富山県議会が新年度から雑誌タイプの議会広報を4万部、新規発行し、うち3万部を高校生に配ることになりました。
富山県議会はこれまで議会広報がありませんでした。政務活動費の不正問題を機に議会改革が進められ、今年度試行して、新年度から正式発行します。
地方議会は市民に身近なことを議論していますが、依然として多くの市民にとって遠い存在です。というのは、何を議論しているのか、議員や当局の発言が、市民に充分に伝えられていないからです。インターネット中継がされていますが、平日の日中にわざわざ見る人はほとんどいません。
議会広報で伝えられる内容は、全体のごくわずかです。しかし、議会に関心を持ってもらうきっかけとして、議会広報(紙媒体)は有効なツールです。もちろん、ネットやSNSも併用すればいいと思います。
また、高校生に(おそらく学校を通じて)議会広報を配るのは画期的ではないでしょうか。成人前から議会を身近に感じてもらうことは、主権者教育に肝要です。