El Camino de UK

旅とサッカーを中心に、備忘録として思いを綴っていきます。

西塘3

2008-07-11 | China












西塘に住む人々の昔懐かしい生活風景。
どうしてだろう・・・、この町に住む人すべてが絵になり、一枚一枚を写真に収めてみたくなる衝動に駆られるのは。
それだけこういう風景とは無縁の世界に僕は今暮らしているからだろうか・・・。




旅は良薬である。
人間不信になるくらい今年は悪いことが多かったが、旅に出ていろんな風景を見て、たくさんの人と出会って話をしてるうちに、自分がちっぽけなことで悩んでいることに気づき、日本であったいやなことは完全に吹っ切れてしまった。

特にこの西塘の素朴な雰囲気は特別な良薬だった。
思い切って旅行を決行して本当に良かった。
皆さんも上海を旅行する機会があれば、ぜひ上海から日帰りで行ける西塘(シータン)という水郷の町にも訪れてみて欲しい。

西塘2

2008-07-11 | China


僕はとうふフリークだ。
日本料理の冷奴・湯豆腐・とうふ入り味噌汁、韓国料理ではスンドゥブ・チゲ。
とうふが出てくる料理は何でも好んで食べる。

そして中華ではもちろん麻婆豆腐!
西塘での昼食は、日本語の話せるおばちゃんに引き寄せられ入ったレトロなレストラン。
今まで味わったことのない極上の麻婆豆腐。
あ~~~もう一回食べたい!!!




庭園を散策していたら、どしゃ降りのにわか雨が降ってきた。
蒸し暑い猛暑の中で、旅行の疲れを癒す恵みの雨。
たまには雨も良いもんだね。




昔、西塘の詩人が集い、自作の詩を詠み合った建物。
部屋を、階段を歩くたびにきしむ木の廊下。手の込んだ模様で作られた窓。黒光りする階段の手すり。想像通りの中国がここにある。

西塘1

2008-07-11 | China


上海から約2時間、ツアーバスに乗って水郷の町に出かけてみた。
中国・江南地方で数ある水郷古鎮の中で僕が選んだのは、西塘(シータン)という小さな町。

トム・クルーズ主演の”M.I.3"という映画で、ラストの場面でこの町が舞台になってて以前から行ってみたかったのだ。
まだ見てない方は要チェック!
西塘は昔ながらの風情が漂ってて、人々も優しくとっても良い所でした!




西塘で最も特徴的といえるのが瓦葺きの屋根付き街道。
これは町を訪れる商人や旅人が、雨に濡れないようにという人々の心遣いから生まれたものらしい。
偶然にもこの日、途中から強い雨が降り出し、この屋根付きの街路で雨を遮ることができた。




この日も猛烈な暑さで歩くのがしんどかったので、サイクルタクシーを使ってバスターミナルから旧市街まで移動した。
中国語わからへん!ってゆーてるのに陽気に語りかけてくる運転手のおっちゃん。
最後は記念に写真撮影に応じてくれて、ご覧の通りの笑顔で”はい、チーズ!”

今思えば、この時の移動のせいでバスターミナルまでの帰り道を覚えておくのをすっかり忘れてまい、帰りのツアーバスの集合時間に乗り遅れた要因となった。




基本的に中国の人って外にいるのが好きなんだろうか・・・。
人の目なんか気にもせず、皆思い思いに自分のしたいことを楽しんでいる姿を目にする。

日陰で椅子に腰掛けて世間話をしていた二人のおばあちゃん。
西塘では知ってる限りの中国語を使って、そこに住む人々とふれあってみた。

可以拍照吗?(クーイーパイチャオマ?)
この旅で覚えた中国語の一つ、”写真を撮ってもいいですか?”という意味。
笑顔で話しかければ、みんな笑顔で答えてくれる。
この町の人々は温かかった。




西塘でもやっぱりやってた屋外娯楽!
これは何か?と尋ねると、となりで見物していたおじさんが、「象棋」と紙に書いて教えてくれた。
どうやらこれは中国の将棋らしい。
日本の将棋と全然違うね。




駄菓子屋の前で、きょとんと座り込むかわいいイヌ。




路地の隅に隠れてお昼寝中の犬。
暑くて疲れちゃったの~?!ㅋㅋ

上海・地下鉄駅構内

2008-07-11 | China

平日早朝の地下鉄の駅や車内で、軽く衝撃を受けたことが一つある。
それは新聞を読んでる人の数があまりにも多かったこと。
ざっと見ただけでも乗客の半分ぐらいの人が皆熱心に新聞を読んでいる。

日本であればサラリーマンのおじさんが目立つが、上海では若いOLや学生も読んでいた。
我が国では日本人の新聞離れ、活字離れが深刻だ。
中国人の地下鉄やバスの乗降時のマナーには大いに問題ありだが、新聞を毎日読むという習慣は日本人としては見習うべきところだ。

上海・黄浦江

2008-07-10 | China




上海市内を流れる黄浦江。
たくさんの貨客船が航行してる影響なのか、黄浦江を横断する橋の数は極端に少ない。

代わりに上海市民の足として親しまれているのが、東東線の渡し船。
人だけでなくバイクや自転車も乗り入れ可能。
観光客が乗るような遊覧船も良いが、庶民が利用する渡し船に乗るのも貴重な体験だ。
自分が上海市民の一人になったようだった。

上海・浦東

2008-07-10 | China


上海を代表する二大ツインビル。
金茂大厦(Jin Mao Tower)と上海環球金融中心(Shanghai World Finantial Center)。
右側に建つ492mの上海環球金融中心は、台北101に次ぐ現時点で高さ世界第2位のビルだ。
さらにこれらを超えるビルが同じ浦東地区に着工予定とか。
この街はどこまで発展していくのか!?




金茂大厦88階の展望台から上海の絶景が一望できる。
特に夕方から夜にかけての景色が素晴らしい!




金茂大厦の53階から87階までは、5つ星ホテルの「グランド・ハイアット上海」になっており、88階の展望台から33層の見事な吹き抜けのアトリウムを見下ろすことができる。
今の僕には時期尚早だけど、将来自分が歳を取って今のような貧乏旅行をする体力が無くなってきたら、こんな高級ホテルに優雅に泊まってみたいね。

上海・外灘

2008-07-10 | China


上海の宿は外灘にある船長青年酒店(Captain Hostel)
1920年代に竣工されたクラシカルなホステルだ。
部屋はもちろんドミトリーで、宿代は一泊70元(1,085円)
やはり中国の一人当たりのGDPが断トツ一位の都市だけあって、上海の物価は他の都市よりも高めだ。




今まで訪問した国はどこに行っても日本人に会う機会が多かったが、今回の中国旅行で日本人と出会ってまともに話をしたのは、このホステルに泊まっていた女の子一人だけだった。

宿泊客のほとんどは西洋人か中国人。
ドイツ、スペイン、フランスのバックパッカーと同じ部屋になり、彼らとの会話は必然的にこの前のEUROの話題になった。

上海・豫園

2008-07-09 | China


上海で最も中国の雰囲気が味わえる豫園(よえん)商城。
国内外の観光客で絶えず賑わっている。




中国の大都市では、ひどい大気汚染でいつも空が霞んで見えるのではないかと誤解していたがそんなことはない。
上海でも晴れの日はこんな綺麗な青空が見られるんだ。




旅に出ると、とにかくよく歩く!
屋台で杏仁豆腐を注文して暫し休憩。




夜の豫園商城。
まるで龍宮城の世界に迷い込んだ気分。

上海・人民路

2008-07-09 | China


中国では日本以上に社会的・経済的・地域的格差が大きいと感じた。
上海の一等地に建てられた超高級マンション。
厳しい競争を勝ち抜き、上海ドリームを叶えた人たちは、こんな立派なマンションに住んでいるんだね。




中国の公園に行くと、人々のいろんな生活ぶりを見ることが出来て本当に楽しい。
夕方のとある公園で、おじさんたちが円陣を組んでいったい何をしていたかというと・・・。

トランプゲームで賭けをしていた!!
やはり賭け事だけあって、やる方も見てる方も目つきは真剣そのもの。
でもトランプでここまで真剣になってるところが、なんだか滑稽で微笑ましい。




浦東の高層ビル群をバックに公園で遊ぶ上海の子供達。

上海・老西門

2008-07-09 | China


今の上海を象徴するような光景。
再開発のために古い建物が壊され瓦礫と化してしまった地区と、バックに立ち並ぶ新しい高層マンション。
ここに住んでいた人々は今どこでどんな生活をしているのだろうか・・・。
そしてどんな思いで長年住み慣れた土地を離れていったのか・・・。

廃墟にはここで生活していた住民の備品が残されていた。
何とも言えない虚しさがこみ上げてくる。
僕はしばらくこの場所を離れることが出来ず、立ち止まってこの光景を呆然と眺めていたのだった。




表通りを一歩中に入れば、今でも古き良き時代の上海の町並みを垣間見ることが出来る。
しかし、いずれこのエリアも再開発の波にのまれ、住民は強制退去させられる目にあうのだろうか・・・。




麻雀に興ずる地元住民。
中国人にとって麻雀は大衆的な娯楽の一つであり、古い町を歩いていると、こんな光景をよく見かけた。
老若男女関係なく一緒に趣味を楽しんでる姿。
なんか良いね、こういうの。




民家の前で静かに佇む可愛らしいネコ。
癒し系だね~^^