山 崎 泰(やまざき たい)のデイリーブログ
新宿区のTFS国際税理士法人理事長 山崎 泰が、「心に残る出来事」「忘れられない想い」をホンネで綴る、ズッコケ珍道中!
 



 20204年度から、千円、5千円、1万円の新紙幣を流通させる旨、

政府・日銀が正式発表してから、初めての週末。

 

世界にも類を見ない「現金大国・日本」

かたや2025年までに「キャッシュレス決済」比率を40%に上げる方針を掲げる政府。

その狭間で、賛否両論、様々な意見が交わされている。

 

まずは「キャッシュ信仰」容認派!

渋沢栄一翁の玄孫、コモンズ投信会長・渋沢健氏。

数日前にも、コモンズ投信の10周年記念セミナーの席で

渋沢健氏とお目にかかったばかり。

当社セミナーにも講師として来ていただいたこともあり、

さらに同じ歳・同世代を生きてきたこともあって、賛同する部分も多い。

 

下記の日本経済新聞、4月10日のインタビュー記事をご覧いただきたい。

「キャッシュレス化でも、現金の重要性は変わらない!」 確かにそうだろう。

しかし、今の議論で大切なことは、これまでの現金決済の重要性を認めたうえで

「キャッシュレス決済」に向けて、新紙幣がどのような役割を果たすのかということ。

新紙幣の発行の意義、必要性、流通量、キャッシュレス時代における活用方法などを、

しっかりと見据えて、2024年を迎えることだと思う。

 

それにしても・・・万が一、渋沢栄一翁の玄孫が、

「現金に代わって、キャッシュレス化を!」と先頭に立って旗振りをしていたら、

1万円札の表紙には選ばれていなかったかも。。。

 

 

 

かたや、4月13日東洋経済ONLINE掲載された、経済評論家・山崎元氏の寄稿。

かなり対照的で、面白いので、ご紹介したい。 

https://toyokeizai.net/articles/-/276451?display=b

先日、2024年をメドに紙幣刷新が発表された。
20年ぶりのデザイン更新となるが、高額紙幣廃止のチャンスを逃したのでは、と山崎元さんは言う(写真:時事通信)

 

新紙幣発行は高額紙幣廃止のチャンスを逸する

さて、新元号に続いて、2024年度から使われるという新しい紙幣が発表された。

20年ぶりのデザイン更新となる。新札の顔となった、多くの企業をつくった渋沢栄一、

女性の学びを推進した津田梅子、医学に功績のあった北里柴三郎の人選は大いによいと思う。

政治家ではない点が大変結構だ。


 

しかし、偽札を防止するために、紙幣のデザインは時々更新が必要なのだろうが、

キャッシュレス決済を推進しようとするときに

新札が発表されるタイミングは、何となく間が悪い。

加えて、今回、1万円札を廃止しなかったことは大変残念だ。

絶好のチャンスを逃したのではないか。

 

紙幣には、

(1)発行・ATM・レジ締め作業などの各種のコストがかかること、

(2)不正に利用されやすいこと、

(3)不衛生であること、の主に3つの難点がある。

加えて、現在のゼロ金利の環境下、いわゆるタンス預金が増えていて、お金の流通が滞っている。

1万円札を廃止すると、キャッシュレス決済が増えて、

消費者にあっては高額紙幣を取り崩すことに対する心理的抵抗感が減るし、

何よりもタンス預金の形で退蔵されていた資金が銀行口座に入ったり、

経済取引に使われたりするようになる。経済にはプラス効果が大きいだろう。

もちろん、脱税や不正な取引がやりにくくなることも好ましい。

 

キャッシュレス決済の普及は個人に関する大量のデータを生むので、

新しいビジネスを後押しする効果があるはずだ。

個人の取引のデータがビジネスに徹底的に利用されることには弊害もあるが、

今後の技術進歩への効果を考えると、やはりキャッシュレス決済を推進することが正解だろう。


以下は、上記URLをご覧いただきたいが・・・

「お金」「キャッシュ」の未来そのものを、

キャッシュ信仰国・日本でもしっかりと考える時代・時期に来ていることだけは

かなり確かなようだ。



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