだので、まさか後半の舞台が福島原発の、それも2号機であったことに、いまさらながら驚愕しました。
(何度も読んでるじはずなのに…トホホ)
バイオハザードに出てくるアンブレラ社並みの細菌兵器研究施設が、原発の地下に秘密裏に建設されており、もし細菌が漏れだしたら原発が爆発し全てを「隠ぺい」させてしまう…
以前は荒唐無稽とすら感じた設定が、あの3.11の後では現実と符丁が合いすぎて怖いくらいです。
伊藤計劃の『虐殺器官』にも通じるものを感じました。

登場人物はみんな憎めない人ばかりですが、なかでも人知れず日本を救った勇気ある少年、マキジャクの最期には胸を打たれます。


原田宗典のもう一冊『劇場の神様』。
これも図書館で借りました。
2002年の発行です。
盗癖のある下っ端俳優が、神様が降りて来た如くに全てが上手く進行していくある日の舞台に陶然としつつも、自らの悪癖を抑えられず腕時計を盗み、そして…というお話。
舞台が進行するにつれ、主人公と一緒になってその興奮を味わい、そして思いがけないオチに気持ちが晴れやかになる中編小説です。

原田宗典の本は『スメル男』以来ほとんど読んでいなかったのですが、こういう小説も書くようになったんだなあ、と同い年としては嬉しくなった一冊でした。



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灰になるまで、か(笑)

2011年10月08日 | 読書
以前に『ナニコレ珍百景』で紹介されていた、「青森県鶴田町の93歳のおじいさんの絵日記」がなんと本になって発売されたと言うので、ミーハーな私として早速購入しました。

昨日届いたのでざっと目を通したのですが、絵日記部分の文字が薄くて読み難いページもあり、もうちょっと大きな版にしてくれたら、実家の両親にも読んでもらえるのになあ、なんて思いました。
ご本人は町の議員さんも務めた方のようで、絵日記を見てもそれなりの財力のある、当時としてはわりと豊かな方ではないかな、という感じの暮らしぶりが描かれていました。

…って、言いたいのはそんなことじゃなかった。
本の後半にある、夢で奥さんに会った日の絵日記の話です。
奥さんを早くに亡くされていたことは知らなかったのですが、奥さんが亡くなられて二十数年経ってから見た夢の話が描かれてあって、夢の中で奥さんに
「(久しぶりだから)どうか?」と尋ねて、病院だからダメと断られたそうな。
いやはや、大爆笑しました。
まったく男ってヤツは~

他にも、飲み屋のママさんに告白(当時88歳!)してフラれた話もあり、やはりかように「生(=性か?)」への渇望があればこそ、93歳という年齢まで長生できるんでしょうかねぇ…

単なる「昭和の家庭の風物詩」みたいな感覚で買い求めた私の、甘ちょろい部分をガツンとやられたような(笑)赤裸々な一冊でありました。
このような部分の掲載を認めたお子さん達も、鷹揚で素晴らしい。

この本のタイトルは『はげまして はげまされて』。
作者の竹浪正造さんは、町のツルピカなお爺さんたちが集まる「ツル多はげます会」を創設されたご本人なんだそうです。
確か秋田も増田町あたりにそんな会(光頭会、だっけ?)があって、「ツル多」の会とハゲ頭の綱引きかなんかで戦ってる(笑)映像をニュースで見た記憶があります。
その時に、この竹浪さんのお姿も拝見していたかも知れません。

何にせよ、どんなことでも一つのことを継続すると、それが色んな人に影響を与えるいい事例だなと思いました。
この次は、世界遺産にも指定された九州の一炭鉱夫の人が描かれた「炭鉱画」を見てみたいと思っています。

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巨星墜つ。

2011年07月28日 | 読書
小松左京氏が亡くなられました。

私の人生において「読書の父」とも言える作家でした。

私が中学生の時にNHKで「少年ドラマシリーズ」が放映されていました。
その中の『タイムトラベラー』というドラマに夢中になり、原作者・筒井康隆氏の原作にハマり、そして筒井氏のエッセイなどから小松左京氏の存在を知って『地には平和を』という文庫本を読み始めたのがそもそものきっかけでした。

とにかく博識で、小説の中に今まで知らなかったことが満ち溢れ、SFという枠にとどまらない世の中の様々なこと、伝説や神話、言葉の意味、そしてたくさんの面白い小説の存在を、小松左京氏から学ばせてもらいました。
半村良、荒巻義雄、フレデリック・ブラウン、カート・ボネガットJr.その他あれもこれも。
私が濫読で色々な本を読めるようになったのも、小松左京が知を識る愉しみを教えてくれたからこそ、です。

中学から高校にかけて、小松左京の文庫本は殆ど買い集め、ガツガツと読み漁りました。
楽しい楽しい読書の日々でした。
ただ、その本の数々は、大学に入る前に実家に預けていたら、全部父に処分されてしまったのが残念でしょうがありません…。

記憶にある中で、私の好きな話は以下の3編です。
1位 『くだんのはは』 件(くだん)と言う字は…
2位 『戦争はなかった』そして男は赤紙を撒く…
3位 『夜が明けたら』きっかけは小さな地震だった…

今この時代に読めば、どれも「絵空事」ではなく明日にも現実になりそうな、重くて怖い話ばかりです。

で、短編ばかりなのは、恥ずかしながら、長編はどうも苦手で短編しか読んでなかったせいです…

震災があってから『日本沈没』を今こそ読んでみようと思っていたのですが、なかなか機会がなく今日に至ってしまいました。
この震災と、国の現状を、一体どのように感じていたのでしょうか。
こんどこそ『日本沈没』を読んでみます。
私という人間の核となる一部分を作ってくれた、小松左京氏に感謝と哀悼の意をこめて。

本当にありがとうございました。
安らかにお眠り下さい。





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夫の三冊

2011年07月06日 | 読書
太宰治の『人間失格』が、新旧取り混ぜて三冊も…。

読みこんでボロボロになったから新しいのを買った、というわけではないらしいです。

買ってはみたものの読めなくて放置
→しばらく経ってから本屋で見かけて「読もう!」と思って買ってまた放置
→図書館で漫画版『人間失格』を読み、大体話の筋が分かった
→今なら読めると思ってまたまた購入
→無事に読了

そんな経過で、夫の手元に残った三冊。
読者失格…とはならずに済んだようです。
お疲れさまでした
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