けぶる稜線

ひいらぎのとげが語る

この世でワクワクするもの、それはフ・リ・ン

2019-02-20 10:04:32 | 日記


出会いは、どちらもフリンなどと思っていない
相手の家庭状況も知らないし、結婚しているのかしていないのかも知らない

文房具でも買おうかなという何ら特別のことでもないことから発展してゆく
どちらが先に手を出したかとか唇を突き出したとかは関係ない

水銀のようにコロコロと小さな球になったりくっついたりして
あるとき気がついたらそうなっていたということだけ

気づいたら抜け出せなくなっていた
ダメだダメだと思うほど深みに嵌ってしまう

パリ郊外に別荘を持っていたジュノビエーブ
広い空に撒かれた田舎の光と空気が部屋の中に満ち満ちていた

ムンムンするシャクヤクの花が飾られていた
大きな姿見の前で彼女のコスチュームが床に落ちていった

生まれたままの姿で東洋の秘密を掻き抱き
赤く染まった頬と唇は羞恥をかなぐり捨ててしまった

大きく輪を描くように連動する舌と唇
歓喜と喜悦の願望が成就した己を見んと姿見に走らせた目

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