八上白兎神社Ⅱと全国神話伝承他

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御湯神社の波ウサギ

2010-03-31 23:55:00 | ウサギ像
 波=水、防火という意味で使われているのなら、木造の社殿やお堂にその彫刻が施されるのは理解できます。しかし、早池峰神楽や燈籠の波ウサギなど、これまで見てきたように、必ずしも防火の意味で波が描かれていたわけではありません。
 波、というのは海の波もあれば川の波もあります。瀬織津姫は荒波と関係する場所でお生まれになったのでしょう。それが瀬織津姫の名の由来だと思われます。関西ホツマの集いの清藤直樹氏は、伊勢神宮内宮の荒祭宮や天照大御神の荒御魂と瀬織津姫が関連するのはそのためであるのではないかと指摘しておられます。兎とともに波は描かれますが、そこにはワニやサメは描かれることはありません。
 波は瀬織津姫をあらわし、八上姫の化身=アバターである兎は瀬織津姫との関連が濃厚であるとも思えます。