稲葉神社 現地説明
稲葉神社は、因幡の名称のルーツともいえる大切な神社です。はるか昔にここに祀られている稲葉大明神が、そのすぐ近くの古苗代、大苗代というところで、稲作を人々に伝えたことにより、因幡の国中に稲作が広がったようです。苗代という地名は八上では八頭町稲荷に字(あざな)として残っています。また、国府町の酒賀神社の西隣にも楠城(なわしろ)という地名があります。それらは、その地域で初めて苗代農法によって稲作が開始された所として地名が残ったものと思われます。
みなさん、ところでこの稲葉大明神都はどのような神様でしょうか。私はずばり伊勢神宮外宮の祭神、豊受大神であると推測しています。
伊勢外宮は、雄略天皇の御代、西暦478年に丹後半島の真名井から現在の伊勢の山田に遷宮したのです。遷宮前のその真名井とはどこなのかをめぐっては色々な説があるのですが、私は京丹後市峰山町にある比沼麻奈為神社であると推測します。この神社のすぐ近くには豊受大神が初めて稲作をされたという場所が残っているのです。それが半月形の月の輪田なのですが、因幡の半月形の形をしていたといわれる古苗代の伝承と共通しています。后さんが古苗代の碑と月の輪田の拡大フリップを並べて披露してくれました。(この稲葉神社で、画期的なことです!!!!!)
稲葉の地名、国名の由来は実は伊勢外宮の豊受大神のことであったということが言えるのではないでしょうか。皆さん、それでは伊勢神宮へ参拝しましょう。
そして稲葉神社には大己貴命と八上姫を祀る特別のお社があったようです。今ではすべて稲葉神社本殿に合祀されていますが、稲葉殿も昔は上社と稲葉殿下社に分かれ、上社に大己貴命が、そして稲葉神社の現在の境内と思われますが、下社に八上姫が祀られていたのです。稲葉を代表する神社、しかも、先ほど車中で確認したように稲葉大明神と大己貴命、八上姫を祀る稲葉神社、瀬織津姫を祀る桜谷神社のある面影山、白兎神社、大江神社を通る南北のラインを中心として、そのライン上の神社から引かれる夏至冬至ライン上にさまざまな聖地が稲葉中に広がっていることを確認しました。
稲葉の名前のルーツだけでなく、稲作のルーツ、そして稲葉の国土開発の起点ともいえる稲葉神社には重要な意義があります。そこに大己貴命と八上姫が祀られているわけですから、大己貴命と八上姫は因幡全体の守護神と言えるでしょう。
車内説明
さあ、いかがでしたか、ミステリーツアーはまもなく終点の道の駅清流茶屋かわはらへ到着いたします。
そこで、皆さんとご一緒に食事会を催します。またご質問などありましたら、そこで承ります。また、私の本も販売いたしますので、皆さんまだお持ちでない方はぜひこの機会におそろえください。では、道の駅へ到着するまでしばらくごゆっくりお休みください。
了
稲葉神社は、因幡の名称のルーツともいえる大切な神社です。はるか昔にここに祀られている稲葉大明神が、そのすぐ近くの古苗代、大苗代というところで、稲作を人々に伝えたことにより、因幡の国中に稲作が広がったようです。苗代という地名は八上では八頭町稲荷に字(あざな)として残っています。また、国府町の酒賀神社の西隣にも楠城(なわしろ)という地名があります。それらは、その地域で初めて苗代農法によって稲作が開始された所として地名が残ったものと思われます。
みなさん、ところでこの稲葉大明神都はどのような神様でしょうか。私はずばり伊勢神宮外宮の祭神、豊受大神であると推測しています。
伊勢外宮は、雄略天皇の御代、西暦478年に丹後半島の真名井から現在の伊勢の山田に遷宮したのです。遷宮前のその真名井とはどこなのかをめぐっては色々な説があるのですが、私は京丹後市峰山町にある比沼麻奈為神社であると推測します。この神社のすぐ近くには豊受大神が初めて稲作をされたという場所が残っているのです。それが半月形の月の輪田なのですが、因幡の半月形の形をしていたといわれる古苗代の伝承と共通しています。后さんが古苗代の碑と月の輪田の拡大フリップを並べて披露してくれました。(この稲葉神社で、画期的なことです!!!!!)
稲葉の地名、国名の由来は実は伊勢外宮の豊受大神のことであったということが言えるのではないでしょうか。皆さん、それでは伊勢神宮へ参拝しましょう。
そして稲葉神社には大己貴命と八上姫を祀る特別のお社があったようです。今ではすべて稲葉神社本殿に合祀されていますが、稲葉殿も昔は上社と稲葉殿下社に分かれ、上社に大己貴命が、そして稲葉神社の現在の境内と思われますが、下社に八上姫が祀られていたのです。稲葉を代表する神社、しかも、先ほど車中で確認したように稲葉大明神と大己貴命、八上姫を祀る稲葉神社、瀬織津姫を祀る桜谷神社のある面影山、白兎神社、大江神社を通る南北のラインを中心として、そのライン上の神社から引かれる夏至冬至ライン上にさまざまな聖地が稲葉中に広がっていることを確認しました。
稲葉の名前のルーツだけでなく、稲作のルーツ、そして稲葉の国土開発の起点ともいえる稲葉神社には重要な意義があります。そこに大己貴命と八上姫が祀られているわけですから、大己貴命と八上姫は因幡全体の守護神と言えるでしょう。
車内説明
さあ、いかがでしたか、ミステリーツアーはまもなく終点の道の駅清流茶屋かわはらへ到着いたします。
そこで、皆さんとご一緒に食事会を催します。またご質問などありましたら、そこで承ります。また、私の本も販売いたしますので、皆さんまだお持ちでない方はぜひこの機会におそろえください。では、道の駅へ到着するまでしばらくごゆっくりお休みください。
了