立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

【報告】 布袋北保育園の民間委託に反対!-保育士ら27人が退職-

2014年01月21日 | Weblog

 先日配布したビラ「市政レポートNO.31」(社会新報号外/江南市版)の記事を転載します。

 当局は12月議会に、布袋北保育園の民間委託を継続することを提案し、関連議案が可決されました。保育園の民営化については、議員就任から一貫して反対しています。子どもの福祉の中核的役割を担う保育園を民営化してよいのか、これからも追及していきます。

 ご意見等ありましたら、よろしくお願いします。

 


 

12月議会 当局提出議案 報告

布袋北保育園の民間委託に反対!

-保育士ら27人が退職-

 

 布袋北保育園(安良町)の管理・運営を「株式会社日本保育サービス」に民間委託してから丸5年近くが経過しました。12月議会では、来年度からも5年間継続して同社に委託することが賛成多数で決められました。しかし、私は以下の問題点を指摘して反対しました。

 

○経費削減=人件費の削減

 

 民間委託(指定管理者制度)の目的は、経費削減とサービス向上を同時に図ることにあります。しかし、保育園はハコモノ施設と違って全く収益を上げることができません。収入は市からの委託料に限られるため、結局、しわ寄せが職員の人件費にいきます。

 これまで5年間の人件費の支出状況に注目すると、人件費比率が70%弱にとどまっており、市立保育園より約1割も低くなっています。初年度に12人が退職するなど、これまでに27人が職場を去っており、保育士が定着するか懸念しています。

 そもそも、保育は人が人を育てる営みであり、一番大切なのは人です。人が人を思いやったり、心を響かせ合ったりすることに対して、市場原理を持ち込むべきではありません。

 

○経費削減効果はあるのか

 

 5年前の市の試算では、約1,700万円の経費削減を見込んでいました。しかし、受け入れ園児数の実績で計算し直すと、効果額は約1,280万円にとどまりました。

 また、市直営であれば消費税はかかりませんが、委託料には消費税が賦課されます。4月から税率が引き上げられると、委託料もその分高くなります。さらに、この間、人事院勧告で市職員の人件費が削減されており、経費削減効果が薄らいでいます。

 本当に経費削減効果があるのか、効果額を算定し直すよう要求しました。

 


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