単に、100$という「お買い得」ノートパソコンが登場したという話ではありません。
世界情報社会サミットで、MIT(マサチューセッツ工科大学)が発表したもので、発展途上国向けに開発されたノート型パソコン(上の図はコンセプトデザイン)。ビジネスマンでなく、子供たちが使うためのもの。といってもおもちゃでなく、無線LANでインターネットに接続することもでき、折り畳んで電子ブックリーダーにもなる(上の絵)し、手廻し式発電(途上国では電力事情が悪いため)で40分使えるという優れモノ。
性能やコンセプトについてはCNET Japanの記事、あるいはMITの特設ページ(英文、現在のところあまり情報はない)を見てください。
100$という価格を実現するには量産化が必要だ。開発に携わったMIT Media Lab理事長のNicholas Negroponte氏は政府が一括して買い上げ、子供たちに無償で配布するビジネスモデルを考えているようだ。すでに6ヶ国の政府が関心を示しているというが、価格実現は厳しいようだ。
もちろんOSはWindowsではない。そもそもWinなんて使ったらOSだけで100$を超えてしまう。独自に手を加えたLinux搭載予定らしい。節電のためにCPUは500Mhz程度、と聞くと日本人なら「フフン」とバカにする人がいるが、無知な証拠だ。
今このblogを編集するのに使っている小生のパソコンをチラリと見て気づいたが、このパソコン、キーボードとカードリーダー以外、すべてお下がりか中古部品で組み立てられている。CPUは800M程度。OSは無償ダウンロードのLinux。しかし別に不自由はない。現在の日本人は過剰な性能のPCを高く買わされているだけなのだ。
日本人にだってこのノートパソコンは役立つ。例えば大災害で避難所ぐらし、この窮状をblogで全国に訴えたいが、、、ノートパソコンが電池切れで役に立たない。その点、このノートなら、手廻しハンドルで充電できる。
国連のアナン事務総長は「これは本当に感動的な試みだ。また世界の団結と企業による社会貢献を示す感動的な表現でもある」と述べたという。志は高く、価格は低くと言うわけ。
日本は「世界一のIT社会を目指す」と言うが、こういう面での取組は行われているのか。高性能ばかりがITではない。またODAというとすぐに「ハコモノ」に走って、こういう本当のインフラに目が行っていない。日本政府もこのプロジェクトに資金援助(ほんとは技術援助したい)ができるのではないか。日本でもこのパソコンを「災害時用パソコン」として使えるのだから。
電気のない我が家に帰った子供が夕食後、「これから作文の宿題をするんだ」と笑顔を浮かべながらパソコンのハンドルを回す。そんな光景が途上国のいたるところで見られるようになるだろうか。
世界情報社会サミットで、MIT(マサチューセッツ工科大学)が発表したもので、発展途上国向けに開発されたノート型パソコン(上の図はコンセプトデザイン)。ビジネスマンでなく、子供たちが使うためのもの。といってもおもちゃでなく、無線LANでインターネットに接続することもでき、折り畳んで電子ブックリーダーにもなる(上の絵)し、手廻し式発電(途上国では電力事情が悪いため)で40分使えるという優れモノ。
性能やコンセプトについてはCNET Japanの記事、あるいはMITの特設ページ(英文、現在のところあまり情報はない)を見てください。
100$という価格を実現するには量産化が必要だ。開発に携わったMIT Media Lab理事長のNicholas Negroponte氏は政府が一括して買い上げ、子供たちに無償で配布するビジネスモデルを考えているようだ。すでに6ヶ国の政府が関心を示しているというが、価格実現は厳しいようだ。
もちろんOSはWindowsではない。そもそもWinなんて使ったらOSだけで100$を超えてしまう。独自に手を加えたLinux搭載予定らしい。節電のためにCPUは500Mhz程度、と聞くと日本人なら「フフン」とバカにする人がいるが、無知な証拠だ。
今このblogを編集するのに使っている小生のパソコンをチラリと見て気づいたが、このパソコン、キーボードとカードリーダー以外、すべてお下がりか中古部品で組み立てられている。CPUは800M程度。OSは無償ダウンロードのLinux。しかし別に不自由はない。現在の日本人は過剰な性能のPCを高く買わされているだけなのだ。
日本人にだってこのノートパソコンは役立つ。例えば大災害で避難所ぐらし、この窮状をblogで全国に訴えたいが、、、ノートパソコンが電池切れで役に立たない。その点、このノートなら、手廻しハンドルで充電できる。
国連のアナン事務総長は「これは本当に感動的な試みだ。また世界の団結と企業による社会貢献を示す感動的な表現でもある」と述べたという。志は高く、価格は低くと言うわけ。
日本は「世界一のIT社会を目指す」と言うが、こういう面での取組は行われているのか。高性能ばかりがITではない。またODAというとすぐに「ハコモノ」に走って、こういう本当のインフラに目が行っていない。日本政府もこのプロジェクトに資金援助(ほんとは技術援助したい)ができるのではないか。日本でもこのパソコンを「災害時用パソコン」として使えるのだから。
電気のない我が家に帰った子供が夕食後、「これから作文の宿題をするんだ」と笑顔を浮かべながらパソコンのハンドルを回す。そんな光景が途上国のいたるところで見られるようになるだろうか。
我が家には400Mhzのパソコンもありますが、普通の人がやることでちょっと無理なのは動画の編集くらいでしょうか。
ちなみに小生が10年前にインターネットを始めたときのパソコンは100MhzのCPUでしたが使えてました。
最近ジャンクで安くなったので、ペン3ノートを今はつかってますが、
ちょっと前は、MMX266なSVGAマシンで十分使えてましたしね。
今も、モバイル用途にはそれくらいにスペックマシンをつかってますし。
100ドルってのは、補助があってこその価格かもしれませんが、
これからの技術革新で一般にも是非だしてほしいマシンですね。
10倍の1000ドルだとちょっと手が出ませんが、2~3倍の価格でその一部が、
途上国のために役立つような設定で出してくれないかな・・・
このPCスタンドアロンで使うには充分なスペックのような気がしますよね。手回し発電は、どこでも使えるから、かえって便利かも。「コンセントはどこじゃー」と探し回る必要なし。
ほんと、こういうことを日本ができればかっこいいのだが、そんな知恵はなさそうです。ネットのインフラ整備などして、地味に目立たず金だけ使うんですよ、きっと。税金の使い方が下手だなー。
初めて拝見しましたが、なかなか細かい考察で私も見習わないとと思っています。
100ドルパソコン、是非成功して欲しいもにです。
なんてったって手回し充電ってのがポイントですね。日本でも、災害の時に活躍するかも知れません。
私コレ、フツーに欲しいんですけど...
もしこのノートパソコン(LinuxがOS)が普及した(一気に何億台のオーダーでしょう)ら、今世界のパソコンでOS市場独占のMS社の地位が危うくなる。パソコンというのは数が力ですから、MSは何としてでもこの「途上国ノート」構想を潰したい。ここでは言いませんが、MSの資金力を以てすれば様々な工作が可能です。
BGさん、もうあんたは十分札束に埋もれているじゃないですか。ここはひとつ途上国の子供たちのために、大人しくしててもらえませんか。えっ?まだ「荒稼ぎ フォー-」ですか?(これはHGか)
このニュース見たときに感じたんです(^^)V
う~ん、いけるかもって(笑)
自分が興味もって欲しくなり・・・なんかビジネス向きに使えないかなぁ・・・なんて考えてます。
時代は変わっていくんですねぇ(笑)
最近聞かなくなりましたが、ドッグイヤーって死語ですか?
こちらに来てもっと詳しい事情が分かりました。
100ドルパソコンは早く汎用化していただきたいですね。