山 崎 泰(やまざき たい)のデイリーブログ
新宿区のTFS国際税理士法人理事長 山崎 泰が、「心に残る出来事」「忘れられない想い」をホンネで綴る、ズッコケ珍道中!
 



税理士会四谷支部70周年の記念講演は、

東京大学大学院法学政治学研究科・法学部の中里実教授。

我々の業界とは切っても切り離せないほど、関心のある

政府税制調査会の会長!

 

テーマは「トランプ税制の日本への影響」

前日、米国出張から帰国されたばかり・・・

当日も、故・石弘光 元政府税調会長をしのぶ会と重なってしまったとのこと・・・

それでも”Previous Engagement(先約優先)” とのことで、お越しいただいた。 

 

政府税調会長の講演、どんなにか、お堅い内容かと思いきや・・・

さすがに、捧腹絶倒とまではいかないが、心配するくらいホンネの講演!

本当に有意義、面白いことといったら!!

 

中里教授は、現地現場主義がモットー。

今回も米国の生の声を聞きに、渡米されたとのこと。

11月中間選挙に向けて、米国ジャーナリズムはトランプ・ネガティブ一色。。。

ところが、世論とは大きく異なる。

米国では、ジャーナリズムは民主党系が97%、学者の99%が民主党系という状況下にあっては・・・

日本のマスコミも、ワシントンやニューヨークに住んで、

民主党支持の人に囲まれて、民主党絶対支持のN、Yタイムスを読んで~

というだけだと、米国のホンネは決してわからない。

 

確かに、昨日のNYタイムスのトランプ脱税報道、相続騒ぎをみていると、大きくうなずいてしまう。。。

 

トランプ大統領就任前の12月、ちょうど今から3年近く前、

ウィスコンシン州へ私的な視察に出かけたという。

かつての留学先でもあり、ホンネで話を聞ける知己が多い地域。

日本で聞くマスコミは、ヒラリーで決まり、トランプは変人という報道一色。

しかし、中産階級にはトランプ人気あり、ヒラリーはインテリっぽくて不人気。

 

ヒラリー? 大統領執務室で夫が不適切な行動をしていたのに、なぜ離婚しないんだ!

離婚すると大統領戦に影響するから~

トランプ! 俺は自分で偉くなったんだ!! 俺がアメリカを強くするんだ!!

アメリカっぽくて、結構いいじゃないか~

こんな感じだったという。。。

 

帰国して、しばらく分析したうえで、トランプ勝利を確信した中里教授。

大統領選挙前、2016年5月31日、

政財界の要人が出席する日本租税研究協会の講演で、

ナント大胆にも「トランプ勝利!」を論拠をあげて言明!

加えて、なんとイギリスのEU離脱「Brexit!」まで、講演の中で予測。

講演を聞き入る政財界要人、とりわけ財務省幹部。。。どう見ても

「学者は良いよな~いい加減なことが言えて」

間違いなく、かなりバカにされた風な、

そんな冷たい雰囲気を感じたという。

 

 中里教授によると、

 アメリカ東海岸、西海岸、そして内陸部南側・・・かなり民主党支持で揺らがない。

内陸部の五大湖周辺・・・毎回、大きく支持が動く”スウィング層”。

この五大湖周辺の支持によって大統領戦が決まる。

 

というのも、1989年にベルリンの壁崩壊で、共産圏や中国が市場主義に打って出たせいで、

製造業の多い五大湖周辺の住民が、いちばん大きな打撃を受けたという。

それまでは、ブルーチップを貯めてニューヨーク旅行も、家も買えたのに。。。

かつては、世界50億人の人口のうち、25億人は共産圏。

20億人は発展途上国。

残る5億人・・・欧米、日本などは、構造的に豊かでいられた層

ベルリンの壁崩壊で、共産圏や発展途上国が経済市場、競争市場に押し出されたことで、

一番影響を受けたのが、五大湖周辺の中産階級層、市場改革がなければ豊かでいられた層。

 

そんなマグマが、長年溜まっていたところに登場したトランプ!

「オバマの理想主義」よりも「トランプの現実主義」

 

ヒラリーは、米国民から税金を取って、ヒスパニックなどに税金を配るだけ。

なぜ違法入国者に税金を配るために、自分達が犠牲にならなければいかないのか?

民主党支持者からだけ税金集めろ!!

 

米国民は、「株価」「雇用拡大」「職業の安定」を選んだ!

トランプ当選は、ある種必然だった!と語る、中里教授。

 

さて、迎える中間選挙。

アメリカの好景気を見ていると、意外と共和党が強いのではないか。

道路沿いも建設ラッシュ。

これだけ景気が良いと、中国へも強硬姿勢が続くだろう。

 

またもや「米国至上主義」を唱えた、先日の国連演説。

あの国連演説の場で、ブーイングが起こっても・・・

「声援ありがとう!」と言ってのけるトランプ大統領。

あれだけスキャンダル・・・

あれだけ余計なことを言って・・・

いろんなことを分かってやっているに違いない。

計算づくめで行動し、ツイッターでも発信し続ける・・・相当、賢いのだろう!

 

2年後、民主党の中からトランプに挑む候補者が出てくるのかどうか。

もしかしたら、ここが一番のポイントかもしれない。

50歳のポール・ライアン下院議員など、むしろ共和党の方に、候補者がいる状況。

 

ニュース・ステーションのキャスターとして登場したら、

圧倒的に分かりやすい解説で、茶の間の人気を博しそうな中里教授。。。

あらためて、税調会長の話って、こんなに面白かったっけ?

税調会長だけにしておくのは、モッタイない???



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