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1970~73年の洋楽 ⑧ バッド・フィンガー「明日の風(Carry on Till Tomorrow)」「カム・アンド・ゲット・イット」

 

 

 バッド・フィンガー(Bad Finger)のファースト・アルバム「Magic Christian Music」(1970年)から「明日の風(Carry on Till Tomorrow)」(東芝EAR-10151)です。この曲は1972年に日本でのみシングルとしてリリースされました。B面はセカンド・アルバム「No Dice」(1970年)から”ウィザウト・ユー'Without You)”です。

 柔らかなヴォーカルとコーラスが哀愁を帯びたメロディーと溶け合い、ジョージ・マーティンの幻想的ともいえる巧みなオーケストレイションも素晴らしく、ラスト”Carry on”のコーラスでフェイド・アウトしていくまで美しいとしか言いようがない名曲です。ラジオ関東の坂井隆夫氏の音楽番組で、初めて聴いた時のことを今でも覚えています。

 

 

 

 バッド・フィンガーのアルバム「Magic Christian Music」(1971年)から"マジック・クリスチャンのテーマ(Come and Get It)"(東芝AR-2444)です。B面 は英国と同じ"ロック・オブ・オール・エイジズ(Rock of All Ages)"です。英国では1969年12月にリリースされ最高位4位、米国では最高位7位にランクされました。日本では1970年に発売されましたが、ヒットにはなりませんでした。

 

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1956年の洋楽 ⑨「パリの可愛いそうな人々」レス・バクスター、ビング・クロスビー & ローズマリー・クルーニー

 

 

 レス・バクスター(Les Baxter楽団の”パリのな可愛いそうな人々(The Poor People of Paris)”です。もともとフランスのシャンソンで、原題は"La goualante du pauvre Jean"でエディット・ピアフ(Edith Piaf)の最大のヒット曲の一つです。1954年に米国の作詞家ジャック・ローレンスJ(ack Lawrence)が英語の歌詞を付けました。

 1956年にレス・バクスター楽団の演奏する”パリの可愛いそうな人々”がビルボードで4週間1位にランクされるヒットになりました。「八木誠の洋楽ヒットチャート大事典」では1956年年間チャートで30位台に選ばれています。

 レス・バクスターはスウィング・バンドの作曲・編曲の仕事後、自身のスタイルを持ったイージー・リスニングの楽団で多くのアルバムをリリース、エキゾチック・サウンドでも人気がありました。1950~70年代には数多くの映画のサウンド・トラックを作曲しました。

 

 

 

 ビング・クロスビー(Bing Crosby) と ローズマリー・クルーニー(Rosemary Cloony)のアルバム「 That Travelin' Two Boat)」(1965年)から”パリの可愛いそうな人々”です。この二人はアルバム「Fancy Meeting You Here」(1958年)でも共演していて、明るく楽しいヴォーカルで息がぴったりです。

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