年金者組合島本支部は、政府が検討している介護保険制度の改悪に反対し、改善を求めて島本町議会12月定例会議に「意見書」(「介護する人、介護を受ける人がともに大切にされる介護保険制度を求める意見書(案)」を提出しました。同「意見書」は、12月13日に開催された同町議会議会運営委員会における審議の結果、賛成少数で否決されました。(提出した「意見書」は下に紹介)
「意見書」採決にあたっての各会派・議員(14人)の表決は次の通りです。(議員名敬称は略)
〇 賛成4人:人びとの新しい歩み3人(戸田・中田・永山)・共産党1人(長谷川)
△ 保留7人:大阪維新の会3人(大久保・中嶋・山口)・コミュニティネット2人(平井・東田)・公明党2人(川嶋・野口)
× 反対3人:自由民主クラブ3人(伊集院・清水・福嶋)
「意見書」の採択に反対した自由民主クラブの代表は、反対理由について「(内容は)政府が既にやっていること」と述べました。
「意見書」が否決されたことについて、年金者組合島本支部の山本隆さんは、「不採択はたいへん残念。物価高騰の中、年金削減・高齢者の医療費窓口負担2倍化、そして今度は介護保険の改悪。一方で、軍事費倍増、大増税です。もうガマンは出来ません。私たち年金者組合は、幅広い個人や団体と力を合わせて『軍拡・増税より社会保障の充実を』の運動を強めていきます。」と語っています。