内田康夫作の浅見光彦シリーズである。テレビドラマにもなっている人気シリーズ、いささか浅薄ではあるが謎が知りたくて読み飛ばしてしまう。こういうのが娯楽というのだろう。いや暇つぶしかな。
電車の中で読むのには最適である。しかも普段縁のない知識が身につく。
題名にある箸墓というのは箸墓古墳のことで奈良にある。まあ古墳は大概奈良にあるのだが、規模の小さいものは九州にも四国にもある。
この箸墓古墳はいまだに宮内庁の管轄で発掘が行われていない。この古墳は倭迹迹日百襲姫(ヤマトトトヒモモソヒメ)というとんでもない名前の姫のお墓ということになっている。
しかし卑弥呼の墓ではないかという説があり、邪馬台国が何処にあるかという論争に絡んでくるのである。
この小説では邪馬台国論争は添え物で、箸墓古墳の近くで宮内庁管轄ではない古墳を発掘している老学者が殺害される、という事件から五十年以上も昔の怨念が明らかになって行く、というものである。
まあ推理小説としては面白いのだが、むしろ宮内庁管轄で学術的な発掘さえできないものが現代にある事の方が気になる。要するに代表的な日本のタブーなのである。
タブーのある社会は原始社会である。
電車の中で読むのには最適である。しかも普段縁のない知識が身につく。
題名にある箸墓というのは箸墓古墳のことで奈良にある。まあ古墳は大概奈良にあるのだが、規模の小さいものは九州にも四国にもある。
この箸墓古墳はいまだに宮内庁の管轄で発掘が行われていない。この古墳は倭迹迹日百襲姫(ヤマトトトヒモモソヒメ)というとんでもない名前の姫のお墓ということになっている。
しかし卑弥呼の墓ではないかという説があり、邪馬台国が何処にあるかという論争に絡んでくるのである。
この小説では邪馬台国論争は添え物で、箸墓古墳の近くで宮内庁管轄ではない古墳を発掘している老学者が殺害される、という事件から五十年以上も昔の怨念が明らかになって行く、というものである。
まあ推理小説としては面白いのだが、むしろ宮内庁管轄で学術的な発掘さえできないものが現代にある事の方が気になる。要するに代表的な日本のタブーなのである。
タブーのある社会は原始社会である。
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