けぶる稜線

ひいらぎのとげが語る

真珠の首飾り最前線 地獄の歌

2019-07-23 12:28:39 | 日記

自爆ベストに身を包み、明日はチュニスかモロッコか
夜明けの拡声器から流れる地獄の言葉
行く手を阻む兵士の影絵に染み込んでゆく
輝ける書物に水掛けて、ひたすら祈る
しわがれ声の聞こえる東を目指して

片手にカラシニコフ、右手に手榴弾
行く手を阻むものは、山刀の餌食に
右から書く文字の中に、血判状の思いを込めて
偽りの涙を流し、慈雨を祈る集団
心は親類縁者の金銀財宝のことばかり

モンスーンに打たれた頬を濡らし
ここは聖戦の最前線、明日はダッカかムンバイか
乾いた砂に染み込み、地獄の熱帯雨林に溶け込む花
硝煙の臭いを心の友として、私情を断ち切った勇姿

この地球を聖なる書物で埋めるという妄想
唄ってあげましょ わたしでよけりゃ

地獄の夕陽、光り輝く至高の都
黒い花の咲き乱れるクリドマッカ

マント男の体臭を、媚薬の漏れるマント女を
今更言えぬ、支配階級の身の上を



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