山法師堂 徒然なるままに

日暮し水槽に向かいて・・・<水槽の中と外>

グロッソ・スティグマ(外来種の帰化問題)

2010-02-27 09:31:03 | Weblog
画像はグロッソ・スティグマが帰化し始めているところです。
5~6年前に発見し、ずっと見続けています。
発見当初は初夏ということもあり、水路の底一面に絨毯状に生えていました。
アクアリスト(特に水草を育てている人達)には垂涎の光景でした。
しかし、こいつは外来種なのです。
心無いアクアリストの投棄により、この場所に根付いてしまったのです。
元々南半球に自生している水草で、水陸両用です。
成長が早く、ランナーで絨毯状に広がって増殖します。
ここは、湧水が流入する用水路で、通年水温の変動が少ないと思われ、特に冬季の水温が下がらないため根付いていると考えられます。
ここより下流は他の水路からの流入もあり、成育環境が悪くなる様で見られません。
上流には2系統の水路があり、1系統は湧水起源、もう1系統は住宅地の排水です。
住宅地の排水の水系にまばらに生えておりそこから流れてこの場所で、繁殖していると思われます。
年に1回初夏に農家が水路掃除をしますので、その際根こそぎ退治していますが、上流から苗の供給があるので、毎年夏場に増殖しています。
水路を管理している農家にこの話をしましたが、特に気にしていませんでしたので、田圃での実害は認識していない様です。
そういう訳で、私はグロッソ・スティグマに関しては、いつでも入手できることになっています。
採取しても虫やら蛭がいて直ぐに使い物にはなりませんが・・・。

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