気楽に山歩き

山歩きもHPも気楽に楽しむ日々を綴ります。話題は主に山歩き関連です。

東北2日目:その1 船形山(8/11)レポ

2013年08月23日 | 山歩き

【写真:船形山山頂で】

2日目(8/11) 山形、宮城県境(船形山) ~ 岩手県(平泉中尊寺・毛越寺)

東北の山旅、最初は山形と宮城県境の船形山でした。
大滝野営場から反時計回りに周回。
標高1500mですがこの時期にしては涼しく、
予想以上にお花の多いコースでした♪


*****************************

2013年8月11日(日)
標高:船形山 1500.34m ・ 蛇ケ岳 1400m
登山口:約1040m
標高差  約460m


Member.2人(トシちゃん、sanae)
天気:曇り

【コ ー ス】
大滝野営場登山口P(1040m)6:25~鏡ヶ池分岐7:25-35~
船形山山頂8:33-9:18~升沢小屋分岐9:51~蛇ヶ岳10:45~
分岐10:47~瓶石11:45~三光の宮分岐12:27~登山口P12:56着

所要時間約6時間30分(休憩時間含む)


今回歩いたコース
反時計回り(赤線)



前日の松島からその日のうちに登山口へ。
夜道を走る林道は細くやがて砂利道となり、
ちょっと心細くなった頃鋭角に再び舗装路に変わりました。

間もなく左に古ぼけたトイレ。
なんとか使えそうですが、途中で済ませてきたので先へ。
誰もいないかと思ったら50mほど先の右手に
大きなテントが張られてました。

暗闇で見るキャンパーの灯りはホッとするものがありました^^;

空きスペースに車を止め車中泊。
窓にはトシちゃんの手製ネットを張って通風良くし、
気持ち良く眠れましたがやや寒いくらいでした^^;

側に水場あり。
トイレ側にも手を洗う水道があります。
壊れかかっているようなトイレですが
使用できます。4室あり。
ペーパーは無し。



翌朝起床すると車が数台増えてました。



6時半前に出発。
登山口の左下にも広い駐車スペースがあり、
その時は無かった車が下山したお昼過ぎにはかなり増えてました。



歩き始めて間もなく意外にも笹が茂り、
塞がれたような登山道。
先に見えるのは船形山かなと思いつつ
そのあたりはガスっていました。





ガクアジサイ



朝露や雨上がりは合羽を着ないと大変な道です^^;



ガンクビソウ



間もなく歩きやすい登山道になりました。





展望は?木に遮られていましたが、
落葉した晩秋や春先は展望がいいのでしょうか?


ブナ林が素敵です。





カニコウモリ








鏡ヶ池分岐で。
前船形山もこの分岐からになりますが、そちらはパス。

今回の山旅は常に氷入りのテルモスを持参です(^^ゞ


ツルアリドオシ(アカネ科)



トンボがたくさん飛んでいて♪



お蔭でブヨなどは殆どいませんでした♪



イワオトギリ?



視界はなく、黙々と登っていきますが、
登山道は危険な場所もなく歩きやすかったように思います。



山頂まであと0.6キロというところで展望台。
・・・ってどこですか?何も見えませんで通過です^^;





少し登ってここのことでしょうか?



この日はずっとこんな空模様。
すっきりと見えませんでした。


あと300mですが、ここからも藪漕ぎのような道になりました^^;







船形山は船をひっくり返して
船底が上になっているように見える山の形なのだそうですが、
ほぼ平行な道を行くとその先に山頂です。



山頂はガスっていますが足元には思ったよりたくさんの
お花が咲いていました♪


ウメバチソウ







ミネウスユキソウ



船形山山頂\(^o^)/


一等三角点があり、その名称は「舟形山」(地図)で、
標高は2010年(平成22年)10月1日に1500.23mから1500.34mに改められたそうです。


小さな祠と山頂の小屋。
祠の中には船の玩具?が入ってました。



立派な山頂小屋


しっかりした造りで出入り口は三重になっていました。
トイレもとてもきれいに清掃され、
小屋内部の装備も完璧でビックリしました。



小屋の外で休憩しましたが、周囲にはいろいろな花♪

ハナイカリ(リンドウ科 ハナイカリ属)


ヒメシャジン(キキョウ科 ツリガネニンジン属)


ウメバチソウ



休憩し下山する頃には青空が広がったのですが・・・



天気がイマイチだったせいか山頂には休憩中に
単独男性が3人(2人だったか?)ほど。
山頂ではまだお腹が空いていなかったので
温かい飲み物だけ飲んで先に進みます。


背後の赤い看板の数字1は、升沢コースのようです。
登山口旗坂キャンプ場の30番から始まっているそうですが、
紅葉の時期はそちらのコースも良さそうですね。

広い山頂で、地図を見ながらマゴマゴしてしまいましたが
観音寺コースを分けて一先ず後白髭山方面へ。





ムシカリ(オオカメノキ)は既に赤い実に。



夏から秋へ急ぎ足ですね。
どんどん実になって。



靄って遠望はイマイチですが
足下にはやや終盤ながらお花畑がきれいです。





バックに山頂小屋








トモエシオガマ?


ホツツジ


ツルリンドウ



ここでラン科の花が登場!
いつも迷うところですがキソチドリ?
このあとも見つけては頭を傾げていました^^;



ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)


分岐標識はしっかりあります。


蛇ヶ岳はどっち?と話しながら
トシちゃんうんざり顔ですが、
緩やかな登り返しでした。



オクモミジハグマ



早くもリンドウ、秋ですね~


おおきな蛙にビックリ!(@_@;)


山頂でお昼にしようと思っていましたが
蛇ヶ岳は登山道の途中のような場所でした(^^ゞ
そのまま通過します。


ところが蛇ヶ岳を過ぎると2分程で下りの分岐^^;



下りはじめて間もなくノリウツギ(サビタ)の木に
アサギマダラがいっぱい群がっていてまたまたビックリ!
立ち止まってカメラを向けるのが楽しかったですよ~♪






何枚写したことか!(笑)
数名のグループが登ってきて終わりになりましたが、
大勢いてもずっと飛び回っていました♪

次は湿原が登場




モウセンゴケがウジャウジャ・・^^;



青空が広がってきましたが山頂は展望が広がったでしょうか?



ネバリノギラン



キンコウカ♪





なんとトキソウまで!





こちらにもキソチドリ?がたくさん








シロバナニガナ


まだ咲いているゴゼンタチバナも。



気持ちのいい草原でした。





イワショウブ



瓶石沢分岐



注意していなかったら見落としていたコイチヨウラン
お初のランです(ラン科 コイチヨウラン属)


この時は全然見当がつかず、帰宅後調べて確認しました。




指と比べてもこんなに小さい!



アリドオシランもありました。
(ラン科 アリドオシラン属)
これもランだとは思いませんでした(^^ゞ



あまりに小さすぎて撮るのが大変でした。
これも何枚写したことか!(^^ゞ



気持ちのよいブナ林



三光の宮分岐
三光の宮はパス。



ちょっとした渡渉でしたが


ドボンしないよう慎重に。



少し登り返しがありましたが
登り切って間もなく往き(登り)の道と合流



2分ほどで駐車場に到着。


この時には車の台数もかなり増えてましたので
やはり人気のある山なんですね(^^♪

思ったよりお花が多くて楽しい山でした。


翌日は平泉の中尊寺と毛越寺の予定。
1時前に到着したのでのんびりと移動すればよいのですが、
トシちゃんが今日中に片方だけでも行っておけば
日程が楽だからと急いでいます。

今日、明日は余裕ある日程のはずなんだけど・・・
と思いながら急かされて車に乗りますが・・・


ということでこの後は平泉へ。
結局この日のうちに中尊寺と毛越寺で四寺廻廊の御朱印帳を
済ませてしまうことになりました^^;


二日目その2につづく

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2 コメント

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素晴らしい山! (ヨッシー)
2013-08-24 08:06:22
 八ヶ岳北沢でコイチヨウランを見つけたときはものすごく感動しましたが、こちらの山にもあるんですね。アリドオシランも咲いてるなんて、素晴らしい山です。でも、あんな小さな花、sanaeさんたちでなければきっと見落としてしまうでしょうね。さすがです!この山にも行ってみたくなりました。
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ヨッシーさん (sanae)
2013-08-24 23:19:51
お花を見てランであることは間違いないと思ったのですが、見つけたときは全く見当がつきませんでした。
帰宅して調べても花の色や葉の色がコイチヨウランと決めかねて、いろいろネットで調べたのですよ。
同じようなのがあったものですから、場所によって微妙に違うものなのかな・・・と実はチト気になっています。

私もよくぞ見つけたと思いましたよ。
ヨッシーさんと歩いていなかったら通り過ぎていたと思います(^^ゞ
なかなか写真にうまく撮れず、先に行ったトシちゃんを呼び止めて、二人で四苦八苦してけっこう時間をとりました。苦労する花ですね(笑)
でも小躍りしてました♪
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