自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

フユノハナワラビ・・・

2017-01-24 21:37:00 | お散歩
フユノハナワラビ[冬の花蕨](ハナヤスリ科)
林の中の少し開けた所で、木の切り株の沿うように生えているフユノハナワラビと出会いました。
胞子葉を真っ直ぐと上に伸ばし、まるで背比べをしているようです。
どの株が一番高いでしょうね。
この胞子葉の葉柄は、甘みがあり食用となるそうです。あまり食べる気にはなりませんね。
一つ一つの胞子嚢は、横に開裂します。胞子を放出した後の胞子葉は、葉柄ごと横に倒れ込みます。
これはまだ放出する前の姿なのですね。

2011年のフユノハナワラビ

1月中旬 横浜市内にて

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枯れ残って・・・

2017-01-23 21:28:00 | お散歩
クリ[栗](ブナ科)
林縁の道を歩いていると、枯れ木に実のような物が付いているのに気付きました。
立ち止まって見てみるとそれはクリのイガでした。葉は枯れ落ちても、枝にしがみついている感じです。
このクリは林に生えている、山栗と呼ばれる実の小さなクリです。子供の頃、父と裏山にこのクリの実を採りに行った思い出があります。

カメラを覗いていると、イガの中に実が入っていることにも気づきました。
3つ並んでいますね。
この季節まで残っているクリの実、食べたら美味しいのでしょうか。
それとも中は既に虫食い状態でしょうか。
高い枝の上にあるので、確認したくてもできませんね。

クリの花

1月中旬 横浜市内にて

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枯れてもなお・・・

2017-01-22 20:53:00 | お散歩
ガマズミ[莢蒾](レンプクソウ科)
冬枯れた木に奇妙なものがついていることに気付きました。
丸い実のようですが、表面が毛に覆われている感じです。よく見ると中央に萎れた実があります。
その萎れた実の様子から、どうやらこれはガマズミのようです。
そうするとこの毛に覆われたものは、ガマズミの虫こぶ、ガマズミミケフシでしょうね。
通常の実は、萎れてドライフルーツのようになりますが、寄生された実は毛に覆われたままなのですね。
冬枯れの野で、新たな発見をしました。

2012年8月の様子 2016年2月の様子

1月中旬 横浜市内にて

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冬枯れの林下・・・

2017-01-21 19:15:00 | お散歩
コウヤボウキ[高野箒](キク科)
林の中を歩いていると、たくさんの綿毛に出会いました。
これはコウヤボウキの冠毛ですね。真っ白ではなく、ややくすんだ感じの色なのです。
コウヤボウキの頭花は、10数個の筒状花からなります。果実はそう果で、一つ一つに冠毛がついています。
冬真っ只中のこの時季でも、風に乗るのを拒んでいるようにも見えますね。
出来るだけ遠くに旅立って、コウヤボウキの群生をつくって欲しいです。

2016年の花

1月中旬 横浜市内にて

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ここでも共生中・・・

2017-01-20 19:24:00 | お散歩

林縁の道を木々を見上げながら歩いていたら、ひと株のムクノキで面白いものを見つけました。
3つに分かれた幹の中央から、恐らくヤブランだと思いますが、細長い葉がたくさん生えていたのです。
以前から、別の林でケヤキの大木の同じような所にヤツデの生えている様子を観察いていますが、ここではムクノキとヤブランが共生しているようです。
ヤブランらしき葉の様子からすると、ずいぶん長い間共生関係にあると思われます。
今年の秋は、ここで花の咲く様子を観察してみたいですね。

ケヤキとヤツデの様子

1月中旬 横浜市内にて

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