一灯笑隅~目の前の人を笑顔に

私たちがいる場所を明るく照らせるように自分自身が発光体になり、目の前にいる人を笑顔にしましょう!

関門海峡ミュージアム

2020-10-29 16:46:53 | 日記

本日は、この素晴らしい景色の見える場所に職場訪問できて、本当に嬉しく思います。お世話いただいた末松委員長はじめ職業奉仕委員会の皆様、村上幸一さん、また早くから設営していただきました親睦委員会、会場監督の皆様に感謝申し上げます。今日のこの施設も、北九州の魅力再発見パスポートの対象になっています。このパスポートで、皿倉ケーブルはじめ門司港の施設もたくさん利用できますので、是非ご利用下さい。

いよいよ来月第2回IDMが始まります。今回のテーマは「奉仕プロジェクトを創造する」という事で、次年度以降の奉仕活動のアイデアを出していただければと思います。クラブ研修リーダー貞包さんのもと、各グループよろしくお願いします。

キレイな景色を見ながらの4つのテストです。https://youtu.be/WbLi39MEJ3Y


宗像国際環境会議 分科会

2020-10-24 18:18:49 | 日記

地区奉仕プロジェクトセミナーの分科会に、オンラインで社会奉仕委員長、職業奉仕委員長とともに参加させていただきました。

非常に実りの多い内容でした。あっという間の分科会でした。

黒田玲子さんの基調講演「Where do we come from?What are we? Where are we going? SDGs と私達」のキーワードと概要は以下のようなものでした。

科学技術の急速な進歩、その社会への浸透、恩恵とともに軋轢も。例ー深刻な気候変動、人口年齢構成、資源、COVID-19。

科学技術は私達がどこから来て、何なのかを、ある観点から明らかにしてくれた。

ただ進化の歴史、生物誌の中でヒトが登場したのは、つい最近の事。

近年の科学技術の進展により、社会は大きく変わっていっている。例えばバイオテクノロジー、ゲノム編集、デザイナーベービー、遺伝子ドライブー何が可能かではなく、何をやって良いのかを考えなくてはいけない時代。

科学技術が社会に広がり影響を与えるスピードは加速されている。例えばアメリカ市民の25%に普及するのにかかる時間は、自動車は約55年、電話35年、ラジオ23年、パソコン16年、携帯電話13年、WWW8年、ゲノム編集技術4年と短くなっている。

科学技術が生活の中に浸透、社会構造、仕事のやり方、生き方、生命観などを大きく急速に変えてきている。例ー2011年にアメリカの小学校に入学した子供の65%は、大学卒業時に今は存在しない職業につくだろう。情報化によって生まれる「新しい職業」に適した「21世紀型スキル」教育が必要、しかし自然科学+社会科学の必要。生命科学 必要なのはスキルではなく倫理観、人文社会学の理解が必要。

21世紀の緊急課題 地球的課題‐地球の持続可能性を脅かす課題の増大、人口問題:増加と高齢化、エネルギー問題、水問題、世界各国で起きている自然災害、深刻な磯焼け問題、漂着ごみ問題。

自然災害は、発生を止められないが、被害を減少できる。

COVID-19により2020のCO2排出量は8%削減される。これは1.5℃の温暖化の排出経路の必要な削減率とほぼ同じ。この1.5℃の経路がいかに困難かがわかる。

見落としてはいけない事実ー最先端技術は地球を救うようでいて、環境に社会に大きな負荷をかけていることもある。天然資源は無尽蔵ではない。全体を見る目が大切。例えば銅は、電気自動車は、従来型の自動車よりもかなり多くの銅を使い、洋上風力発電は陸上や太陽光よりも多く銅を使う。それに加えてレアアースも用いられるが、資源の危機が起こる。

Sustainabilityとは、「将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすような資源利用」

世界中で取り組むべき目標 SDGs持続可能な開発目標とは、17のゴール、169のターゲットから構成され、地球上の誰一人も取り残さない(leave no one behind)ことを誓っている

国際海洋科学、海の豊かさを守ろうの取組

ゴールとターゲットは違う。ゴールは抽象的な目標を指す表現。長期的概念、あるべき姿、めざすべき到達点。ターゲットは、目指す先への到達が具体的、現実的に見据えられている、短期的で現実的な目標。CSVへつながる。ソーシャルグッド、エシカル消費。BOPビジネス。三方よし。

基調講演の後は、ネパールゴミ処理支援事業、柳川の治水事業等のご紹介がありました。各地で頭の下がる活動をされている方達に驚きました。貴重な一日でした。

 

 


バズセッション

2020-10-22 16:05:50 | 日記

2022‐23年度国際ロータリー会長としてカナダのジェニファー E. ジョーンズ氏が指名されました。115年に及ぶロータリーの歴史で初の女性会長となります。そのビジョンの中で、ロータリーの「適応力」で、世界は後退したが、私たちは進歩したと力強く述べられています。この女性会長のもとで、我がクラブも女性会員の更なる増強に繋がればと思っています。

来月にかけての第2回IDMでは、奉仕プロジェクトを創造するというテーマで行います。次年度以降の奉仕活動のアイデアを考えて頂くようお願い致します。

本日は、ロータリー・リーダーシッププランのプログラムに基づくバズセッションです。クラブ研修リーダーの指導によりディスカッションが行われました。やはりたまに、このような話をして足元も見つめなおすのは良いですね。

テーマは、以下の通りです。
1. ロータリーにおけるリーダーシップ
2. 倫理と職業奉仕

以上の中から、下記について、各テーブルでディスカッションリーダーを決めて、話合って下さい。

1. ロータリーにおけるリーダーシップ
1) ビジネスにおけるリーダーシップとは何でしょう?
2) ロータリーにおけるリーダーシップとは何でしょう(ビジネスとの違い)
3) ロータリーにおけるリーダーの役割とは?
4) ロータリーにとって、良いリーダーの特性をリストアップしてみましょう。
5) あなたが一番のリーダーと信じる人は?(心の中で)


2. 倫理と職業奉仕
1) あなたはどのようなことを大事にされてお仕事をされていますか?
2) 「奉仕の理念」をどのように理解されていますか?
3) あなたの職業に「四つのテスト」をどのように反映されていますか?
4) 「職業上の倫理基準をどのように保っておられますか?
5) 「奉仕」とは、他者への働きかけのように見えて、実は自分との戦いであり、結果として心の豊かさが与えられるもの。見出せるのは「利他主義」がもたらす果実である。


奉仕のスプーン

2020-10-15 19:29:03 | 日記

本年度よりロータリー旗が代わったのを気づかれていたでしょうか?年度当初バタバタしてご報告が遅れていました。ロゴのルールが変わった事によるものです。前のロータリー旗は、中央にロータリーのマークが大きく入って、ロータリーらしくて好きな旗でした。残念ではありますが、日の丸と共に新調しました。今般地区からロゴの使用についての文書が来ております。いろいろな場面でロータリークラブとしてのイメージを統一し、認知度を上げていくというのは、良い事だと思います。MY Rotary にルールが載っていますので、是非ご一読下さい。

幹事報告の時間には、前年度幹事から本年度幹事へ「奉仕のスプーン」の伝達が行われました。本当は年度初めにするはずが、コロナ禍でバタバタしてたので、この時期になったとの事です。何事もサジを投げないようにとの気持ちを込めてのスプーンらしいです。幹事からサジを投げられないように気を付けたいものです!

本日の卓話は、村上さんより「北九州市の新型コロナウィルス対策と成長戦略」の話をしていただきました。ウイルス対策は、わかりやすくお話しいただき頭の整理ができました。空港の話は、待ったなしで3000mの滑走路の実現が待たれますね。ますますのご活躍期待しています!卓話の様子です。https://youtu.be/8WMgrPyc7Zw

 


米山月間

2020-10-08 16:04:22 | 日記

毎年10月は「米山月間」と定められています。クラブはこの月に特に米山奨学事業の意義を深く認識し、寄付金を募る活動をします。そのために米山奨学生や地区役員・委員の卓話を聞き、更に奨学会から提供される資料をもとにクラブ・フォーラムを開催したりすることが推奨されています。本日は、米山奨学生のベトナムから来られているウェンさんにお話を聴きました。ウェンさんは、うつ病の研究をされていて、その目的は、うつ病の病態生理に迫ることとの事。ベトナムで、子供の時、ドラえもん他日本のアニメが好きだったというお話しを聴きました。あと残り半年、素晴らしい成果がでるように頑張っていただきたいと思います。私たちも応援しています。

ロータリー米山記念奨学会は、勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリアン(ロータリークラブ会員)の寄付金を財源として、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。その目的は、 将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することです。優秀とは「(1)学業」に対する熱意や優秀性はもちろんのこと、「(2)異文化理解(3)コミュニケーション能力」への意欲や能力に優れている点が含まれます。米山奨学生は、ロータリークラブを通して日本の文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となることが期待されます。米山奨学生の採用数は、年間860人(枠)、事業費は14億4千万円(2018-19年度決算)国際奨学団体としては、事業規模・採用数とも、日本国内では民間最大です。これまでに支援してきた奨学生数は、累計で21,023人(2019年7月現在)。その出身国は、世界129の国と地域に及びます。また奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度による心の通った支援があります。

今月は米山月間であると同時に、100年前の今月、日本のロータリーが始まった月です。東京ロータリークラブは、米山梅吉さんによって設立されました。井戸を掘った人に思いを巡らす月でもあればよいと思っています。

以下米山梅吉記念館HPより
米山 梅吉(よねやま うめきち、慶応4年2月4日〈1868年2月26日〉 - 昭和21年〈1946年)4月28日〉は、明治から昭和時代前期の銀行家、貴族院勅選議員。勝海舟に師事し、井上馨の紹介で入社した旧三井銀行の常務取締役など経営中枢に携わり、また、1920年日本初の東京ロータリークラブを設立した人物でもある。

 米山梅吉は東京芝田村町に明治元年(1868)に生まれた。父は大和国高取の藩士和田竹造、母は静岡三嶋大社の神官日比谷右京の娘うた、その三男である。生時、和田姓、梅吉4歳の時(満年齢 以下同じ)、父竹造死去、止むなく母の郷里三島に母とともに移り住んだ。梅吉は幼時から神童といわれた英才であった。

 梅吉11歳の時、納米里の隣、上土狩の米山家がこの出来のよい少年に眼をつけて養子にと望んだ。この米山家は旧今川時代から北條時代を経て四百年も続いた旧家、名主の家で、当時の当主は十三代藤三郎、梅吉は明治14年(1881)沼津中学に入学した。毎日2里(8km)の道を長泉から歩いて通った。
 米山という人は生涯人のために尽くすことを信条として実行した人である。自分がして貰いたくないことを人にしてはいけないと常に言っていた。米山の歌に
    『その中を富める貧しきへだてつつ 流るる水の浅かれとこそ』

というのがある。この歌は銀行家というより思想家の考えである。晩年の春子未亡人は「主人はお金を使うことが下手な人でした。」と度々言ったそうである。
 世は大正に変わった。大三井の常務としてその頃の米山は日本経済界の代表者の一人と見倣されていた。
 この人生黄金時代に米山は「新隠居論」という文章を書いた。 47歳の働き盛りにである。(52歳でロータリークラブ創設)
根底には米山の奉仕論かあるのだが、西洋の形式に学べというのである。西洋の隠居は隠退することでなく、隠居して為すべき仕事を見つけだす。隠居した人は今迄職務に忙しくて出来なかったことをみつけ、何か社会公衆の為に奉仕するところがなくては人間としての義務を果たしたとは言えないと言う。つまり、人間事業に一応成功して目途がついたら後進に道を譲って報恩、社会奉仕の方法をさがしなさい、という論法である。納得は出来るが実践するとなると口で言うようにはいかない。しかし、米山は人生後半に果敢にこれを実行した。晩年であるが、三井報恩会の大仕事、大正9年(1920)の日本のロータリークラブの創立、青山学院をめぐる小学校建設、郷里長泉村への寄附などが主である。

<学術研究、実験助成>
 全国の大学、研究団体助成も多くのその記録が残っている。米山の偉かったことは単に金を出しただけで終らず、必ず自ら現地に赴いたことである。その際には必ず自弁で土産物を携えたという。いかに援助とはいえ当時のこと、労働運動が各地で芽生え資本主義と対立していた中での、財閥三井家の援助である。しかし、この間米山の姿勢は一貫して施しの姿勢は全くなく、金はお出しするから皆さん頑張れと励まし続けたとのことである。大変ねばり強く、地方の実情、ニーズに良く対応し、愛と奉仕の精神に裏付けられた行動と言うことが出来よう。