山 崎 泰(やまざき たい)のデイリーブログ
新宿区のTFS国際税理士法人理事長 山崎 泰が、「心に残る出来事」「忘れられない想い」をホンネで綴る、ズッコケ珍道中!
 



関西弁的に言うならば。。。

「おもろいおっちゃんに、会ったで~~」

という感じだろうか。

 

昨日開催された、TKC東京都心会秋期大学。

「先見性」をテーマに、基調講演していただいた安藤忠雄氏。

 

先日、ご来社いただいた、顧問先の歯科医が

「とにかく、安藤忠雄先生の話を聞きたい!」

「死ぬまでに、一度は話を聞きたいと思っていたのは

 丹下健三先生、黒川紀章先生、安藤忠雄先生・・・やっと念願叶って嬉しい!!」

「安藤忠雄先生を呼んでくれるTKC大好き! だから山崎先生も大好き!!」

 

もとより、「芸術」「建築」などには、まったく関心のない私。。。

大事な顧問先が、ここまで話を聞いてみたい~~~という方ならば

まったく知らない建築の話でも、これは一緒に話を聞いてみよう~と思って、

なんと最前列から3列目、顧問先につられるように座って、聴講した次第。

 

含蓄ある内容はもとより、捧腹絶倒の人生ドラマ。

私の中の ”大阪人イメージ” をも、ドラスティックに変えるような、忘れられないひと時。

 

「先見性」とは「 前を向いて生きる」こと。

大学教育を受けていない、建築教育を受けていない安藤氏は、

若かりし頃にみた「大工の姿」に感動して、『一心不乱』ということを学んだという。

 

今から50年前、大工見習は月給1万円。

アメリカで、ホテル一泊が30ドルの時代。

実は、ボクサーにも憧れたこともあった。

1回戦うと、当時のファイトマネーは4,000円。

喧嘩してお金を貰える!って、感動したことも。

 

でも、ファイティング原田に出逢って、

これはアカン~~自分の限界を悟って、すぐさまボクシングを止めた。

これも「先見性」かと。これから、人生が好転していくのだから。。。

 

今日は、前方スクリーンに「青いリンゴ」を映し出している。

青いリンゴ=生涯リンゴ=人間も青くなければいかん・・・

そんな意味を込めているそうだ。

 

53歳の時、京大から教授就任依頼。

でも、博士論文を書かなければならないという条件を突きつけられて・・・

そもそも、そんな博士論文など書けないから、現場の建築家・設計事務所をやっているのに~

俄然、断った。

 

そしたら翌年、今度は東大から教授就任依頼。

7年間契約、国家公務員として年収1,350万円・・・どうや? 

設計事務所を辞めてまで飛び込める金額ではなく、即座にお断り!

 

それでは、日本での受賞歴を加味して、年収1,850万円・・・どうや??

そんなら、外国での受賞歴も加味して、年収2,170万円・・・どうや???

これ以上は出せない! だって、副学長より高くなってしまうから。

 

当時、東大教授で、安藤氏のような高卒はいなかった。

それゆえ、誇り高き工学部OBは、こぞって反対。

日本の国が遅れていることも、こんな場面でも実感・勉強。

 

10年近く前から、何度もガンを克服してきた。

だから、朝昼晩の食事には、40分間かける。

さらに、1日1万歩をノルマとして歩き続けている。

確かに学歴はないかもしれないが、自身の信念は

”若い頃は、自分の専門分野を徹底して勉強しなければならない!”

 

さらに、自分自身の職業として、シンボルが必要。

神戸県立美術館前に安藤忠雄美術館を建築した際、シンボルとして”青いリンゴ”。

触ると1年間長生きする~そんなシンボルにした。

 

人間は1回しか死なないならば、全力で生きてやろう〜(シェークスピア)

そして、一度しかない人生

「自分なりの会社」「自分なりの家庭」を作らないと。。。

「今ここにしかない会社」「今ここにしかない家庭」を作らなければ。。。

そんな思いで、先見性をもって歩んで欲しい。

 

今ある現実に対応するだけになりがちな、我々、税理士・会計士だからこそ、

「先見性」をテーマにした、生き様溢れる講演を共有できたこと、とても有意義!!

 

おそらくは、同業の仲間への、そんな警鐘の意味も込めて、

あえてコテコテ関西弁で、心に突き刺さる安藤忠雄先生から

我々が失いがちな・・・安藤先生の「先見性」に生きた半生にふれる機会を、

TKC秋期大学実行委員会メンバーは、作ってくれたに違いない。

 

みんな、本当にありがとう!!



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