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母たちが築いてくれた戦後の日本

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母の日にちなんで
  
     
    母たちが築いてくれた戦後の日本。まだ洗濯機や、炊飯器がなかったころの子育ての苦労。1960年代から日本が高度経済成長を成し遂げて今の日本があります。その根底には不戦の誓い、国民主権、国民の福利、国民の安全と生存を謳った憲法があったからだと思います。鈴木善幸政権(1983年)までは、日本人の暮らしと生活を考える国民政党だった自民党も、中曽根政権以降はアメリカ・大企業重視の新自由主義政党になってしまいました。
 
 
 戦後の日本を復興させた高齢者が安心して暮らせない世の中。国民年金は40年払って6~7万円しかもらえません。資産家・公務員・大企業のサラリーマンとそうでない人たちの差がどんどん大きくなっています。中間層の減少によって、消費支出・賃金も減少、将来に希望のもてない非正規雇用もどんどん増えています。
 
 夜遅く車を運転していると、道路工事で旗を振って交通整理をしている人を見かけますが、皆60~70代の人ばかりです。零度にもなる真冬の深夜に、工事現場で老人が働かなければ食べていけないのです。マスコミは歳をとっても働けるのは幸せだと人々を騙しています。日本国民の福利厚生はいったいどこへ?。
 安倍政権になってから、介護の国家負担は軽減され、介護士は低賃金で離職、介護施設も閉鎖されています。貧弱な国の政策のために、30~40代の働き盛りの人たちが親の介護のために仕事を辞めることも起きています。
 介護や福祉とは反対に、軍事費は表面の数字以上に増え、防衛省の借金は5年で1.5倍になっています。10年のローンで兵器を大量に買い、アメリカからの武器輸入が急増しています。つまり国が借金(将来の国民負担)をして兵器を買っているのです。
 消費税は増税、社会保障費の支払いも増加。大企業は法人勢減税、国からの多額の研究費補助、輸出企業の消費税の払い戻しによる還付など税制の特権によって税金が減額されています。1兆円も利益のあるトヨタ自動車の支払う税金の少なさには驚いてしまいます。
 
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