アメリカのTVを見ていると、
どんなに感情が高ぶっても、
言うことだけは、皆、きちんと言う。
こういうのを見ていると、
「ああ、日本人と、アメリカ人は違うな」
と思う。
日本人は、
感涙にむせぶ・・・という言葉があるように、
感動すると、何も言えなくなるか、
言っても、「ホニャラ、フニャラ」のような言葉になる。
全員とは言わぬが、
半分くらいは、そうなるんじゃないだろうか?
たとえばDeNAの中畑監督、
一度テレビで見ていると、
涙が出てきて、
何も言えなくなった。
言いたいんだろうけど、何も言えないのだ。
「ほにゃら・・・・(沈黙)・・・ふにゃら・・・・(沈黙)」
という感じだった。
俺はそれを見て、
正直、
こういう人は指導者には向いてないんじゃないだろうか?
・・・と思った。
指導者というのは、いつもヘビのように、冷静でないとダメだ。
選手から見て、
「危急存亡のときも、どっしりと構えている監督」は、
信頼できる。
ま、中畑は、純粋な熱血漢なので、
それはそれで、彼の素晴らしい持ち味なのだが、
少なくとも、
大指導者にはなれない気がした。
中畑は福島出身だ。
福島の人は、心の温かい熱情家が多いんだよな。
逆に、どんなに泣いていても、言うことは言う県民もいる。
福岡県人だ(笑)。
彼らは沈黙と言うことを知らない。
「ばってん、何か言わんと損たい」と思っている。
好奇心も旺盛なので、どうでもいいことにも、
「なして?なして?」と訊いてくる。
うるさくて仕様がない。
しぇからしかぁ!
ああ、福岡県人!
愛すべき県民性と言えよう。
ところで・・・・
無知な大学教授は、十把ひとからげで、
「日本人とは・・・」とよく言う。
でもな、日本人は、県民性によっても全然違うんだぜ!
また同じ青森県人でも、津軽と南部は違う。
同じ島根県人でも、出雲と石見に分かれる。
それに、学者たちがよく言う
「そもそも日本人は農耕民族」・・・と言うのも間違っている。
「日本人は漁労民族」でもあるわけだ。
大学教授って、単細胞のアホが多いよね。
ところで、大地一人、どんなに感涙にむせんでも、
言うべきことは言う。
これだけは、100%すご~く自信がある。
ブログで怒っても、
本当は怒っている振りをしているだけさ、ハハハハ。
人間はね、本当に怒ったら、負けなんだよ。
怒るのは、表面だけでいいんだよ。
怒った振りでいいんだよ!
しょせん人間なんて、アホとバカのぶつかり合い。
怒る値打ちもねえぜ。
だろ?
それによぉ、
あんまり怒ったら、プッチン、
ドタマの血管が切れるぜ。
目の前で、息子が殺されても、
母や妻や娘がレイプされても、
冷静でなきゃ、アカン。
冷静でないと、本当の復讐だって、できやしない。
俺は『杜子春』の結末が好きじゃない。