稀勢の里は調子が悪い。
こういうことは、予想できたことで、
大地一人も、何度か警告を発していた。
「目先の勝利」で、一生懸命やりすぎると、
人生は、このようになるのだ。
人生は常に、余裕がないといけない。
人生は常に、どこか遊びの心がないといけない。
とかく日本人は一生懸命やりすぎだ。
ただ日本人は、稀勢の里を悪くは言えない。
彼を、一生懸命にさせたのは、
日本人の、国粋的なフィーバーのせいでもあるだからだ。
大地一人、モンゴル力士に偏見はないつもりだ。
彼らは、ハングリー精神がある。
それは見習わないといけない。
スポーツは、できるだけ、国籍を考えずに見たいものだ。
ただ日本人なので、日本人を応援するのは当然だ。
しかし俺たちは、常に、広い視野で自分を見ないといけない。
・・・ということで、
俺たちは、稀勢の里から学ぶことはたくさんある。
人間、一番大切なのは、心の有り様だ。
心がハツラツとしていれば、
いかなるときも、道は開けるだろう。